光明会会報

昭和二十四年一月号〔創刊号〕

左の記録は大先生様が私達の質問に御解答を与へて下さった。

無数の御垂示の抜萃であります以下号を追って謹みて掲載させていただきます。

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“戦災にて焼失したため新しく位牌を作る場合従来は別々にしてあった夫婦の位牌を一枚に並べて書いてもよろしいので御座居ませうか。若し後妻のあった場合は如何致せばよろしいので御座居ませうか。又兄弟姉妹の場合数名分一枚にしてよろしいので御座居ませうか。

“夫婦は一枚でよろしい。後妻の場合は別の位牌を作り先妻の位牌の前に独立して祀る。兄弟姉妹は順序を正しく書き、一枚の位牌でよろしい。

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“墓地の移転のため改葬する場合、何代又は何年位前迄の祖霊を一基に纒めてよろしいので御座居ませうか。尚此の場合のお祭の仕方と墓石の処分は如何致せばよろしいので御座居ませうか。

“面識ある人は一基づつ、面識のない人は一纒めにしてよろしい。墓石は場所が一杯になれば一纒めにしてよろしい。

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“人間が死んだ場合、本、副、正の三守護神は霊界ではどうなるので御座居ませうか。

“本守護神は現界とおなじ働きをする。只肉体がないのみである。正守護神は必要がなくなるから他の役をする。又生れ変る場合もある。副守護神はしばらく霊界にいて浄化するに従ひ離れて又生れ変る。地獄におちた霊は全部、中有界の霊はほとんど副守護神がついている。

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“神社神道の信者が亡くなった場合、夫々俗名にて○○命とついておりますが、その家庭が此のお道に入信した場合そのままでお祭りしてもよろしいもので御座居ませうか。

“只今の処では○○命○○彦○○姫等でよろしい。

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“仏教の家庭が二、三代前から宗派神道に改宗し、今回更に此のお道に入信した場合、祖霊の祀り方は如何致すのが正しいので御座居ませう。

“改宗すれば祖霊がおこるからそのままにしておき、改宗した人だけ神道にて祭ればよろしい。

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“日本では結婚の場合霊界で産土神が両者をお結びになるとお伺ひ致しておりますが、西洋に於いても産土神に相応するお方が有るので御座居ませうか。

“西洋では産土神に相当する神がないようです。

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“所謂神無月には本当に各神々様が出雲にお集まりになるので御座居ませうか。

“出雲にお集まりになるのでなく出雲より祖国朝鮮へお帰りになるのです。出雲は素盞嗚尊がお祭りしてあり、その系統の神々様が出雲の日の御碕から御帰りになるので、出雲地方の人々には関係がありますが他の地方の人々には関係がないようです。

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“御嶽教の火祭り等に於て火渡りや熱湯を浴びたり致しますが熱くならないのは如何なる訳で御座居ませうか。

“修練の結果そうなるようです。

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“法身弥勒、報身弥勒、応身弥勒と御座居ますが法身、報身、応身のお働きの区別を御垂示下さい。

“法身は法なり。法とは規則(神仏の道=天地の法則)を説き阿弥陀……。報身はおしあげる救ひ。救ひには二つあり、一は上より救ひ上げ一は下より押し上げる救ひ。釈迦は地の弥勒であるから上へ押し上げる。観音は応身で相手の人に応じてこれを救はれる。即ち臨機応変の働きをなさる。

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“神社の社殿に朱塗りのが御座居ますが、特殊の謂れが御座居ませうか。

“古い神社は白木造り、新しい神社又は人霊をお祭りしてある神社は朱塗り。仏教の影響をうけたもののようです。

(光明創刊号  昭和二十四年一月二十三日)

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昭和二十四年二月号

左の記録は大先生様が私達の質問に御解答を与へて下さいました無数の御垂示の中から抜萃させて戴きましたもので御座居ます。

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“善言讃詞又は祝詞によって救はれた霊で戒名のない場合、非常に僧侶を嫌ふものに対して、戒名をこちらの方で作らして戴く訳にはいかないでせうか。若しよろしい様で御座居ましたらどの様に書いたらよろしいので御座居ませうか。

“霊界には未だ仏界があるから従来通り僧侶に御願ひして戒名を付けること。

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“人の死んだ場合、剃刀などの刃物類を白紙に包んで枕元に置き、着物を左前に着せ、一膳飯に一本箸を立て、或は枕団子を供へる風習がありますが、之等を霊的に見て如何なる訳があるので御座居ませうか。

“刃物類を置くのは昔から魔除けとされており動物霊が憑依するのを防ぐためであるが、寧ろそれよりも生きて居る人間の方の気安めが多いでせう。着物を左前に着せるのは霊界と現界は逆であるからです。一膳飯に一本箸を立てるのは死人は「体」がないから一本箸で結構、生きて居る時は霊、体と二本になる。一膳飯の理由は霊は一日三粒で足りるから一膳飯を供へればたいへん供養になる。枕団子は如何なる貧者と雖も供養が出来るから御供へをして霊を慰める。

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“刀剣類の祟りが各地に続出いたしておりますが、この場合刀剣類を如何処分致せばよろしいので御座居ませうか。

“剣によって人を殺した場合、殺された霊は多くその刀に憑依する(人に憑依する事もある)が、この場合善言讃詞を三回奉誦して幽世(カクリヨ)大神様に御願ひすればよろしい。

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“分霊と化身に就いて御教へを御願ひ致します。

“分霊は人間にはなく神にのみあり、直系又は傍系がある。化身は仏である、夜の世界に於て神が救いを垂れさせ給ふのに仏になられる。

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“和魂、奇魂、荒魂、幸魂に就て御教へを御願ひ申し上げます。

“神道の言葉で魂を分けると右の四つになる。和魂は人と親和する魂、幸魂は人に幸福を与へる魂である。荒魂は勇気である。奇魂は智恵を司る魂である。尚、荒和魂は厳(イズ)の魂といひ、幸奇魂は瑞(ミズ)の魂といひ、この厳瑞の魂が調和されてイズノメ即ち真の大和魂となる。

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“鎌風(ナル)又は「かまいたち」は霊的に如何なる理由があるもので御座居ませうか。

“多分龍神の祟りでせう。

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“幽魂の幽界に於ける姿は如何なるもので御座居ませうか。

“人間と同じ様な姿です。

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“よく霊が現界の事に就て何年何月何日と申しますが、現界に年月日が御座居ます様に霊界に於ても年月日が御座居ませうか。

“霊界には年月日はない。霊がそう言ふのは現界人に解り易くそう言ふのである。 

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“神力、金剛力、観音力に就て御教へを御願ひ申し上げます。

“観音力は仏力であり月の力である。神力、金剛力は日の力である。

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“胎臓界と金剛界に就て御教へを御願ひ申し上げます。

“胎臓界は仏界であり金剛界は神界である。

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“臍の緒は各地方の習慣にて、埋めたり焼いたり又は保管し母親の死後一緒に処分したり致しますが、正しい処分法を御教へ賜り度く御願ひ申し上げます。

“生年月日と時間まで詳しく書き保存して置き、死と共に一緒に葬るのがよろしい。 

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“人間が霊的に向上するに従而正守護神も向上するもので御座居ませうか、又は交替するもので御座居ませうか。

