二、第二部

 1、産前・産後に注意すべき事項
                 (御垂示録四号 六七頁)
(御 伺)
 教師の者が出産した場合に、御神業はどの位してから、させて戴けますので御座いましょうか。
(御垂示)
 そうですね。これは知って置かなければいけないですね。本当は七十五日ですが、その人によっては三十五日過ぎれば良いです。その前はやらない方が良いですね。お産前はその日迄良いです。こう(浄霊)やりますと、古血のある間は、これ(浄霊をする腕)に来ますからね。神経を使いますからね。大体三十五日したら出来るという事になってますからね。
(御 伺)
 こちらにお参りさせて戴くという場合には──
(御垂示)
 そうですね。三週間ですね。それも──悪露(おろ)が余り出る場合はいけないですね。大体綺麗になって、少し出るか、偶に出る位で、相当綺麗になってからで、それ迄は止した方が良い。
 
                        (御教え)
(御 伺)
 産前、産後に就いて注意すべき事を御伺い申し上げます。
(御垂示)
 産前は余り注意すべき事はありませんね。上に手を上げると流産する事がありますが、これは昔から言われていますね。それから、転ぶと胞(えな)が首に巻くって言いますが、お腹が大きくなると重心がとれなくなって転ぶんですね。ただ一寸転ぶだけならいいけど、梯子段から落っこちたりするのはいけませんね。それから仕事は普通にやっていればいいですよ。余り大事にしすぎないようにして産月まで働く事ですね。お百姓の人なんか産むまで働いてますね。その方がお産が軽くて済むんですよ。
 産後は大いに注意すべきですね。産後古血が出切らぬはうちは余り動いちゃいけません。最近は産後氷で冷す事をしますが、こんな事も間違いです。産後の出血は決して止めてはいけないんです。そうして産後、殊に一週間位は何かするとそこへ古血が寄りますからね、歩くと足や腰へ寄るし、眼を使えば眼が悪くなるし、産後眼を悪くしたのは一生治らないってよく言いますね。それからいろいろと心配すると頭へ古血が集まるんです。産後に精神病になり易いのはその為ですね。だから、出血し切る迄は安静にして、それ以後は出血を見ながら動いたらいいんです。まあ、一週間位の間は便所に行く位にして、三週間位までは体をかばいながら動いて、大体三週間で出血は止まりますからね。そういうふうに出血と運動と睨み合わせてすればいいんです。出血が止んだら大体普通の通りにし、七十五日経ったら完全に本式にしたらいいんです。一寸妙な話ですが、夫婦生活も三十五日間はいけませんよ。恢復が送れますからね。三十五日過ぎたらまあ加減しいしいしたらいいでしょう。(笑声)
(御 伺)
 七十五日以後は差支えないでしょうか。
(御垂示)
 ええ、七十五日経ったら普通でいいですね。
(御 伺)
 食物は如何でしょうか。
(御垂示)
 食物は何んでもいいですよ。
(御 伺)
 入浴は如何でしょうか。
(御垂示)
 入浴も出血の工合で入ればいいんです。普通は入浴すると出血するんで怖がりますが、今言ったように本当は出血していいんです。けれども、まあ三週間位経ってからボツボツ入浴したらいいでしょうね。
(御 伺)
 梅干や砂糖はいけないと申しますが。
(御垂示)
 そんな事ありませんよ。けれど沢山食べちゃ食慾がなくなりますがね。やはり軽いものがいいですね。しつっこいのはもたれますから。それから白粥に梅干がいいってよく言いますけれどこれはよくありません。

