浄霊を取り次ぐにあたって

□急所の重要性について
○『どんな事でもその急所をやることです。それから急所がみつからない時に、、あせってやってはいけません。それはまだ時期が来ないとか、いろいろな事情があるのです。ですから不断心掛けていれば、時期が来さえすれば急所はみつかるものです、ですから病気でも、どうも熱が冷めないという時に、ちょっと急所に来ると冷めることがあります。これはあなた方でも経験する事があるでしょうが、急所を発見するということが、人間人生の最大条件です。』 
○『人間は急所の発見ができるような頭を作る事です。信仰もその修行です。救世教というものは○ですから、今まではみんなこれを分からなかったのを、これを分かりこれを 主にして救うという事が根本なのですから、そういった頭で物事をみたり、いろいろ遣ったりすると素晴らしいものです。これはなかなか難しいですが、せめて急所に近い所が直ぐ分かるようになれば結構です。』
○『喘息の原因は、第一は横隔膜下部の毒血である。第二は脊柱、両側腎臓部、腹膜、肩、頸の廻り、頭脳等である。浄霊の場合触ると熱い個所を浄霊すれば、原因である毒素は痰になって排泄され、漸次減滅して治癒する。』
『一番肝腎な事は、急所を見つけてやる。一番痛むなり──苦痛ですね。これは一、二、三、四、と急所がありますから、一の急所を発見してやる。それから二の急所をやる。こういうふうに、順序よくやると旨くいきます。それを一をやらずに二、三をやるから、馬鹿に苦しくなる。』
○『これは結構ではないですか。順調にいっています。この人は毒が沢山あるのです。毒 血がうんとあるのだから、色々なところから色々な形で出ていって、結局治ります。気 長にやって居れば良いです。浄霊の急所は腫れている所とか痛いとか熱があるとか、それは症状で分かりますから、それで良いです。』

□浄霊の力を抜くこと
○『これは誰が浄霊しているのですかね。腎臓の処に固まりがあるんですね。───だが、 未だ相当にありますよ。食欲減退というのは、熱の為もありますね。お腹に固まりがあるんですね。幾らか霊力が足りないな。こういうのは、どんどん溶けていくものですがね。───(中略)もっと頻繁にやらなければならない。これを続けていれば命がなくなります。もっと下痢しなければ駄目です。』 (浄霊法講座⑧) 
○『これは浄霊する人の霊力如何です。霊力が強ければ直き治っちゃう。霊力が弱いと言 うのは、力を入れるからで、全然力を入れなければ非常に強くなる。そうなればどんどん溶ける。 (浄霊法講座⑧P 50)
○『もう治らなければならないがおかしいね。──で、浄霊に力が入るんじゃないかな。 注意したでしょうね。背中をやっているんですね。これは無論背中ですよ。───未だ併し、力が入るんだ。さもなければ治らなければならない。もっと力を抜くように言いなさい。そうして、背中にあるから、そこをやる。そうして、力を入れなくて、向こうに通るようにね。これは難しいんですよ。力をいれなくて、それで向こうに通すんですからね。』
○『それで一番肝心な事は、ウンと固ければ固い程力を入れてはいけません。ところが、 固いと固い程溶かそうとするのに力を入れてしまうのです。だから溶けないのです。これは溶けないなと思う時は必ず力が入っているのです。だから力は、ほんのあるかなしかくらいで、入っているかいないか分からないくらいにフワフワとやるのです。そうして想念だけは強くとおす気持ちですればよいのです』
○『誰が浄霊しているんですかね。見当違いだね。これは無論薬毒ですよ。こういう人は、 頸部淋巴腺から熱が出ますからね。頸部がどちらかに腫れてますから、これを良くやって、その次は延髄のどっちかが腫れてますから、それをやって、それで熱は減りますがね。若し減らなかったら、浄霊に力が入るんだ。力を抜いて、そこをやれば、熱は段々減って、それで治っていきます。大したものじゃないですね。肋間、背部、腰──これは、そこをやれば割合に簡単に治っていきます。』