“人間と同じ様には向上しません、又交替もしません。

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“神、幽、現の関係を具体的に御教へを御願ひ申し上げます。

“神、幽、現界は神、仏、現界であり、五六七となる。

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“和歌山県の或る信者が熱海へ御詣りに参って居る留守中、家族が仏前に御飯を三つ御供へ致しました処、その留守中三日間共、右の端の一つが消えて無くなりました、何か霊的に意味が御座居ませうか。

“霊化したのでせう。祖霊はそうする力がありますし、又狐霊に頼んでさせる場合もあります。祖霊の戒告でせう。

(光明二月号  昭和二十四年二月二十五日)

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昭和二十四年三月号

“運命と宿命とに就て御教へを御願ひ致します。

“宿命とは神様より決められた天職使命であり、運命は其の中にあり一定の範囲内に於ける自由である。

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“お葬式に参列の後で用足しをしたり、お墓参りをしてはいけないと謂はれて居りますが、何か理由が御座居ませうか。又無視しても宜敷いので御座居ませうか、お伺ひ申し上げます。

“婚葬は人生の重大な儀式であるから、葬式の場合其の儘帰宅するのが死者に対する礼儀である。途中で用足しなどすることは死者に対して礼儀を失する事になる。 

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“変死者の側へ近親者が参りますと死人が鼻血を出すことが御座居ますが、如何なる訳で御座居ませうか、お伺ひ申し上げます。

“鼻血が出るのは生きている近親者の「生き霊」が霊線を通じて流れてゆき、死者の凝固毒血が溶けて流れるからである。

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“変死をした人の霊は死に場所から数間乃至数十間以内しか動けない事になって居りますが、其の霊を供養する場合、仏壇に祀ってある位牌に霊が来られるので御座居ませうか。若し来られない場合は如何なる方法でお祀りすれば宜敷いので御座居ませうか、お伺ひ申し上げます。

“位牌には霊は来られませんが、度々御仏壇で供養する事に依って御仏壇に来られるようになりますから、そこで供養すればよろしい。

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“厄年は如何なる原因により言ひ伝へられたもので御座居ませうか。

“厄年は数の言霊の働きと、季節天候の節とにより言はれ、人間の一生を一年の季節に分けると、誕生は正月、三○迄は春、六○迄は夏、九○迄は秋、一二○迄は冬となり、年若い男女の死を「青春の蕾を散らす」と言ひます。大厄は男四二に女は三三歳、晩春、初夏の嵐の様なものであり、言霊では四二は「死に」、三三は「惨々」苦労すると言ふ訳である。

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“祖霊様を供養する場合墓標と位牌の何れを重視すべきもので御座居ませうか。

“位牌を重視すべきです。

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“霊木として虞れられて居た木が枯死した場合、代りの木を植えずに切り倒しても龍神の祟りはないもので御座居ませうか。

“其の儘切り倒しても差支へありません。

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“邸内の門に何故門冠りの松をよく植えるので御座居ませうか。

“松に宿る龍神(雄龍)の働きにより財物が集まるからです。門の左側に松、右側に柳(雌龍)を植えると尚結構です。

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“死人を北枕に寝かせますが、何か意味がありますか。又普通の人が北枕に寝ることを忌みますが、その訳は何故で御座居ませうか。

“北は霊、南は体です。死体から霊が抜ける時天国行は額から抜けますから、北向きに寝かせると霊は天国へ向って抜け易いわけです。北は気が足りる即ち霊気が濃いから一般に寝る時も北枕は結構です。

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“血族結婚は霊的に如何なる意味が御座居ませうか。

“人類の最初は血族結婚で繁殖しました。太古は兄弟姉妹の夫婦もあり、血族結婚は別に差支へありません。只血族は性質が似て居るため余り悧巧な人間は生れません。 

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“人魂は霊的に意味が御座居ませうか。

“死に際し会ひたい人又は挨拶したい人がある場合、その想念で霊が玉になって行きます。大体男は黄色、女は白色、罪の多い人は青味をおびて居ります。

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“神経痛、頭痛及び尿量が天候に左右されますのは如何なる訳で御座居ませうか。

“天候が悪いと寒く又痛いのは火素が少く毒素が固まるので其の時に痛さを感ずるのであります。尿量増加は冷へると汗が出にくゝなるからです。

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“シャックリは如何なる原因でせうか、霊的に何か意味があるので御座居ませうか。

“横隔膜の真中に原因があり、これを治すには前頭部、延髄部、胃部を浄霊すれば宜敷い。霊的のシャックリは鳥霊の憑依です。

(光明三月号  昭和二十四年三月二十三日)

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昭和二十四年四月号

左の記録は大先生様が私達の質問に御解答を与へて下さいました無数の御垂示の中から抜萃させて戴きましたもので御座います。

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“位牌が「先祖代々之霊位」以外に四つ以上あります場合の御祀りのしかたを御教へ御願ひ申し上げます。

”3 1 先祖代々之霊位 2 4

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“家を引越しました時、古く祀ってありました地の神様を町内へ差上げて町内の神様として裏の方へ祀って貰って居ました処、その後不幸が続くとの事で御座いますが如何致しましたら宜敷う御座いませうか。

“神様が気に入らないからです。地の神様を町内の神様即ち産土神にするのは出世した様であるが、実は霊は相応の理により苦しいから元の地神としてお祀りするのが宜敷い。

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“烏の啼き方が悪いとか、下駄の緒が切れると凶事がある知らせだと申しますが、霊的な作用が御座いませうか。

“正守護神が知らせるのである。

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“文珠菩薩、普賢菩薩、勢至菩薩とはどんな御方で、又観音様とどんな関係にあられる御方で御座いませうか。

“観音様とは直接関係がありません。勢至菩薩は観音勢至と云ふ時は夫婦の関係にあり、文珠菩薩は智の働きを示し男で、普賢菩薩は慈悲を示し女で、これで夫婦である。御魂の働きは文珠は奇魂(クシミタマ)、普賢は和魂(ニギミタマ)、勢至は荒魂(アラミタマ)と言ふ事になります。

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“霊線の長い短いといふ事は何ういふ事で御座いませうか。又血族の霊線は切れないとの事で御座いますが、血族の範囲は何の辺迄を指すので御座いませうか。

“本来は長い短いはありません。細い太いはあり、遠くなればなる程細くなります。  血族は全部霊線があり、先祖の生れ変りがあり、それは霊線がありません。又霊線には色々の性質があります。

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“俗に「ニガテ」と申しまして蛇を掴みますと蛇がグッタリして終ひます。又手の上に「トグロ」を巻いて載せて置きましても、静かにして逃げる事もなく咬みつかず自由自在にする人が御座いますが、これは如何なる訳で御座いませうか。

“相手より霊が強いのであって、副守護神の関係である。龍神の再生した人などに多くあります。

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“六根清浄とは如何なる意味で御座いませうか。

“六根清浄とは五臓六腑の六腑を浄めると云ふのであって、その諸器官から生ずる諸々の欲を去る事で、よく山へ登る時唱へますが、山は昔から聖なる霊場で天狗が守護して居りますから敬虔な態度で登るべきです。