                        (御教え)
(御 伺)
 私は十三年前、産後の工合が悪く血の道となり、昨年一月より御浄霊を戴き大分宜しゅう御座いますが、血の道は不治の難症とされて居りますので、全快するものかどうか御伺い申し上げます。
(御垂示)
 必ず治りますよ。血の道って言っても、症状はいろいろありますがね。要するに子供を産んで、血が全部出切らないうちに体を使ったり、頭を使ったりするんで、血が使う所に寄るんです。腰を使えば腰に固まるし、眼を使えば眼が悪くなるしね。よく産後に精神病になるっていうのは、その血が心配事や何かの為に、頭に寄るからなんです。そうしてこの血は普通ではなかなか外へ出にくいんで、それで不治だって言うんですよ。これは知っておいていいですね。子を産んだ後は一週間は寝たっきり、一週間すんだらそろそろ起き出して、二十一日間は余り体を使わぬ事、それから三十五日位から大体普通に動くようにして、本当は七十五日経ってから常態に戻るのがいいんです。産後に無理して体を使うと、それが病気を起すもとになりますから、これは大いに気をつけなくちゃいけません。

 2、臍の緒の取れ方の遅速に関して
                        (御教え)
(御 伺)
 出産時、生まれた子供の「臍の緒」が取れます場合、早く取れる子供は生後健康で、遅く取れる子供は虚弱と昔からよく言われますが、何か関係があるので御座いましょうか、御伺い申し上げます。
(御垂示)
 離れるのが本当で、離れ難いのは弱いから離れないのです。勿論この通りです。

 3、産後の子宮の収縮に就いて
                 (御垂示録三号 二七頁)
(御 伺)
 今日の御伺いにありました淋巴腺を切った者ですが、お産の時、新しい産婆さんは腹部を冷やすと言うので御座いますが。
(御垂示)
 その時子宮を収縮させて仰向けにしているから、それが腰に垂れて来るという事がありますね。収縮が遅い方が良いですね。早いと血が残っている儘収縮するからね。馬鹿なものですよ。子宮の、その方は直き治ります──溶ければね。何時迄もあると言うのは、こっち(淋巴腺)の方ですね。

 4、産後に留意すべき事項に関して
                 (御教え集五号 三四頁)
(御 伺)
 私の娘(三十歳)本年無事二度目のお産を致しましたが、四日目に自分で便所に行こうとして二、三歩歩きかけました時、急に眩暈を感じ、足に力が入らず、気が遠くなりかけ、その儘床に就きました。御浄霊を一週間戴きましたが、はかばかしく御座いません。私一人の入信の為、家族は反対で、病院に一週間通い電気及び注射等を致し、反って悪化致しましたので、家で灸及び漢方薬等を致しましたが、同じ状態で御座います。九月より再び御浄霊を戴くようになりましたが、変化御座いません。頭部中央、後頭部が痛み、見た処は元気ですが、力が入りません。月経も産後五カ月目よりありましたが、不順で御座います。月経前三、四日は特に頭痛激しく起きている事が出来ません。対談や大声や物のキシム音等は大変堪えられません。食事は普通で御座います。御浄霊の個所を御垂示の程御願い申し上げます。
(御垂示)
 便所に行こうとして──これはいかんな。産後は絶対にこう言う軽はずみをしてはいけませんね。一週間は寝たっきりで、一週間経ってから坐る位で、二週間経ってから歩くと、それで何んともないんです。これは早く歩きすぎたんです。これは脳貧血ですよ。月経は五カ月目より──早過ぎたな。大声──これは脳貧血の特徴ですね。これは別に大した事はない。やっぱり浄霊に力が入るんじゃないかな。非常に効きが悪いようですね。ここ(頸部淋巴腺)を大いにやらなければならないね。そんなもんですね。ここをやって御覧なさい。それで良いでしょう。