□霊的ではない、薬毒であること。
○『これは霊的ではありません。負傷した時に入れた薬毒です。背中特に肝臓の上の方を浄霊するとよい。薬毒は三十年以上もあります。薬毒が多いと霊もかかります。私が言うのは微温的にかいてあるのだから、これを徹底的に知ればよいのです。人類から薬毒を抜けばすっかり元気になるのです。本当のことを言えば大変なことになりますから、覚ることです。』
○『霊的というのは滅多にないです。それから霊が憑るということは、そこに曇りがあるので、曇りがないと憑れない。曇りというのは薬の毒です。──病気はなんでも薬だと思えば間違いない。何でも霊的だ、霊的だというのは、そんなに思わないようにした方が良いです。』

□御神書を出来るだけ読むこと。
○『全治迄には余程の年数がかかるから、その積もりで神様によくお願いし、御神書を出来るだけ読んで、信仰を深くすることである。』
○『それから、医者を勧められていますが、いけないと言えば、医療妨害になるから、いけないと言えないが、御神書を読ませるのです。特に病気の所を。そうして、本人に心から分からせるのです。』
○『中教師か──どのように御浄霊なんて、今このような事を聞くようじゃ仕様がない。背中に毒が固まっている。特に肩の所。何時も言う通り、お腹が痛いとき、どうしてもここ(お腹)をやるが、そうではない。背中が楽屋になっている。前の方は舞台になっ ている。これは背中をやれば治ります。これは薬毒ですからね。』
【毒素の集溜箇所と排泄の順序】 

□肩と腎臓
○『それで肩の毒というのは大体は腎臓です。薬毒とかいろいろな物を人間の体に入れると、その毒が一旦腎臓に行って、腎臓で処理されるのです。というのは腎臓で小便によって外に出すという働きになるのです。そこで腎臓で処理されない分、それは薬毒とかそういった不自然な物は腎臓に行っても処理されないので余るのです。その余ったものがだんだん肩に来るのです。人間は肩が凝りますがそれは腕を使わないから肩に来るのです。足は凝りませんが、これは始終歩いているからです。じっとして手を使うとか、そういうために肩に来るのです。ところが手を始終動かしているとそうでもないが、人間は足だけしか使わないから、肩に来るのです。』

□腎臓から肩、頸へ 
○『ですから肩が第一、それから頸です。大体この淋巴腺とか耳下腺の毒は、肩の毒が行くのです。薬毒が体の中に入ると、薬毒というものは一番最初は腎臓に行くのです。腎臓が薬毒を無くする働きをするのです。それで腎臓はある程度までで、腎臓で固まるか固まらないうちにみんな頭を使いますから頭に上がって行くのです。頭に上がって来る と肩に集まるのです。これは手を使ったり、根をつめたりすると、肩が凝ると言います。それが涙になったり痰になったりして出ようとして、これが頸の方までいくわけです。それで頸がこるというわけです。ですからとにかく肩です。』

□後頭部は背中から
○『頭を天日で照らすために後頭部に毒素が集中するわけです。その毒素というのは背中の毒が多いです。人間は背中の方がずっと毒が多いのです。何故背中に毒が多いかというと、人間はうつぶせに寝る人はないので仰向きに寝るから背中に溜るのです。それで背中一面から肩にある毒素が、頭を照らされるので、上って来るのです。それで人間の 体はうまく出来ているので、後頭部まで来ると外に出されることになっているのです。それで後頭部から頭脳を通過して目脂や洟になって出るのです。』

□肩と頭
○『あとは頭ですが、今は頭を非常に使わなくては生活ができません。昔の様にノンキな時代ではないから、どうしても頭を使います。それで頭を使うと、これに固まりがきます。これは大体は肩に溜まった物が、頭を使うので此処(後頭部)に来るのです。ですから肩を柔らかくするとこれも柔らかくなります。

□脳天への毒素の集溜
○結局上は肩を主にして、それから頸の周りです。それから頭は脳天の奥に毒がある人がおおいです。これは始終心配すると此処に行くのです。それから頭を使うと此処に寄ります。本に書いてあるとおり、記憶とか、本を読むとか学問をするとか、そういう考えるのは前頭部です。後頭部は感情です。処が心配をするのは感情と知性と両方使うから 脳天に来るのです。そこで此処の中心が重い人、苦しい人は沢山ありますが、それは此 処です。それから後頭部、延髄という順序でやって行けば何病気でも良くなります。