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“夢の中で高所よりドッと落ちて眼を醒ます事が御座いますが如何なる理由が御座いませうか。又正夢は何故事実が夢になって予知出来るので御座いませうか。

“落ちるのは地獄に落ちるのであって、夢ですまされるのが一番軽い。又正夢は正守護神が未来の出来事を夢で知らせてくれるので、その際事実を見せる場合と寓話的に見せる事がある。

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“逆睫毛は抜いても抜いても生えるのは如何なる訳で御座いませうか。

“祖先又は自分が神仏に御無礼をした罪の結果です。眼は日月、即ち神を示しております。信仰を続け浄霊をすれば救はれます。

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“「つむじ」が一つある人と二つある人とあり、又横の方にある人等が御座いますが、人間の性質と特に何か関係が御座いませうか。

“「つむじ」は正しい方が良い。俗に「つむじ曲り」と云ひ、曲ったのは良くない様です。

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“人相、手相と人間の運命と何か関係が御座いませうか。

“大した関係はない。

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“東北地方の一部で新仏が出来ますと肖像写真や額をはずし、又は白紙を貼り仏壇をしめますが、何か意味が御座いませうか。

“大した意味はありません。

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“月夜に蟹の肉がなくなりますのは如何なる訳で御座いませうか。

“月夜は自分のグロテスクな姿が下に影をうつすから、己が姿に恐れおののき恐怖心を起し、それにより痩せるのでせう。

(光明四月号  昭和二十四年四月二十一日)

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昭和二十四年五月号

“歯の抜けた夢は家族の誰かが死ぬなどゝ申しますが悪い夢で御座いませうか。

“悪い夢です。夢の中では一番悪い。之は正守護神が夢で知らせて下さるのであります。

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“野兎が箱に鍵をかけ出られない様にして置きましても、月夜に月光が少しでも入れば  何時か居なくなるのは如何なる訳で御座いませうか。但し野兎だけで飼兎は変化ないそうで御座います。

“不可能です。蛇は伸縮自在の働きが出来ますから  脱ける事が出来ます。蛇、狐は物質の霊化、霊の物質化が出来ます。

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“「みゝず」に小便をかけますと其の子供の陰部が赤く腫れますが、之は霊的に来るので御座いませうか、それとも毒素の浄化で御座いませうか。

“霊的です。「みゝず」が怒り「みゝず」の生霊が来るのです。「みゝず」は龍神の一種で霊的の力があります。

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“浄め塩と申しまして縁起の為に塩を用ひますのは如何なる訳で御座いませうか。

“塩は浄めに使ふ習慣となって居りますが、大したことはありません。むしろ本人の神経を休める気やすめ程度のものです。

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“「アザ」は霊的に何か意味が御座いませうか、殊に顔面にある婦人が月経時に濃くなるのは如何なる訳で御座いませうか。

“「アザ」は霊的で前世に原因があります。赤アザ――切られたり突かれたりして出血して死んだ人が浄化半途にして再生して来た場合であります。黒アザ――怨みの霊であります。叩かれ、火で焼かれた時などに死んだ人が、浄化半途にして再生した場合が多い様です。傷は初めは大きいが霊界で段々と圧縮され小さくなって来ます。それが残って居るのです。

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“墓碑建設について常識的に留意すべき事項、例へば方向、形状、盛土の高さ、石の種類、植樹の可否等につき御教へを御願ひ申し上げます。

“「方向」は仏は西、神道は北向と言はれて居りますが何れにても結構です。「形状」は昔からある普通のもの。「盛土の高さ」は普通一尺五寸。「石の種類」はなるたけ白ッポイのが良く、黒い石はいけません。植樹はしきみ、黄楊(ツゲ)、槇(マキ)等の常磐木(トキワギ)がよろしい。

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“現在湯ケ原に在住の婦人で、代々禅宗でお寺は山梨にありますが、主人死去の際、遺言に依り小田原の日蓮宗の寺に葬りました。今回これを一つにして、現在の湯ケ原に纒めてお祀りしたいと思ひますが、如何にお祀り致しましたら宜敷う御座いませうか。

“光明如来様をお祀りして三年位たてばよい。御願ひして霊に言ひきかせ、お祀りすれば宜敷い。

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“「蜃気楼(シンキロウ)」と「不知火(シラヌヒ)」「オーロラ」に就て御教へを御願ひ申し上げます。

“「蜃気楼」、朝鮮の風景が富山の魚津海岸で見えたることがある。これは霧襖と言はれ、霧に映るのであります。

「不知火」、神武天皇が日本を平定せられた時、歴史上重要なものを不知火之海(有明海)に捨てましたのを龍神が守護して居り、それが時々現れるのを不知火と言はれて居ります。

「オーロラ」、北は霊が濃い。霊が濃くなったり薄くなったりするのに太陽の光が映る時に現れるものです。

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“聖書にノアの洪水の後に虹が現れたとありますが、虹は何か霊的に意味が御座いませうか。

“霊的の意味はありません。水蒸気の発生に依り出来るものです。

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“満一歳の子供で眼が外人の如く青く、他の部分は異状がないそうで御座いますが、毒素の為か霊的の意味が御座いませうか。

“青い眼、縮毛、髪の赤い人等は西洋人の生れ変りです。

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“或る私生児が日向を嫌ひ、晴天の日は全然外に出ないで雨の日には喜んで外で遊ぶそうですが、何か意味が御座いませうか。

“晴天の日に死んだ人の再生でせう。

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“「唖者」や「どもり」は霊的の原因が御座いませうか。

“「唖者」は死ぬ時発声器官に障害を起した人の再生した場合、例へば首を吊って死んだ人等。

「どもり」は頭の何処かに毒素があります。大ていの場合後頭部。

  御浄霊に依り治ります。

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“「はぎしり」「いびき」「寝言」の原因に就て御教へを御願ひ申し上げます。

“「はぎしり」、霊的であり、動物霊の憑依したものであります。「いびき」、鼻が悪い。「寝言」、霊的であり副守護神が言ひたいことを言って威張るのであります。 

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“除夜の鐘は如何なる意味が御座いませうか。又百八ッ撞くのは何ういう訳で御座いませうか。

“仏教では百八煩悩と言って、その鐘を撞いて煩悩を抹消する意であります。数珠の玉も百八あります。

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“三毒と五濁の意味を御教へ御願ひ致します。

“三毒は貪欲、瞋恚、愚痴。五濁は目、耳、鼻、舌、身の罪穢を言ふのであります。 

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“善言讃詞にあります天魔羅刹と夜叉の意味を御教へお願ひ申し上げます。

“悪魔の形容詞であります。

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“古屋敷に住って居りました信徒で御座いますが、其の土地が水田になりますので他に敷地を求めて移転する事になりました。そこには自分のお祀りした稲荷と共に前からありました稲荷もお守りして居りましたが、此度移転と同時に自分のは移しましたが、前からのものは如何致しましたら宜敷う御座いませうか。

“前から祀ってあるのも移した方が宜敷い。お祀りしないと怒って祟ることがあります。

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“死人に猫を近よせるのを嫌ひますが、霊的に何か意味が御座いませうか。

