1) 近視、乱視
前述の如く萎縮腎の為、頭部に向かって進行する毒素は、延髄附近にも固結するので、眼球に送血する血管が圧迫され、眼は貧血を発す事になる。つまり眼の栄養不足で、其為視力が弱り、遠方迄見得る力が足りない。之が近視眼の原因である。何よりも右の固結を溶解するに従って、近視眼は全治するに見て明らかである。乱視も同様の原因であるが、只乱視の方は、浄化の為人により固結状態が絶えず動揺し、血管を不規則に圧迫する為、視力も動揺するからである。
(文明の創造 「腎臓病とその他の疾患」)
浄霊の急所
眼の患者の首筋を検するに、必ず毒結があるからよく判るのである。私は右の毒結の溶解治療を施すに於て、鼻汁となり、排泄解消されて、何れも全治したのである。右の理に由って、鼻汁を多く垂らす児童は近眼にはならないのである。即ち、ハナミズを垂らす位の児童は健康で、浄化作用が旺盛である。然るに、近頃の児童はハナ垂シ小僧はあまり見受けなくなった。それは、薬毒等によって虚弱になった為で亦止むを得ないのである。昔から涎を垂らす赤児及びハナを垂らす児童は、健康であるといわれたのはそういう訳である。
(明日の医術 眼病)
それから、ついでに話ますが、目が悪いのは、左と右の延髄の真ん中の後頭部の所ですから、目の悪い人はそこを中心にやればいいです。これは実にはっきりしてます。目の急所は後頭部のちょっと下の所に必ず固まりがあります。そういう人は目が悪いのです。近眼もそうです。それから右の目の場合は左に固まりがあります。これは交換神経が頭を中心に交叉してますから、逆になるわけです。 (御教え集21 p6)
近眼、トラホームという目の病気は、後頭部に必ず固まりがありますから、これを溶かせば盲目でも必ず見えるようになります。ここに固まっているのはやっぱり肩から来ます。ここに固まりがあって、こういうように肩から来ます。そういうように固まっている人で、目の見えない人は随分あります。そういう人はまず目の後、と言ったところで中心がありますから、その交錯した中心の固まりをとれば必ず見えて来ます。ただそれを溶かすには相当かかります。これは出来るだけ力を抜いて中心を狙ってやると、幾分ずつ溶けて来るから見えて来ます。だから盲目を治すのも別に難しいことはありません。
(御教え集24 p49)
2) トラホーム、瀘胞性結膜炎
茲で、眼疾に就いての医学の誤謬を説いてみよう。最も多いとされているトラホーム及び瀘胞性結膜炎を採り上げてみよう。之は人知る如く眼球に異常はなく、眼瞼の裏に発疹が出来るので、トラホームは上瞼、瀘胞性結膜炎は下瞼が主である。医学に於てはトラホームは伝染すると言われているが、之は研究の余地は充分あると思うのである。又、医療に於ては手術が良いとされている。然し、手術は一時軽快しても根治する事は少なく、一二年後には、大抵再発するものである。よって再度の手術をする。復おこる。復再発するという具合で、漸次軽快期間が短縮され、症状も悪性化し、恰度、手術中毒ともいうべき症状になるのである。そうして右の如き悪性になると、激痛、不快感等堪え難く、眼を開けば非常に眩しく、常に眼を閉じるのやむを得ない状態で、眼球は紅潮を呈し、絶えず涙や膿汁が流れ出て、実に見るに堪えない醜さである。之等甚だしき痛苦は、全く手術と薬毒の結果である事はいう迄もない。トラホームの原因としては、一種の毒素が眼瞼裏から排除されようとして発疹するのであるから、勿論浄化作用であり、気長に放任しておけば治癒するのである。従而、伝染という事は、有てる毒素を誘発、排除させるのであるから、実は可い訳である。瀘胞性結膜炎は、自然に治癒するものであるから、問題にする必要はないであろう。
(明日の医術 眼病)
浄霊の急所
近視、乱視の浄霊の急所に同じ
3) 目星