□後頭部・延髄への集溜
○『なにしろ今の人は薬を入れては頭を使うから、どうしても薬毒が後頭部に固まってし  まうのです。それで今は、精神病に限らず何処か工合が悪い人をみると、ほとんど十人が九人までこれです。必ず延髄の右か左のどっちかが腫れて固くなっています。そうして微熱が出て気持ちがわるいのです。(中略)ところがこれがなかなか頑固ですから簡  単にはゆかないのです。余程根気が要ります。』
 『まず第一に後頭部を見る事と、第二は淋巴腺です。それで淋巴腺を浄霊するのは横から浄霊するのです。又、場合によっては、指を二、三本当てがって、力を抜いてやると良く溶けます。』

□頭の熱の見方と浄霊のあり方
○『それからその次には前頭部をみると、大抵な人は必ず熱があります。それで此処に熱がある時は額の中に浄化が起こっているのです。要するに中に毒があるのです。そういうのは暖かさが非常に強いのです。それから淋巴腺の熱が影響する熱もありますが、そういうのは淋巴腺をやれば額の熱は無くなります。それから額の中の熱は前頭部をやらなければ熱は冷めません。その区別は、ちょっとやって居れば分かります。それからこめかみに熱がある事がありますが、これは横からやればなおります。それから脳天に浄化が起こって熱のある人があります。まずこれだけやれば、体の病気でも大抵なものはずっとよくなります。』

□淋巴の機能と毒素との関係
○『心臓と肝臓と言う様な関係とは違いますがね。つまり頭脳とか特に使うから神経が集中するでしょう。淋巴腺と言うのは、毒素の集まり場所なんです。つまりハキ溜めなんです。風邪を引くと熱が出るでしょう。横から前の方は痰になって出る。と言って、ここから直ぐ出るんじゃないですよ。一旦肺に行って、それから痰になって出るんです。つまり、毒素が一時的溜まる機関ですね。それから──出て了えば良いですがここに出ない様に色んな事をして固めますね。それが瘰癧です。瘰癧と言うと、固く引っ込む様になりますね。あれは、人間が作ったんです。だから、実に風邪と言うのは結構なものなんです。風邪を引くと熱が出て、痰や涙が出るでしょう。そうすると、人間は何時も健康で居られるんです。それを、固めるから、しつこくて──肺の中に固める──それで結核を作っているんですね。』

□腎臓から下腹部への集溜
○『それからお腹のはる人は、無論腎臓です。それからもう一つはお腹のはる人は小便の  出が悪いのですから、臍の下から下腹の中心をやればよいです。みんな此処に両方から 尿毒が寄って来ますから、そこの中心をやればお腹はずっと軽くなります。むしろ下の方がよいです。恥骨といって毛の生えている所の辺がよいです。そうすると膀胱の毒がとれてゆきます。それから足のあがきの悪い人は腿の外側を押せば固いですから其処をやるのです。』

□腎臓と腰と足の関係
○『人によると腰に溜まる場合があります。これは腎臓ですが、最初腎臓に集まって、腎臓が薬毒を処理するところです。ところが僅かしか出ないで、それが肩に行って固まるのです。それで肩に行って固まる時と、それが腰に行って固まる時があります。それはその人の職業によるので、手を使ったり根をつめたりすると肩に固まるのです。それから農業をする人は非常に腰を屈折したり、坐る仕事でもこしに力を入れる人は腰に集まります。そうして腰にあつまったものが少しずつ溶けて足に流れてゆき、そこで足が悪くなるというわけです。脚気というのはそういう訳です。それからよく足が吊るとかしびれるとか怠いとかガクガクするとか、凡て足に関係したのは、一旦腰に集まったものが足に流れて行くのです。ですから足に関係したのは、まず腰の中心、尾底骨を狙って背面から浄霊するのです。そうすると足をやらなくても足がずっと軽くなります。』
○『下半身は、腰の悪い人は足が悪いのです。よく、くたびれ易いとか、足が怠いとかです。それから腰が悪いと息が切れます。じっとしていると切れないが、歩いたり坂などを上がると息が切れますが、それは腰です。即ち腰が悪いと心臓の毒結が此処に固まるのです。それで足の悪い人は、尾骨をやれば必ずよくなります。尾骨を中心にやって、 それから腎臓ですが、そういう人は腎臓の下部の方が多いのです。』
○『下半身は何といっても腰の真中で其処をやると足がとても軽くなります。又息切れもとてもよくなります。これは私自身の経験がありますが、前には坂を上がったりすると、大分息が切れるのです。原因は肋間などはそれほど関係はないようだから、これはおかしいと自分で、今言う腰の尾骨の附近を浄霊したところが、足が非常に軽くなって息が切れなくなったのです。ですから今でも、箱根の山は坂が沢山ありますが、上がるのに私はとても速いのです。』