“大した意味はありません。差支へありません。

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“墓地狭小の為、父の墓石を建てる余地なく、又祖先の墓石小さき為、墓石を整理し先祖代々の墓石一基を新たに建立致しますに付き、旧墓石を礎石として使用しましても差支へ御座いませんでせうか。

“戒名を消して使へば差支へありません。面識のある人は戒名を刻みつける方が宜敷い。

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“「三界万霊救はせ給ふ」との三界の意味を御教へ御願ひ申し上げます。

“神、幽、現、の三界。

神、仏、現界。

経(タテ)は天国、中有界、地獄。

緯(ヨコ)は現界、空気界(地獄、中有界)。

のことを言ふのであります。

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“或る仏画を見たので御座いますが、十二人の羅漢が池の傍に立ったり坐ったりして池の上の黒雲の中の龍を見て居りました。又お寺に羅漢寺と云ふのが御座いますが、羅漢について御教へをお願ひ申し上げます。

“普通は十六羅漢であります。

  羅漢は印度のバラモン教の信者が、行をしている姿を表はしたものであります。 

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“人間の正守護神は霊界に於て守護するので御座いませうか。

“正守護神は人間にはつきません。

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“或る信者の方が高射砲の陣地になって居りました土地を手に入れられ、そこに家を建てようとして居られますが、そこには以前古井戸のあった所をコンクリートで固めてあるそうで、何の辺か、井戸のあった場所が判らぬとの事、そのまゝ家を建てゝも龍神の祟りはないもので御座いませうか。

“本人が埋めたのではないから大したことはありません。若し祀って欲しい時は何かお知らせがありますから(病気)、その時に祀ってあげれば宜敷い。

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“太陽、月、地球の呼吸運動は夫々お互に如何なる影響を及ぼすもので御座いませうか。又人間には如何なる関係があるもので御座いませうか。

“人間の体で言ひますと、太陽は心臓、月は肺、地球は胃に相当します。

  太陽の出入は心臓の鼓動にあたります。

  月が二十八日で盈ちたり虧けたりするのは肺の呼吸にあたります。

  地球は一年に一呼吸致します。

  心臓は火素、肺は水素、胃は土素を吸収致します。

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“迦陵頻迦(カリヨウビンガ)とは何の様な鳥で御座いませうか。

“極楽に居る鳥で美しい声で鳴きます。

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“数珠は如何なる意味が御座いませうか。

“数珠は百八の玉がありまして、仏教では百八煩悩といはれ、此の煩悩を取るといふ意味であります。玉が連って居ますのは、系統が絶えない様にといふ意味であります。

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“人間が再生しました場合、副守護神は前世と同じものがつくので御座いませうか、又変るとすれば如何なる意味で変るので御座いませうか。

“副守護神は変ります。因縁に依って変るのであります。

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“静岡市内の信者の家で次々祟りがありました処、浄霊致します中に、古い鯉の霊が憑依して居ることが判りました。そうして地下一尺掘って祀って欲しいとの事ですが、如何様に祀りましたら宜敷う御座いませうか。

“人の踏まない処に、板に鯉の霊と書いて地下一尺の処に埋め、その上に自然石に真鯉明神と書いて標とし、パン又は麩の様なものを供へて善言讃詞をあげて、幽世之大神に御願ひすれば宜敷い。

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“仏壇へお燈明を上げた時、時節でないのによく蝶が出る事が御座いますが、霊的に意味が御座いませうか。

“蝶には女の霊が憑依します。霊界で若い女の霊が蝶に憑依して喜んで出て来たのでせう。

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“御仏壇の御位牌で、何々家先祖代々とか代々霊、代々之霊位、代々之霊、代々之精霊と言ふ様に色々見受けますが、何れが一番正しいのでせうか。

“普通なれば○○家先祖代々之霊位で宜敷い。

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“御位牌を祀らずに過去帳だけ、又は繰位牌で祀って居る家庭がありますが、差支へありませんでせうか。

“過去帳は覚え帳でありますから良くありません。繰位牌も感心出来ません。御位牌が一番宜敷い。

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“神道信者の家で娘が死去し、神式にて火葬に付し、其の遺骨は仏式にて寺に埋葬し、現在は神籬(ヒモロギ)の上に戒名をかけて祀って居りますが、母親が其の娘の事につき毎夜の如く色々の夢を見るそうです。神道と仏教と何れを主として御供養するのが正しいので御座いませうか。

“娘が光明如来様を祀って欲しいと  夢で知らせて居るのでせう。

(光明五月号  昭和二十四年五月五日)

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昭和二十四年六月号

“東北地方の一部で、旧歴の五月四日の午後より五日にかけて牛馬にて田掻きを致しますと、日照りが続くと申し絶対にやりませんが、何ういふ訳で御座いませうか。

“一種の迷信であります。

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“よく写真を三人で撮りますと、真中の者が死ぬと申して人形か何かを持って撮る様に致して居りますが、何か意味が御座いませうか。

“絶対的なものではありません。一種の迷信でせう。(外国ではそんな話はありません)信仰者であれば大した事はありません。

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“霊界は想念の世界と伺って居りますが霊界では何ういふ方法で意志の疏通を計るので御座いませうか。(言葉は無いのでせうか)又それぞれの霊界によって異るので御座いませうか。

“言葉が全然無い訳ではありません。極く僅かの言葉が用ひられて居りますが、多くの場合目で行って居ります。霊界人は非常に敏感でありますから、相手の気持を知る事も出来ます。現界では肉体がある為、それが反って邪魔になり、分らないのであります。

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“霊界では脈搏や呼吸はどうなるので御座いませうか。

“現界人と同じであります。

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“入信して後、死亡した人の体が死後も大変温い様で御座いますが、何故で御座いませうか。

“入信致しますと霊が温くなります。火素がふえますから、死後迄残っていて温いのであります

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“御位牌の裏に、戦死した人の官職を書いて居りますが、いけないので御座いませうか、又墓石にも官職を彫って居りますが如何で御座いませうか。

“何にもなりません。霊界では現界に於ける官職とか地位とかは、何の役にも立ちません。魂の問題であります。

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“丹波地方の或一部にては、死者を埋葬した場所には墓碑を建てず、お寺の境内に建立して居りますが、其の敷地が一杯となりましたので、新たに敷地を購入すべきか、普通の様に埋葬地に建てるべきか迷って居りますが、何う致しましたら宜敷う御座いませうか。

“墓碑は埋葬した所に建てるべきであります。

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“仏壇に、不動様と観音様の像が御祀りしてありますが、今度御屏風観音様をお祀り致しましたが、右の両像は其儘でも差支へ御座いませんでせうか。

“御屏風観音様をお祀りすればそれでよろしい。不動様を何うしても祀らなければならない時は、観音様より一段下に祀る方がよろしい。

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“養子に行った次男が死んで、その霊を実家でお祀りする時、位牌の位置は他家のものとして下段に祀るべきで御座いませうか。普通の弟として祀り、若し其の弟妹が死亡しています場合、弟妹より上位に祀るので御座いませうか。

“実家でお祀りする時は、普通に兄弟は兄弟としてお祀りすればよろしい。霊が希望する場合は下段に祀ってもよろしい。

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“荀の生えた夢を見ますと非常に悪いと申しますが如何なる訳で御座いませうか。

