1) 蓄膿症、肥厚性鼻炎、鼻茸、無嗅覚
次に、鼻の病気としては蓄膿症、肥厚性鼻炎、鼻茸、無嗅覚等あるが、原因は何れも同一であって、鼻の両側に溜結した毒素及び後頭部特に延髄附近に溜結した毒素及び前頭部より前額部にかけて溜結せる毒素が、浄化作用によって鼻孔から鼻汁となって排泄せらるるのである。即ち、蓄膿症は、鼻の両側の皮下に於ける毒素の溜結が原因であって、これは指頭で圧すれば痛みがあり、この痛みの強弱によって、重軽の差が判るのである。これを放任しておけば、この毒素は溶解鼻汁となって出て治癒するのであるが、医療は薬液で洗浄するから、耳垂の際の洗浄と同じく薬毒が浸潤、追増することになり、慢性になるのである。又、肥厚性鼻炎は鼻汁に含まれている毒素が粘膜を刺激するので加答児を起こし、微熱を生じ、小腫物、痛み、痒み、渇き等の症状をおこすのであるが、これ等も気長に自然療法によれば治癒するのである。次に鼻茸は、私は医者でないから、手術をしたことがないのでよく判らないが、膿の固結したものではないかと思う。とにかく私の治療によって鼻茸が発生しなくなるにみても、そうであると想うのである。そうして蓄膿でも鼻茸でも手術をするが手術によって一旦治癒したようでも、遅きは二三年、速きは半年位で再発するので、此事実は真の治療ではなく一時的効果に過ぎない事が判るのである。特に蓄膿症に於ては、鼻側に集溜する毒素を手術によって排除するが一時排除しても再び集溜するのである。故に完全に治癒させるには、集溜すべき毒素発生の根源をつかなければならないが、医学ではそれが不可能の為、末梢的方法をとるの止むを得ない訳であろう。次に無嗅覚の原因は、鼻の先端に毒素溜結し、それが嗅覚神経への刺激を遮断する為と後頭部下辺の凹処に毒素溜結の場合とある。そうして後者に於ては麻酔剤使用の結果又は瓦斯中毒等によって鼻孔から吸収したその毒素が、右の局所に溜結する為による事も稀にはある。そうして前者は非常に治り易く多くは二三回の治療で大抵は治癒するが、後者の場合は、相当日数を要するのである。
(明日の医術、「耳鼻疾患」)
浄霊の急所
鼻の悪い人の急所
それから鼻の悪い人は後頭部から一帯にずっと下まで毒の固まりがあります。丁度鼻の裏になるわけです。だからそこを浄霊すればいいのです。
(御教え集21 p6)
蓄膿症と無嗅覚の浄霊の急所
普通蓄膿症は鼻柱の両側に毒が溜まる。そしてこの膿は延髄部の膿で、それが鼻から出るべく集溜するのであるから、延髄部を浄霊すると鼻が通り治る。無嗅覚も延髄を浄霊すると治る。
(浄霊法講座10 p83)