□胃から背中
○『飲み薬を飲んで仰向くでしょう。それで、胃に固まるのでなく、背中です。胃に固まることはないですよ。只、胃の底に固まる事がありますがね。何処に固まるかと言うと、 胃からしみ込みますからね。寝ているから背中の方に押していって固まる。背中の方は、 胃のようでないから、固まりっぱなしになる。或る程度固まると、浄化が起こって、胃 に戻っていくから、戻ったのは大変な毒になる。それが、ここ(胃)に固まるんだ。固 まると、不思議なもので、出ないですよ。背中から来ると、そっくり固まっちゃう。早 いです。その固まりが、人によって、下の方に固まったり、臍の方に固まったりする。』

□胃から胃の周辺
○『それで頭を使ったりいろんな道具を使いますから、頸や頭に来るのです。それでこの辺の浄化によって溶けて下に下がるといろんな病気になるのですけれども他の肝臓とか膵臓とか腸の病というものは又違います。それは一旦胃に入った物が腎臓に行かないうちに、その辺に浸透して行って固まるわけです。』

□頭から肺へ・股、お腹から腎臓へ
○『それから頭を溶かしますが、これが痰になるのは早いもので、間髪を容れずに肺に入って出ます。それから股とかお腹をやると、すぐ溶けて腎臓に行きますが、この速さは 一秒の何分の一という速さです。その場合には管とか筋とかは通らないのです。一ぺん にパッと来るのです。これは霊的に来るのです。そうしてそれが物質に変化するのですから、実に神秘なものです。』

□子宮筋腫・卵巣膿腫・子宮内膜炎・実質炎について
○よく子宮内膜炎とか実質炎とか子宮筋腫、卵巣膿腫というものの毒は何処から出るかというと頭からです。それで女は頭の毒が腰に行って、腰から前の方に行くのです。
男の多くそれが痔になるのです。ですから痔は男の方が多いのです。男の痔もみんなこれですから、痔をなおすには頭をやればよいのです。
それで一番肝腎なのは後頭部です。前頭部の毒も、後頭部から前頭部に行き、又前頭部が溶ける時も後頭部から下がってくるのです。
だから一番肝腎なのは、男でも女でも、此処から一旦腰に来ます。尾てい骨の付近ですから、その処を浄霊すると下半身の病気は大抵なおります。

□足の浄化とその毒素集溜箇所と排泄の順序
○『腰からずっと下がって足が悪くなるのです。その場合に鼠蹊腺、股から足の外側に毒が固まります。それから膝の裏に行きます。それからふくろはぎから足首に行くのです。それが急所ですから、足のあがきの悪いというのは、ももの外側がちょっと固いです、其処をやると一番よくなおります。』
○『よく足が吊るとか足の悪い人は、腰に溜まったものが両足の方に垂れて来るのです。それで薬によって、重い薬と軽い薬がありますが、軽い薬はももたぶとかももの外側です。よく歩き難い、転びやすいとかありますが、これは婦人には限りませんが、一切足のあがきの悪いという事はももの外側です。押すと固いです。大抵な人は固いですが、この固いというのは此処に毒が固まるのです。ですから此処を浄霊すると、ずっと工合がよくなります。それから、これから下に行って膝に行くわけですが、今度は膝の裏手に行くわけです。ですからももの外側と、その次は膝の裏で、それからふくろはぎから踵、足首です。それで毒のごく重いのは足の裏に溜まるのです。だから足の裏をつくと痛い、足の裏が痺れるという人が偶々ありますが、それは実は頭の毒が溶けて足の裏まで行くというわけなのですから、実に想像もつかないくらいです。』