“大した事はありません。一種の迷信でせう。

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“エビ児と云って、生まれます時、エビの様に曲って生れて来る事が御座いますが、霊的に何か関係が御座いませうか。

“お爺さんやお婆さんが再生して来た場合であります。この様な赤ん坊は生れ乍らにして死人の様な顔をして居ります。日時が経つと、段々赤ん坊らしくなって来ます。 

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“遠州熊切村で、昔から死人が出来た時「カシャ」が降りて来て死人を持ってゆくと言はれて居りますが、「カシャ」とは何んなもので御座いませうか。又霊柩車に天蓋として龍の形の物を必ず付けて行きます。天蓋は「カシャ」が降りて来た時、それを死人にかぶせれば「カシャ」は去って終ふと云ふ事で御座いますが、天蓋は何か霊的に関係が御座いませうか。

“「カシャ」とは「火車」の事でありませう。地獄から火の車に乗って迎へに来るのです。現界に生れて来る時も、火の車に乗って来ます。天蓋は極楽の壁であります。龍神などが付いて居りますのは、龍神の威力で地獄で幾らかよい所に行けることになります。

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“笑上戸や笑中気は、狸の霊との事で御座いますが、泣上戸や泣中気は何の霊で御座いませうか。

“笑上戸と笑中気は、狸又は狸の憑いた死霊が憑依したのであります。泣上戸と泣中気は霊的なもので、死ぬ時悲しんで泣いていた人の霊が、再生して憑依した場合が多い様です。

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“遠州七不思議と申し、遠州熊切平城に、直径四、五尺の数百年以上経た樫の木が一本御座います。二股に分れていて左右一年置きに芽が出るので御座いますが、何ういふ訳で御座いませうか。

“夫婦の龍神(木龍)が憑依して居りますので、両方一度に芽を出させると云ふ力がないので、協力して片方づつ、一年置きに出して居るのであります。

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“遠州相良の沖合十八丁位の所に、愛鷹岩と云ふ岩が御座いまして、その先から真水が噴き出して居りますが如何なる訳でせうか。又気多村京丸に京牡丹と申し、遠くから見ますと崖の中途に牡丹が美しく咲いて居りますが、取りに参りますと無いそうで御座いますが如何なる訳で御座いませうか。

“岩石に穴があって地下水が噴出して居るのであります。取りに行ってないと云ふ事は、常識では考へられません。岩の一部の質に光線が当り、牡丹の花が咲いた様に見えるのであります。

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“七五三の御祝と申しまして、子供を連れてお宮詣りを致しますが、如何なる訳で御座いませうか。

“本当の神様を締め出して、次の神様をお祀りして居るのであります。五、六、七が本当で、今迄は夜の世界であった為、逆に七、五、三などのお祝いをして居るのであります。節分の福は内、鬼は外と云ふのと同じ事で、お祝いしなくてもよろしい。

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“田舎の藁葺屋根の家等では、構造上大部分、御座敷の天井裏を物入れ等に使用して居りますが、その部分を全然使用致さなければ、御神体をお座敷へお祀りする事を御許し頂けますでせうか。

“使用しない方がよろしい。又床の間は色々な物を置かない様にしなければなりません。物を置くと物置きになりますから、神様のお光が薄くなります。神様のお光が強く出る様に、人間が注意しなければなりません。神様は人間が敬へば敬ふ程御力を発揮されます

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“以前「安保」といふ姓を名乗っていました家が、三代目から「豊田」の姓に変へ、その後死亡した者は各々位牌をお祀りしてあるそうで御座いますが、先祖代々の位牌は「安保」の姓にすべきか「豊田」の姓にすべきで御座いませうか。

“「安保」を名乗っていた人は「安保」、「豊田」の姓を名乗っていた人は「豊田」。両方の先祖代々の霊位といふ位牌を作ってお祀りした方がよろしい。

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“或る鰻屋の妻が、腹部の病気で二回も開腹手術を致し、其の後健康勝れず、此度御浄霊を受けました処、身体をくねらせて霊の憑依状態となり、御浄霊中その婦人には、鰻の首が無数に見えるそうで御座います。鰻の霊を祀るには如何致しましたら宜敷う御座いませうか。又鳥屋、スッポン屋等の家庭に不具者が出ますが、霊の憑(タタリ)りと存じますが、其の霊の供養の方法を御教へ賜り度く――

“鰻は龍神の一種で小さな鰻の霊が沢山集まって大きな塊となり、大鰻となる事があります。盥に水を入れて供物を供へ(鰻の好きそうな物)祝詞をあげ霊界で救はれる様に、又因縁のあるものは人間に生れ変って来る様に、言霊を以て幽世之大神に御願ひすればよろしい。耳のある鰻は食べない様にした方がよろしい。鳥屋、スッポン屋の不具者は、それらの恨みの霊の祟りでありますから、供養すればよろしい。

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“那須地方に二、三ありました事で御座いますが、水の中に入りますと非常に寒気がし、水に浸って居ります脚が「むくむ」との事で御座いますが、何か霊的原因が御座いませうか。

“霊的の関係では御座いません。那須山が爆発した時、硫黄を噴出したので、その硫黄が土に滲み込んでいるのが水に溶け込んで居る為、その様な現象が起るのであります。

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“葡萄状鬼胎(ブドウジヨウキタイ)は霊的関係が御座いませうか。

“動物が人間に生れて来たのでありませう。例へば蝦蟇(ヒキガエル)の卵など、よく似て居ります。蝦蟇が人間になったり、人間が蝦蟇になったりします。

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“或る種の野菜を作ってはいけない、と代々言ひ伝へています家で、南瓜を作りました処中から蛇が出ました。(外から入った形跡がありません)又玉蜀黍を作りました処実が真黒になり喰べられませんでした。そうして其の家柄によっては胡瓜、茄子等もいけないと言はれて居りますが、何か原因が御座いませうか。

“何を作ってもよろしい。昔蛇を殺して胡瓜畑に埋めたとか、胡瓜畑で殺した等の場合、胡瓜を通じてその家人に祟りがありました。だから胡瓜を喰べてはいけない等と言はれる様になったのであります。古くなると霊の力が弱くなりますから、現在では祟る様な事はないでせう。

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“小笠郡栗本村の信者が、或日人参を掘りました処、その人参は二股で、その股に蛇の形をした人参が付いて居りました。家人も不思議に思ひましたが、夕食の時、その人参を食べようと致しました処母親に霊が憑って申しますには「其の人参は二股の方は丑五郎で、蛇の形をしたのが神崎与五郎だ。こんな姿になって洵に恥しい。是非祀って戴き度い。一晩でよいから観音様の前に置いて下さい、そうすれば救はれるから」と申しましたので其の様にしました、  との事で御座います。人参等にも霊が憑依致しますのでせうか。

“憑依することがあります。霊界に行って祀って貰へないものは、色々なものに憑依致します。石、草木、果物等に憑依する事があります。之を喰べて当るとあれは毒だと云ふ様になりますが、此の信仰に入ればその様な事はありません。

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“不動明王、弘法大師其他の教祖衆の御姿を画いた御軸をお祀りしている方が、処分を致し度いと申して居られますが、何んな風に処分をさせて頂いたら宜敷う御座いませうか。