次に目星も多い眼疾である。之等も毒素が眼球へ集溜、瞳孔表面に固結するのであるが、放任しておけば大抵は治癒するのである。然し此際、點眼薬を施すに於て、固結はより硬度になるから、非常に治り難く成るのである。私が治療の経験によると、全然、點眼をしない患者は二三回にて容易に治癒するが、點眼をした患者程、治癒は困難になり、長引くのである。
(明日の医術 眼病)
浄霊の急所
近視、乱視の浄霊の急所に同じ
4) 結膜炎
次に、多い症状として結膜炎がある。之は眼瞼縁炎復は血眼などと称し、眼球が非常に紅潮を呈し、目脂、涙等が溢れ出るのであって原因は前頭部に滞留する毒素が浄化作用によって、眼球部から排除されようとするのである。故に、放任しておけば順調に治癒するので、治癒後は、頭脳の毒素が軽減するから頭痛などは軽快するのである。右の理を知らない世人は、點眼薬又は硼酸洗浄等によって浄化作用の抑止をするので、治癒は後れるのみならず、薬毒の浸潤によって、反って増悪し視力障害さえ起こすという例も少なくないのである。
(明日の医術 眼病)
浄霊の急所
近視、乱視の浄霊の急所に同じ
5) 底翳、白内障、緑内障、黒内障
又底翳は眼底に毒素が溜結し、視神経を遮断するから見えないのである。白内障、緑内障は、眼球そのものに毒素が固結するので、之も放置しておけば自然に溶解し全治するが、医療は点眼薬や眼球注射等を行うから、此薬毒の為毒素は固まって了い、治るべき眼病も治らない結果になるのである。そうして凡ての眼病は、頭脳に集溜した毒素が、出口を求めて眼球から排泄されようとし、一旦眼球に集中し、再び溶けて膿、目脂、涙等となって出るのであるから、放任しておけば長くはかかるが必ず治るものである。
(文明の創造 「腎臓病とその他の疾患」)
白底翳、青底翳、黒底翳の三種があって、黒底翳が最も悪性とされている。即ち白底翳は白色の膿であり、青底翳は青色の膿で、白よりも悪性である。黒底翳は毒血である。発病後何等の療法も受けず直ちに本療法を施せば、大抵は治癒するのである。
(明日の医術 「眼病」)
浄霊の急所
御浄霊は前からでなしに後から眼を狙ってやることが大切です。そして眼ヤニや涙が出だしたらしめたもんですよ。それから眼の上が肝腎ですね。毒素は眼の後、延髄の所から前に来て眉毛の上に出て、それから眼に下るんですからね。眼の上は肝腎です。やってみて眼の上が触って熱くなればしめたもんです。
(浄霊法講座10 p19)
白内障の急所
頸筋のここ(延髄から頸部淋巴腺にかけて)に固まりがあるんです。それが溶けて頭へ来て、これ(前頭部)から眼に下るんですよ。白内障ですね。白内障ってのは、黒眼に膿が溜まるんです。その元はこっち(延髄附近)ですからね。この辺をよく浄霊するといいんです。治らないことはないけれど割と長くかかりますね。少しでも涙や目脂が出れば、それだけずつ減って行くんですからね。まあ気長にやるんですね。
(浄霊法講座10 p20)
緑内障の急所
眼の裏に溜まる毒を溶かして溜まらないようにすれば良いんです。やっぱり後頭部──眼の裏ですね。そこをやって───毒と言うのは、後の方から頸筋を通って前頭部から下って来るんです(頭の上を通り)どこに一番毒があるかと言うと、一番熱い所があるからそこを多くやる。眼と言うのは、前から奥の方を狙ってやるんですね。結構ですよ。気長にやれば、きっと治りますよ。
(浄霊法講座10 p24)
6) その他の眼の病気
① 眼球注射の副作用
「眼球注射」というのは悪いんですよ。目の玉に直接入れるのは悪いんです からね。眼球注射と言うものは、段々目ヤニになって出ますからね。その代わ り何年か経って出るんですがね。
(御教え集6 p64)
② 眼の周りに隈が出来る病気
三十九歳の婦人で御座いますが、春から夏にかけて両眼の廻りが黒くなりま すが、どういう訳で御座いましょうか。
浄霊の急所
よくありますよ。それは毒血があるんです。
「御浄霊はどこを───」
やっぱりそこの所をやれば良い
「目の廻りと延髄で───」
それは黒い所だけで良いのです。それだけの毒血がそこに寄って来るんです。 (浄霊法講座10 p55)