                 (御教え集七号 八三頁)
(御 伺)
 三十七歳の信者、昨年十二月四人目の出産を致し、御守護により安産でありましたのと、従来の習慣にて、その日より便所に通いました。翌日の御教えに産後の御注意を戴きましたので早速お伝え致しましたが、大して気にも止めない様子で御座いました。四日目に頭部に激痛を覚え、頭が割れるようで十日間続き軽くなりました。産後にも拘わらず腹部が膨張し、尿量も少なく、遂に全身に浮腫を生じ、血痰を激しく吐き呼吸困難を起こすようになりました。二回目の呼吸困難があり、御浄霊戴き楽になりましたが、全身的浮腫は取れません。三回目に及び、全身浮腫は以前より甚だしく、特に腹部はパンパンに膨れ下りました。三カ月に及びますが、変化が御座いませんのは御浄霊の急所が違っているので御座いましょうか。又霊的に関係が御座いましょうか。尚、姑が入信後亡夫(金光教と禅宗の両方を祀っております)の慰霊の為に金光教会にお参り致しても差支え御座いませんでしょうか。
(御垂示)
 これはいけないな。こんな習慣なんてありゃしないですよ。これはこの人の習慣ですよ。尤も人の道の信者はやりますが、これは嘘ですよ。こう言う事は以前から言ってありますがね。書いてありますがね。一週間は絶対便所に行ってはいけませんよ。頭が割れるよう──言う事を聞かないからだ。金光教会に──差支えありませんよ。亡夫は信者だったんだからね。或いは、未だ金光教に執着があるかも知れないからね。お参りしても良し、しなくても良し、任意で良いですがね。これは霊的じゃない。大して気に止めない──これは、その通りやらなかったんですか。
 「致して居りませんようで御座います。前三回が非常に楽なお産を致しております為に──」
 信者になった以上──じゃない、メシヤ教の浄霊で救って貰った以上──つまり私のやり方を言って、その通りやらなかったら救われっこないですね。だから、そのお詫びをするんです。頭に激痛──これは祖霊さんが戒告したんです。それでも気がつかないんで、お腹が膨張したりしたんです。それで治る訳ですがね。本人が心からお詫びしなければ駄目ですね。

                        (御教え)
(御 伺)
 妊娠の時は身体が丈夫ですが、産後悪くなり、頭が痛み、肩が凝り、食欲が減り、物を持つと直ぐにだるくなります。六人の子供があり、三人目の時に気がつきました。
(御垂示)
 おかしいな。訳があるんです。産後は普通のやり方ですか。
 「姑が言う通りにして二十一日間は──」
 妊娠中薬を飲んだりしませんか。
 「一寸それはわかりません。」
 それが肝腎ですね。よく、妊娠中に持薬なんて──薬を飲むと、産後悪いですよ。何か原因がありますよ。決して普通じゃないですよ聞いて御覧なさい。

 5、産後の出血、おりものに関連して
                        (御教え)
(御 伺)
 出産後出血甚だしく、四時間後に内膜掻爬を為し、それから病床に就いて医療を尽くしました。その後痔となり腰湯をしたり、高貴薬を飲んだりしましたが益々悪化し、耳鳴と頭痛が甚だしく、少し動いても血が下り、動く事が出来ません。この場合御浄霊はどのように致すべきでしょうか
(御垂示)
 一番は頭と頸の廻りと肩ですね。少し気長にやれば治りますよ。こんなになったのはみんな薬の為ですよ。

                (地上天国一五号 一一頁)
(御 伺)
 産後「おりもの」の絶えない婦人の子供(男二歳)二週間発熱と下痢の連続ですが、これは母乳と何か関係がありましょうか。
(御垂示)
 この人は毒が多いからである。おりものは結構で、出るだけ出れば治る。子供の下痢も浄化の為で大いに結構である。