“光明如来様をお祀りして、三年程経ってから、よく御礼を言ひ、元の御座(ミクラ)におかへり願ふ様に言霊で御願ひすればよろしい。不動明王、弘法大師等は一週間或は十日間位でもよろしい。神仏により臨機応変にすればよろしい。

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“魚の目が内側に出来ますと家族の者が死亡し、外側に出来ますと親戚の者が死亡すると謂はれて居りまして、然も其の魚の目は、死亡と同時に無くなるそうで御座いますが、霊的に何か意味が御座いませうか。

“正守護神が教へてくれるのであります。

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“一般家庭の庭に植ゑては不吉と言はれて居ります木が種々御座いますが、諸説紛々として居りますので、植えて悪い樹を御教へ戴き度く御願ひ申し上げます。

“植えて悪いといふ様なものはありません。

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“霊媒的素質のある人は、先天的なもので御座いませうか。又は霊体の曇りに原因があるので御座いませうか。

“先天的のものであります。修養や努力に依って素質が開発されることもあります。

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“節分の意義につき御教へを御願ひ申し上げます。

“国常立尊が厳格でありました為、他の神々から排斥されて押し込められた日を、節分といふのであります。冬から春に転換する、即ち節が分れるから節分といふのであります。

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“御浄霊の場合、御浄霊をお受けする者はお光を外して御浄霊をお受けすべきで御座いませうか。私が入信後間もなく、妹の頭を御浄霊させて頂きました所、その部分から白い煙の様な「カゲロウ」の様なものが上るのを見ました。そして直ぐ妹のお光を外させて御浄霊致しました処、今度は其の様なことは御座いませんでした。御浄霊の場合、御浄霊を戴く者はお光を外して御願ひするのが本当で御座いませうか。

“そのまゝでよろしい。

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“榛原郡(ハイバラ)五和(カ)村の或る寺の住職の妻が、二月初旬に御産致しました。お産は軽く済んだそうで御座いますが、生れた子供は人間でなく獣でもなく、上半身に黒い毛が生えて熊の型で口は耳元まで裂けて居ります。目は一つで顔の中心にありまして、下半身は人間の型で御座いました。助産婦は驚き、其の母親は尚更吃驚致し乳も呑ませずに居りましたそうで、其の為か、子供は短時日で死亡致しました様子で御座います。之は何の再生で御座いませうか。

“熊の再生でせう。霊界の浄化は、下の方から浄化せられるものであります。獣が人間に早く生れ変り度いといふ様な場合、浄化半途にして再生致しますから、その様な場合が出てくるのであります。

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“昭和二十二年七月八日の夜、十一時頃寝に就きましたが中々眠れず、蚊帳の中で扇を使って居りました。其時何物かゞ忍び込み蚊帳の天井から私を押へつけ、蚊帳の天井は正に私の顔につかんばかり、ぐっと腹に力を入れて良く見ましたら、四尺位の丸い真黒の顔、其の真中に大きな目が光っております。逃げようとして四苦八苦、然しふと横を見ますと同じ様な高さ一尺五寸位の一つ目小僧が二、三十人並んでいます。「コイツ」とばかり大目玉をねらって霊放射を致しましたらヒユッと音を立てゝ戸外へ逃げてゆきました。実際に一つ目小僧といふものは有るもので御座いませうか。

“霊界には一つ目小僧も、三つ目小僧もあります。人の目をくらましたり致しますと、一つ目小僧になり、人によく見せようとすると、三つ目小僧になります。一人が多勢の人に恨まれたり致しますと、恨みの想念で妖怪となります。大きいのは親分で小さいのは子分でせう。邪霊は黒くなってあらはれるのであります。

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“去る二月四日、磐田郡今井村石川五六兵さんの宅が、午前十一時半頃出火の為全焼致しました。その時近所の人達が申しますには、丁度今朝四時頃空から幅一尺位の赤黄い火が長く強音を立てゝ本宅の棟に降りたといふ事で、原因等不明で御座いますが、赤黄い火は何ういふ火で御座いませうか。

“昔から火柱が立つと言はれて居りますのはこれで、穢れて居りますから焼かなければならないので、火龍が霊的に火をつけるのであります。その為に何もない火のない所から火が出るのであります。

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“子癇は霊的で御座いませうか。

“憎しみの霊が、子供の出来るのを妨げるのであります。例へば先妻に子供がなく、後妻に子供が出来ると口惜しいから、恨みの霊で出来ない様に妨げるのであります。 

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“五歳の女児、生れつき瞳孔がひらき瞳が絶えず動いて居りよく物が見えません。その儘にして置きますと、全然見えなくなると言はれて居りますが、霊的で御座いませうか、又治るもので御座いませうか。

“死ぬ時ひどく瞳孔が開いて死んだ人の再生したものでせう。御浄霊により治ります。

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“烏の霊が憑依している人がありますが、烏の霊をお祀りした方がよろしう御座いませうか、又その場合、如何様にお祀り致したらよろしう御座いませうか。

“光明如来様をお祀りして、信仰を増す様にすればよろしい。信仰雑話をよく聞かせたり、御讃歌をあげてあげると早く救はれます。

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“古い井戸に鉄板をのせて其の上に家を建てました所、その後不幸が続くそうで御座います。龍神の祟りで御座いませうか。如何致しましたらよろしう御座いませうか。

“龍神の祟りです。近くに代りの井戸を掘って、生米、塩、水、果物、魚等を供へ、善言讃詞をあげ、言霊で代りの井戸に移って戴く様に御願ひすればよい。

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“生死不明の人は如何お祀り致しましたらよろしう御座いませうか。

“お寺から戒名をつけて貰ひ、死人と同様にお祀りして上げればよろしい。無縁仏も同様であります。

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“うなされることは、不自然な寝様でなる事もある様ですが、他に何か霊的のものもある様で御座いますが、如何なる原因で御座いませうか。

“霊的です。寝方によってもうなされる事があります。例へば左を下に寝たり、胸の上に手を置くと心臓を圧迫致しますので、血が少くなります。血が少くなりますと(血は霊の物質化したものでありますから)霊が憑り易くなります。

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“最近遊廓の楼主が入信し、是非御神体をお祀り致したい希望で御座いますが、家の構造上、二階は全部営業用に使用致して居りますので、階下の居間にお祀りする事は御許し頂けるで御座いませうか。

“いけません。

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“鶏、豚、兎等家畜の死んだ場合、供養は如何様に致しましたら宜敷う御座いませうか。

“人の踏まない所に埋めて、善言讃詞をあげ、幽世之大神に、因縁のある人は、今度生れる時は人間に生れて来る様に御願ひすればよろしい。犬猫等は石でも置いて、少し上等に祀ってやるとよろしい。余り上等にする事はいけません。

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“霊界に於ては、現界での智慧学は役に立つが、地位名誉等は役に立たない、と或る霊が申しますが、本当で御座いませうか。

“その通りです。霊界では浄まった霊が上位になり、曇った霊は下位になります。金持は大てい悪い事を多くして居りますので、大ていは霊界に行って下位になります。霊界は至公至平であります。

(光明六月号  昭和二十四年六月七日)

