3.耳

1) 中耳炎
 中耳炎は耳下腺および淋巴腺附近の毒結が高熱により溶解穿骨し、一旦中耳に入り、鼓膜を破って排泄されるそれらの痛みであるから、之等も二、三日そのままにしておけば順調に治癒されるのである。
               (文明の創造 「腎臓病とその他の疾患」)

浄霊の急所
 それから中耳炎をやった人で、聞こえが悪いというのは耳下腺です。これは中耳炎の筋ですから、こういう処に固まりが残ってますから、それを溶かせばよいのです。
                        (浄霊法講座2 p27)
 淋巴腺(上記に同じ)

2) 耳鳴り
 耳鳴りは医学上原因不明で、治療の方法は無とされているが、本療法では耳鳴りの殆どは治癒するのである。そうして、原因としては、内耳又は内耳に近い頭脳部、こめかみ部及び延髄部耳下腺等に毒素溜結し、それが緩慢な浄化作用によって溶解する。その音響が響くのである。そうして耳下腺部に於ける毒素溜結が最も多く、殊に面白いのは延髄の原因も多いので、一見、耳に関係のないと思う局所であるが、そこを治療するに於て能く治癒するもので、患者も施術者も意外に思う事がある。然し乍ら、耳鳴りは放任しておけば大抵は治癒するものであるが、甚だ長年月がかかるので、患者は煩悶し迷って種々の療法を試みるが殆ど効果はないようである。
                       (明日の医術 耳鼻疾患)

浄霊の急所
 耳なりというのは多いですが、耳なりは此処に(延髄、頸筋)必ず固まりがあります。
                        (浄霊法講座2 p27)
 耳下腺(上記に同じ)

3) 耳垂
 次に耳垂は、浄化作用による淋巴腺部の毒素が、耳下腺を通じて排泄せらるるのであるから、放任しておけば自然に出るだけ出て、必ず全治するものである。然るに医療は、薬液にて洗浄するが、実に誤れるも甚しいので排除されるべき毒液が外耳に滞留した場合、それは洗浄してもしなくても同じ事である。丁度歯糞を掃除しても食事をすれば直ぐに元通りになると同じ様なものである。然し、唯だ洗浄だけならいいが、その薬液が粘膜から浸潤して毒液に変化し、排泄されるのである。即ち排泄した毒素を洗いながら新しく毒素の原料を追加するという訳であるから毎日洗浄に病院へ通い、三年も五年も経っても治らないという患者がよくあるが、それは右の理によるからである。そういう患者に対し、医療を停止させ、放任させるに於て、数カ月にして自然に治癒した例を、私は度々経験したのである。
                       (明日の医術 耳鼻疾患)

浄霊の急所
 淋巴腺、耳下腺(上記に同じ)

4) 聾耳
 次に聾耳は、先天的と後天的とあり、又、病的と霊的との区別がある。霊的の方は後に説く事とするが、病的だけを説いてみよう。之は然毒が耳下腺から内耳へかけ、聴感神経部に固結して、その神経機能を抑圧し、無力にするので、これは非常に治り難いのである。然し、固結の強弱と、固結部の位置によって治り易いのと治り難いとの差別がある。ここに注意すべきは、医療に於ては鴎氏管通風をよく行うが、これは非常に危険である。此方法で軽微の聾耳が全聾になった例を、稀にみるのである。そうして之は、如何に治療しても些かの効果もなかったのである。
                       (明日の医術 耳鼻疾患)
浄霊の急所
 耳下腺、内耳(上記に同じ)