                 (御教え集八号 二八頁)
(御 伺)
 三十二歳の婦人、三度目のお産後五日目より出血が止り、二週間目より家の用事をボツボツ致しておりました処、頭の工合が悪くなり、心臓の動悸激しく一晩腰が大変痛み、左半身の感覚が段々鈍り、脳血栓と言われ、以来メタボリン三十本、強心剤三十本うち、マッサージ二カ月致し、脊柱より水を一回取り、少し快方に向って参りましたが再発し入院、脳腺塞と言われ、その後左半身より全身不随となり、寝返りも出来なくなりました。御浄霊を戴くようになりまして三日目より、尿の回数四、五回が七、八回となり、少しずつ下り物が始まり、右腕関節と鼠蹊部及び足の関節が痛み、一回ひどく発汗致しました。頭を御浄霊致しますと堪らなく可笑しくなり、笑いたくなります。話が思うように出来ず、断片的で呂律が廻りません。
(御垂示)
 これは霊的と両方ですがね。産後五日目に出血が止ったという──これが因ですね。ですから古血が出きれないんですよ。何か──頭を使ったんじゃないかな。その為に古血が頭に行った、それが脳貧血症状になったんですね。それから、あとは注射だとか色んな薬ですね。けれども、これは気長にやれば治りますよ、古血が脳に行ったんだからね。案外早く治りましょう。何も心配は要りませんよ。

 6、流産による手術後の浄化に就いて
                 (御教え集二号 一八頁)
(御 伺)
 二十年前に流産をし、手術を受けてより、何時からかお腹に固まりが出来、目立つようになったのは五、六年前からで御座います。昭和二十三年七月にお守様を戴き、それよりずっと御浄霊を戴いております。依然としてお腹は小さくなりません。この頃では足が腫れております。何の因縁でしょうか、お伺い致します。
(御垂示)
 流産して手術をしたのが原因ですね。お腹に固まりが出来たと言うのは、消毒薬の固まりでしょう。出血ですね。それが固まったのと、両方でしょう。そう言うものだったら浄霊すれば出るんですが、何処か悪いんですね。何か肝腎なものを切ったんですね。そこで、排泄すべき働きが鈍ったんです。鈍ったんで、その固まりが、つまり溶け難くなって出ないんですね。固まりはそう言うものですからね。原理はそうです。これは後からやってやると良い。つまり尾てい骨ですね。その辺からやる。そうすると溶けます。急には良くならなくても幾分か良くなる。後からやると良い。前からばかりやっていては駄目です。

 7、母乳不足の原因
                        (御教え)
(御 伺)
 母乳の出方に就いて御伺い申し上げます。
(御垂示)
 これは知っていた方がいいですね。乳の出が悪いのは、胃が小さい時と、乳腺が圧迫されている時と両方あります。乳腺が圧迫されていれば凝っていて、押えると痛みますからすぐ分ります。十二本ですかね。乳腺は──。一番多いのは毒が胃を前後から圧迫している場合ですが、こうなると胃が小さくなって充分食べられないのです。赤ん坊があれば一人半分の食物が必要ですが、それが食べられない為乳も足りなくなるのです。御浄霊すれば楽に出ますよ。