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昭和二十四年七月号

“『畏くも観世音菩薩は八百万神や仏の聖に在はさん』と御座いますが「聖」と申しますのは神や仏の上位に在はされるといふ意味で御座いませうか。

“聖は優れている、清いといふ事で「上位」だといふ意味です。

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“霊媒の素質のあるのは先天的との事で御座いますが、前世にて何か特別の因縁でもあるので御座いませうか。

“それは「霊を人に知らせる」と云ふ使命を持って生れて来たものであります。 

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“肉体と関係の無い地獄の霊が次々と憑依して来て、中には祀って呉れと言はれる事が御座いますが、その様な場合祀らなくてはならないもので御座いませうか。

“祀ってやった方が宜敷い。其の場合小さな位牌に「諸霊位」と書き、言霊で、諸霊位の位牌にかゝりなさい、と言ってから祀れば宜敷い。

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“宗教的儀式につき、拍手、玉串、笏又は扇子等は如何なる意味があるもので御座いませうか。

“拍手は神道では四拍手打ちます。これは「タカタカ」と云ふ言霊で「タタ」「カカ」の事であり、高皇産霊之神(タカミムスビノカミ)、神皇産霊之神(カムミムスビノカミ)を表して居ります。玉串の紙ビラは神の着物であり、玉串は普通榊ですが松の木の方が宜敷い。笏は剣の意味になり、魔を除けることで、普通白檀の木で作り、扇子は笏の代用品であります。

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“去る二月一日にある信者が御浄霊中祖霊が出まして、「今日は十三吉様は大先生様の御面会だ」と申しましたので「御面会は何時ですか」と聞きました処、「わしはそれは知らん、時間を言ふのは狐霊だよ、よくおぼえておけ」と申しましたが、それは午後の事で御座いました。大抵祖霊は時間を知っている様で御座いますが、果して時間を申しますのは狐霊で御座いませうか。

“霊界は昼夜の区別なく眠りもなく休む事もありませんから、原則として時間がないのが普通であります。この場合正守護神が狐霊に頼んだのでありませう。

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“春蒔の蔓の出る植物は左巻きが通例で御座いますが、立秋後に種を蒔きますと蔓が必ず右巻きになりますのは如何なる訳で御座いませうか。

“春は日であり秋は月で、春は左で秋は右でありますからそうなるのが本当であります。

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“人間の想念により天候に異変を来すとの事で御座いますが、二百十日、二十日を厄日と謂はれ、特に颱風等の起りますのは如何なる理由によるので御座いませうか。

“その必要があるからです。颱風により稲等を倒す事がありますが、根をはらせるのに必要だからです。根がはるのは風が吹くから倒れないようにする為で、根がはるから稲がよく穫れる事になりますから結構です

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“北半球と南半球の季節が逆で御座いますのは、地球の呼吸作用と如何なる関係が御座いませうか。

“呼吸をする時、「はく」のは陽で「すう」のは陰です。北と南は霊と体の関係にありますので、総てが反対であります

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“「三りんぼう」に家を建てますと、風等で倒れ易いと申しますが「  三りんぼう」に就き御教へを御願ひ申し上げます。

“一種の迷信でせう。大して気にとめる事はありません。

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“或る家にネズミの親が一匹居りまして、其の後を小ネズミが一寸置き位に七匹程ついて歩いて行きます。其の親ネズミには尾が無く、小さいネズミは頭も尾もない様なネズミで、最後のネズミに僅か尾が出て居ります。丁度汽車を見る様で、鋸で押へてもスルスル抜けて親のネズミと離れずに歩いて行きました。人が見ても逃げません。此の家ではお婆さんが生前にネズミやムカデを生きた儘喰べたと申します。霊的に何か関係が御座いませうか。

“喰べられたものが生れて来たのでせう。毛虫、トンボ、いも虫、へび、ネズミ等喰べる悪食者が居りますが、それ等は動物の再生です。

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“古墳、墓地、神社等の跡を道路等に改修工事を行った場合、其の関係者に災難があるので御座いますが、如何が致しましたら宜敷う御座いませうか。

“移転をする手続きをすれば宜敷い。口頭で事情を述べ御願ひすれば宜敷い。人間が悪意でしたものでなければ霊は許してくれるものであります。神社は小さくとも神社の形を残してお祀りした方が宜敷い。

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“口頭試問又は壇上等に立った時、顔色が変り心臓の鼓動が早くなるのは如何なる訳で御座いませうか。

“最初は誰でもそうです、馴れゝばなんともなくなります

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“駿東郡小泉村を布教中の事で御座いますが、或る男の方で何時の間にか舌が二つに裂け、一方が感じが無くなり、食事の際邪魔になると申しまして自分で鋏で切り取り、其の後何事もないそうで御座いますが、霊的に訳が御座いませうか。

“前世で二枚舌を使ひ悪をした人でせう。二枚舌を使はれ、其の人が非常に恨んだ場合其の様な事があります。

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“「しらくも」は霊的なもので御座いませうか、又御浄霊により治るもので御座いませうか。

“体的なもので、分泌物が固まって出来たものです。フケも分泌物で、親の薬毒でせう。浄霊により治ります。

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“歯の生え代る時、前の歯が抜けないで、八重歯が出来た時、其の儘にして置きますと口の恰好が悪くなりますが、御浄霊により古い歯が抜けるで御座いませうか。

“少し出かゝりに浄霊をすればよろしい。出てしまった後は歯医者に抜いて貰ひなさい。

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“生れた時は気の付かない程度で御座いますが、大きくなって脱臼して居る事が判りました場合、普通はギブスを嵌めれば治ると申しますが、御浄霊により治るもので御座いませうか。

“浄霊により治ります。

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“朝蜘蛛を喜び、夜蜘蛛を嫌ふと謂はれますが、何か霊的に意味が御座いませうか。

“大した意味はありません。蜘蛛は足が長いから朝は「カキ込ミ」、夜は「カキ込マレル」からいけないといはれるのでせう。

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“分骨はいけないと申されますが、靖国神社或はお寺に分骨して御座いますのは如何に処置致しましたら宜敷う御座いませうか。

“分骨されてしまったのは仕方ありません。分骨をすると、骨に霊線がつながって居るのが離れ難いので面白くありません。

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“感電して重態に陥って居ります者に対しては、何処に重点を置いて御浄霊致しましたら宜敷う御座いませうか。

“普通やけど又は苦痛がありますから、其の場所を浄霊すれば宜敷い。

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“神社に鳥居のあるのは何か理由が御座いませうか、又稲荷様には特に多数の赤鳥居を建てますのは何か意味が御座居ませうか。尚ほ稲荷祭の際五色の吹流しを用ひますが何か訳が御座居ませうか。

“鳥居は天の岩戸開きの時鶏がとまりトキをつくり、それで岩戸が開けたと云はれております。古くからあり「ユダヤ」にもあります。稲荷の赤鳥居は装飾の為でせう。五色の吹流しは五色人と云ひ年に一度集まる事になって居ると古記録にあり、そこから出たものでせう。

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“祖父の代に仏教よりキリスト教に改宗しましたキリスト教信者で御座居ますが、今回入信致しまして御屏風観音様をお祭り致し度く存じますが、如何様にお祭り致しましたら宜敷う御座居ませうか。