 8、血脚気と、その母乳を与える事の可否
                 (御教え集三号 五八頁)
(御 伺)
 六十歳の婦人、三十四歳の時産後「血脚気」を病み、乳児は血脚気の母体の乳の為に死亡致し、当時より体が弱くなり現在迄医薬に頼っており、医者の診断では神経衰弱と言われたそうです。三十年近く、凡ゆる宗教を信仰し、多くの医者に診て貰いましたが、貴女には病気はない、神経だ。と言われて来ました。子供が死亡してより、腰から頭の方へ筋が吊るようになり、医療を受けているうちに、頭から腰の方へ身体全体の筋がゆるむような「づるづる」と何んとも言えない悪い感じが致し、そのうちに夜中寒くなったり、熱くなったり致し、気分が悪く、眼をつぶると奥の方に引きずり込まれるような気が致し、前頭部より何か塊りのようなものが心臓部に落ちるような感じがして、動悸激しく、又動くと動脈をねじられるように痛むそうです。最近御浄霊をさせて戴くようになり、半月程前より心臓部の動悸はなくなりましたが、前頭部から肩、腰の方に筋が「づるづる」とゆるむような感じがとてもひどく、頭が重いと言って居り、御浄霊は気持が良くなるのですが、夕刻より夜にかけてひどく、胃、腹部から横腹の方にかけても同じだそうです。これは如何なる訳でしょうか。又「づるづる」するのが止まりましょうか。尚御浄霊の重点個所を御教えの程御願い申し上げます。
(御垂示)
 「貴方には病気はない、神経だ」と言うのはよく医者の言う事ですが、神経だと言うのは、立派な神経の病気じゃないですかね。あれはおかしいですね。これは薬毒病ですよ。最初の血脚気と言うのは薬毒です。薬毒病ですからね。薬を飲まなければ、血脚気と言うのはないんです。薬毒が乳から出るからで、これを打擲らかして置けば良いが医者にかかったからですね。医療に頼ったからこうなったんです。凡ゆる宗教を信仰したのは別に害にはなりませんが、他の宗教では治す力はないですよ。寒くなるのは熱が出るのです。悪寒ですね。皆んな薬毒の為です。体が毒で目茶苦茶になっている。薬毒が無くなるにつれて良くあります。浄霊は苦しい所苦しい所をやると良い。苦しいのは薬毒が溶けるんですからね。皆んな作った病気ですね。気長にそう言うふうにやっていれば、段々良くなって来ます。
(御 伺)
 血脚気は、毒素が血に混入致しますのでしょうか。
(御垂示)
 そうです。毒だからね。
(御 伺)
 そう致しますと、子供に飲ませても宜しいのでしょうか。
(御垂示)
 構いません。青便とかになって出ますからね。子供が親の為に浄化してやっているみたいです。子供はそれでどうと言う事はない。それを止めようとするから母親に悪いのです。打擲らかして置けば何んでもない。

 9、余剰母乳の捨場に就いて
                        (御教え)
(御 伺)
 産後母乳が有り余ります場合、その母乳を人の踏む所とか、 「ながし」に捨てますと、乳が出なくなると申しまして人家の人の踏まない荒壁に吸い込ませる習慣のある所で、事実人の踏む所に捨てまして以後、乳が出なくなった人が御座いますが、そのような事があるもので御座いましょうか。若しありと致しますと、如何なる訳で御座いましょうか。
(御垂示)
 何処へ捨てても差支えありませんが、浄い所に捨てるとよい。出なくなったのは、いけないと聞いて居たその先入観念が働き、そういう事があります。

 10、子宮弛緩の原因
                        (御教え)
(御 伺)
 六十八歳の女、子宮がたるむので困って居りますが、御浄霊の方法を御教え願います。
(御垂示)
 これはね、子宮を吊っている筋がゆるむんですよ。下腹に毒があって筋を圧迫する為、筋を引張る事が出来ないんです。股の上から臍の両脇にかけて御浄霊するんですね。子供を沢山生んだ人に多い。若い人だったらすぐ治るけれど、この人は六十八ですからね。治り方は少し遅いかも知れません。こう言うのは、一名 「なす」って言いますね。先に田舎の若い細君でこんな症状だった人があって、妻としての役目を果さないから治らなければ離縁すると言われてね。私の処へ泣きついて来ましたが、やったら治りましたよ。

 11、子宮疑似癌に就いて
                 (御教え集五号 二五頁)
(御 伺)
 五十四歳の婦人、二十年程前腰痛にて医診の結果、子宮に毒結の固まりがあると言われ薬剤を二回程服用、人婦湯を服用し治りましたが、以後四、五回腰痛があり、人婦湯服用を続けておりました処、本年四月腰痛の激痛の為医診を受けましたが、子宮癌との事で早速岡山医大にて手術の予定の処に、お道のお話を聞き、御浄霊を戴いて居りました。本人も六月入信、御神体並びに御屏風観音様も御奉斎させて戴きました。七月頃より下腹部の激痛の御浄化戴き、背部と尾てい骨の御浄霊にて楽にさせて戴き、尚本人は脳溢血症状にて、話中聞き取り難い点がありましたが、前後頭部、延髄の御浄霊により普通状態にならせて戴きました。下り物は八月に一回少量ありました。下腹部の痛みは今月迄続いて居ります。家族の者の、腹及び背部の御浄霊一時間程で一時楽になりますが、私(教師)が尾てい骨と背部を二十分位致しますと、痛みが取れますが、又痛みます。尚鳩尾より臍に固結があり、痛む時は固結の脈搏が非常に高くなります。御浄霊の個所を御教示御願い申し上げます。
(御垂示)
 人婦湯──これは漢方薬だね。これは子宮癌じゃありません。子宮癌は痛まないんです。本当の癌ならね。これはやはり、毒血ですね。月経みたいなものです。やっぱり、薬毒も混ってますからね。ですから気長にやったら治りますね。癌は──少し痛みますが、強い痛みはないものなんです。痛みがあるものなら治り良いんですよ。治るものですからね。従って、痛むもの程安心なんです。痛まないもの程治らない──と言う事はないが、治り難いんです。こう言う人なんか、割合に早く治る訳ですがね。これも出来る丈力を抜いて──個所は痛い所丈で良いんです。そうして、下の方に溜っているから、上の方の毒が下りていくんです。ですから──頭から背中ですね。そう言う所を良く調べて、熱とか痛み──固まりがあるから、それから溶けて下にいって、腹に固まるとかなんですね。

                        (御教え)
(御 伺)
 四十六歳の女、子宮癌にて多量に出血し、昨年十月より御浄霊致しおりますが、腰痛甚だしく、食欲減退し、日々に衰弱し就寝するようになりました。この御浄霊法を御教示下さい。
(御垂示)
 これは腰の方に毒があるんですよ。本当の子宮癌じゃないですね。この多量出血ってのは月経の固まりですよ。これは平均浄化で熱をもって、その熱の為に食欲がなくて衰弱するんです。腰をよく浄霊すればいいんです。こんなのは訳なく治る筈ですがね。霊力が足りないんでしょう。
 「はい、させて戴いて居る人は、始めてから余りまだ日数が経っておりません。」
 そうでしょう。大元は腎臓ですよ。腎盂の裏側の方に固まりがありますからね。そこを充分するんです。何んでもなく治りますよ。

 12、子宮筋腫の誤診に関して
                 (御垂示録一号 二二頁)
(御 伺)
 娘が子宮筋腫になり、開腹手術をした処、子宮筋腫でなく、南京豆の如きものがありましたそうです。
(御垂示)
 南京豆のようなものは毒結です。浄霊すれば溶けます。

 13、子宮脱出に関して
                 (御教え集一号 二〇頁)
(御 伺)
 五十二歳の子宮脱出せる婦人、御守護を戴き、子宮に附着せし毒素が取れ、鶏卵大に縮少致しました。排便は普通より数回多く出て居りますが、大腿部より上部全体が浮腫し、相当の水分が含まれ歩行にも困難の程度で御座います。食事は半膳程度戴いて居ります。腎臓を特に浄霊致して居りますが、浮腫に就いて注意事項を御教示御願い申し上げます。
(御垂示)
 この浮腫ですね。腎臓の浮腫と毒薬の浮腫と両方ありますから、例えて見れば、片方の股っ玉だけとか、或いは腰の廻りだとか、お腹だとか、そう言う局部的の浮腫は、そこに固っていた薬毒が溶けて来て出きらないで、しばらく溜るのです。それから腎臓の浮腫はもっと大きな──全身的ですね。中には半身の場合もありますが、つまり顔がむくんで瞼が重いとか、体全体が重いとかですね。そう言うふうに心得て置けば良い。これは局部的のようですからね。勿論腎臓も大事ですが、浮腫のある所を浄霊すれば良い。

                (御教え集三号 一〇二頁)
(御 伺)
 妊娠四カ月の信者(三十三歳)で御座います。妊娠の為医診を受けました処、子宮脱出と言われましたが、本人は下腹部が少し張って気持が悪い程度の自覚症状で御座います。医師は手術を奨めたそうです。本人は本年二月頃より軽い腹膜の浄化の為御浄霊を戴き、全身的の凝りも取れ、元気になりましてより妊娠致しました。又妊娠中に子宮脱出すると言うような事が御座いますでしょうか。
(御垂示)
 子宮脱出と言うのは、下の膣の方に下りて来るんですが、これはそうではないですね。妊娠したら子宮脱出はしませんよ。だって、穴の方は同じ大きさで、子宮の方が大きくなるのだから、余計脱出しないですね。理窟に合わない話ですね。これは入信してからだが、大変良くなったじゃないですか、良くなって、そうして医者に行ったのは──ああそうか、出産をみて貰う為に行ったのか──お医者がどうかしている。子宮脱出と言うのは、膣に子宮が出るんですから、そう言う事はないんでこれ。これは絶対そう言う事はないからその儘で結構です。どうも困るね。そう言う変な事を言うので、余計な心配をさせる。つまり、私等は昔お医者さんの事を信用してますが、この事が分ってからは、お医者さんの言う事と反対に考える。それが一番確かです。私が健康になったのは、医学衛生の反対反対にやったので、健康になったのです。こう言うのは、反対に解釈したら間違いない。

 14、卵巣水腫、卵巣膿腫に関して
                 (御教え集七号 四八頁)
(御 伺)
 五十四歳の婦人、二十二年頃より右下腹に固まりがある事に気づき、医診では心配する程ではないと言われ、その後大した変化もなく放って置きました処、昨年九月頃より段々大きくなり、夜床に入り腹を撫で廻しますと、左に寄り右に寄り致します。その頃より御浄霊を戴いておりますが、近頃は非常に大きくなり、大体右寄りで、鳩尾辺りから肝臓の辺り迄一杯に腫れ上り、下腹一杯に丁度妊娠七カ月位に感じますが、午前中は非常に楽で御座いますが、夕方になりますと非常に張って、食事も夜は一杯しか戴けません。夜床に入り、左を下に致しますと、左に寄ります。又何処を主に御浄霊致しましたら宜しゅう御座いましょうか。
(御垂示)
 これは卵巣ですね。卵巣水腫と言って、卵巣に水が溜って腫れるんです。これは、やっぱり腎臓が原因ですから、良く腎臓を浄霊してあげると良い。併し、これは或る程度迄腫れますが──随分大きくなるものですよ。まあ、気がついて浄霊すれば、そう大きくならないで済みますがね。で、或る程度迄腫れるとその人の──やはり因は薬毒と尿毒ですからね。それが腫れる丈腫れると、少しずつ溶けて出て行きますからね──小便になってね。質によって非常に早く治るのと、そうでないのとありますからね。まあ、あんまり急がないで、気長にやる積りでやれば大した事はないんです。食欲は、その為に胃を圧迫されているから、小さく柔らかくなる迄は仕方がないんです。よくある病気ですよ。

                        (御教え)
(御 伺)
 二十五歳の婦人、三カ月程前より下腹部にこぶし大の固結があり、爾来毎日浄霊を続けておりますが、益々大きくなり唯今は鼠蹊部より臍下まで拡がり、指で圧しても固い程で、本人は重く感じ仕事を致しますと苦しむ程度で御座います。御伺い申し上げます。
(御垂示)
 卵巣膿腫か卵巣水腫でしょう。腎臓をよく浄霊するとよい。卵巣は治り難い。

                        (御教え)
(御 伺)
 三十二歳の婦人、四歳の時囲炉裏に転げ落ちて火傷を致しましたが、その後段々腹が肥大し始め、二、三年前医者に診せた処、卵巣膿腫と言われ手術されましたが、御浄霊により治りましょうか。
(御垂示)
 これは火傷の為ではないと思いますがね。腹膜ではないんですか──よく見てごらんなさい。腹膜だったら腹部がなだらかにふくれてますが、膿腫なら急にふくれてますよ。(御手で〔(〕と〔〈〕の形を御示し下さる)これは手術してなければ完全に治りますが、手術しているから元通りにはならないかも知れませんが、相当に治癒するでしょう。

 15、卵巣摘出後の浄化に就いて
                (地上天国一五号 一一頁)
(御 伺)
 二十七歳の女子、一年前に下腹部に「しこり」が出来、卵巣と「しこり」を手術除去しましたが、未だに傷が癒えず、胸部に圧迫を感ずるようになり夜も休めぬ場合もありましたが、御浄霊により大分気分もよく夜も休めるようになりました。医師は神経病と申すそうですが、如何なる訳でしょうか。又如何ように御浄霊すべきでしょうか。
(御垂示)
 神経病などと思うのは大間違いである。浄霊は患部と背面腎臓部でよい。

 16、月経不順に関して
                 (御教え集五号 二七頁)
(御 伺)
 結婚前迄は順調に月経が御座いましたが、結婚後は半年に一回か、一年に一回少量しかありません。如何なる訳で御座いましょうか。
(御垂示)
 併しこれはおかしいですね。結婚すると反って順調になるのが当り前ですがね。これは少し変ですね。下腹に固まりがあるかどうかそれを見て、固まりがあればそれを浄霊する。その固まりは腎臓から出ているんですから、腎臓を良く浄霊する。あとは貧血ですがね。この人は顔色はどうですか、悪いですか。
 「至って健康で、顔色も宜しゅう御座います」
 下腹は──
 「見た事が御座いません」
 押して見て御覧なさい。或いは本人に押さしても良いです。下腹ですよ。こんな筈はないですがね。

                        (御教え)
(御 伺)
 十八歳の女子、十四歳の時に月経が始まりましたが、月経の期間が一カ月ばかり続きます。これは如何なる訳でしょうか。本人は顔色蒼白の外は別状ありません。
(御垂示)
 これは月経が少ないんでしょうね。出が悪いんでしょう。これはお腹に毒があるんで、その固まりを溶かせばいい訳です。その元は腎臓ですね。又こういう事もあるんですよ。血が濃い、つまり毒が多いんですね。血っていうものは、いい血になると稀薄になって通りがいいんですが、血が濃くて濁っていると循環が悪いんですよ。濃い血は粘るんでね。本当は濁りのないサラサラしたものじゃなくちゃいけないんです。

 17、多量の出血に関連して
                        (御教え)
(御 伺)
 六十九歳の信者、以前に子宮後屈をした事がありますが、昨年十月に三度大出血し、激しい時には三升も出血して、意識不明になり、御浄霊により恢復は致しましたが、以来心臓が弱り元気がありません。これは出血の為と存じますが全治致しましょうか。
(御垂示)
 この出血は下からなんでしょう。
 「はい、左様で御座います」
 これは何んですよ。月経の古血の溜っていたのが出たんですからね。こういう人は毒血が多いんですよ。そうして古血が出ると同時に、他の毒血もその附近のが一緒に出ますからね。──毒血が出ればよさそうなもんだけれど、今迄毒血で体が持っていたんだし、そこへもって来て、新しいいい血がそう急に出来ないから、それで貧血するんですよ。
(御 伺)
 顔がむくんで参りましたが──
(御垂示)
 ええ、下からの出血でなくてもね、胃潰瘍なんかでひどく出血しても、むくみが来て青ぶくれになるのがありますよ。これはね、貧血すると腎臓の活動が鈍りますからね。それで小便の処分が出来ない為にむくむんです。けれど、むくみも血がふえるに従って、腎臓が治って来るから大丈夫ですよ。