“神、仏、キリスト教何れにて観音様をお祭りしても宜敷いが、仏教でお祭りするのが本当であります。

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“戦死した者の霊は、御祀りしませんと帰れないもので御座いませうか。例へばアッツ島で玉砕しました霊は未だ其の儘其の地に居ると申すことで御座います。各人の家庭でお祀り致して居ると存じますが、如何なる事になりませうか。

“祀るのは居処を作ってやる事になるから早く帰れます。祀ると霊界から霊線を通じて向うへ行くから早く救はれます。

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“聖者賢哲の霊は、普通の人の霊よりも、再生する度数は少ないもので御座いませうか。

“聖者賢哲は霊界で救はれ、且つ現界に執着がないから早く再生しません。釈迦、弘法等は今日迄再生して居りませんが、昼間になりますと一度に生れかはって来るでせう。

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“十五歳の女の子で御座いますが  頭髪が段々白髪になって行きますが、如何なる訳で御座いませうか。

“白髪の老人の霊がかゝったのでせう。

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“神経痛及び胃病等の病人が、身内の年寄に病気を持って行って呉れ、と御願ひ致して置きますと、其の年寄の死後癒ると申しますが、何か霊的に理由が御座いませうか。

“全部がそうではありません。一部は持って行く事もあります。

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“霊木として虞れられて居ります樹で、昔から枝を払っても祟りがあるとされて居りますが、最近非常に繁茂して、家が陰気になり困って居ります。今度其の家に御神体をお祀りさせて頂きました。龍神様に御願ひ致しまして枝を払っても宜敷う御座いませうか。

“言霊で理由を述べれば宜敷い。

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“和歌山県西牟婁郡長野村では、二月以来三回の降雨毎に雨の溜水が真黒になる奇現象を呈して居ります。同村は平地より三百尺程高い農村で御座いますが、之は何か霊的に意味が御座いませうか。

“土の方に原因があるのでせう。土中に鉱物があり、それが土質に影響し、そうなっていたのでせう。

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“西宮市近郊の或る家で、最初に建築しました人は一家四人が三人迄死亡し、続いて其の家を買った人も二人家族の主人が直ぐ死亡し、三代目の家でも既に二人死亡し、一人は目下病床に伏し、飼猫迄が病気であります。その敷地は元、池も大木もなく野原で御座いまして、祀りたくても何うしてよいか判らず困って居ります。御神体をお祀りするだけで宜敷う御座いませうか。尚病人には霊の憑依現象は現はれません。

“古戦場又は多勢の人が殺された事により、そうなる事もあります。又地縛の霊が上に家を建てるといやがりますから、其の場合その様な事もあります。移動するには少なくとも二、三十間離れゝば宜敷い。

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“土の日に竹を切ると、切口に必ず水を持ち泡を吹き、非常に性が悪いとの事、(然し土の中日に切った竹は何んの事も御座いません)又土の日に生れた子供は寿命が短いと謂はれますが、何か霊的に関係が御座いませうか。

“たぶん迷信でせう。

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“八せんの入の日に雨が降ると、明けの日には天気が良いと謂はれますが、何か訳が御座いませうか。

“大した事はありません。昔の人が統計上そうであるから、そう言ふのでせう。

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“地縛の霊は其の場所数十間より移動出来ぬと伺って居りますが、其の地より遠隔の人間に憑依致しますのは、如何なる解釈をしたら宜敷う御座いませうか。

“普通二、三十間しか動けませんが、因縁によって広範囲に活動する事が出来ます。

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“墓地で石碑の頭の上に地蔵尊の石像が刻んでありますが、その儘で宜敷いので御座いませうか。猶地蔵尊は何神様の化身であられ、如何なる御働きをなされるので御座いませうか。

“其の儘で差支へありません。地蔵尊は阿弥陀如来の形を変へられたものでありまして、阿弥陀如来は霊界の御働きをされるのでありますが、地蔵尊は阿弥陀様が街頭に進出して、救ひの御働きをされる時のお姿であります。

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“地震の時よく火柱が立ったり空が光ったり致しますが、如何なる原因で御座いませうか。

“地割れより地熱によって火柱が立つのです。又それが空に映って空が赤く見えるのです。地中の地割れもその様な現象があります。

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“肉腫は霊的な病気で御座いませうか。霊的で御座いましたら、其の理由を御教へ御願ひ致します。

“霊的と体的とあり、体的は毒素の固結であり、霊的は大抵虫の霊(モグラ)の様です。中に核があり、形は大小様々あります。

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“農産物に於ける特産物、例へば京都市上加茂の「加茂なす」、「すぐきの蕪」等を、隣村で栽培しても同様のものは出来ませんが、右の原因について御教へを御願ひ致します。

“体的には色々の原因により、土質が一ケ所にかたまり、其の電気の影響により、そうなるのでせう。

  注:  (霊気?)

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“遠州七不思議の一つに、遠州灘の海鳴りと言って年中ドロドロ鳴って居ります。海鳴りの音により雨になり、風となると言ふ事だそうで、岸に出れば沖で鳴り、沖に出れば岸で鳴るといひ、何処に行っても其の音のしている処が判らぬので御座います。何か霊的に関係が御座いませうか。

“海の深い処に穴があり、そこに水が落ちると音がする。深いから何処へ行っても聞えるのでせう。

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“愛知県挙母町にある善光寺といふ寺で御座いますが、此のお寺の和尚さんが寝ると、夢ではなく頭の所に地獄の霊が救ってくれと言って頭をつゝくのだそうで、和尚さんは恐ろしさに寝る事も出来ず、鐘や木魚を叩くそうです。此の寺は昔幽霊が出て着物の片袖を置いて行ったとの事で、未だにその片袖が残って居るそうです。何か霊的に関係が御座いませうか。

“地獄に苦しんで居る霊が、救ひを求めに来ているのですから、善言讃詞を上げてやれば宜敷い。

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“鰻の夢を見ると人が死ぬと申しますが、之は鰻と人間とが何か霊的な関係が御座いませうか。

“多分迷信でせう。

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“金神様の祟り等といひまして、御嶽教では其の除けを致します。相当な重病人でも其の除けを致します。金神様の除け等が果して出来るもので御座いませうか。

“金神様に狐狸が化けて、霊がごちそうが食べたい為いたづらをするのでせう。そんな時は何もしない方がよい。

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“田舎には、何処の家にも地の神様がお祀りして御座いますが、地の神様は如何なる神様で御座いませうか。

“神様には色々な役があり、地の神は地龍で産土神の支配により守護して居るのであります。

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“或る信者に一時的霊眼が開け、火龍の飛ぶのを見たとの事で御座います。火龍は両角を備へ、目は飛び出て真赤な色で、大小はありますが余り大きくはありませんでした。或る日其の信者の「かまど」附近に其の火龍が来ていたのが見え、火龍は火災に原因があるとの御話を聞いて居りますので、之は大変と、居合せた先生に善言讃詞を上げて頂きますと、丸くなって居たのが段々と伸びて、最後には「かまど」の煙突から西北に飛び去りました。其の時に居合せた五、六名の信者の耳にゴーッといふ音が聞こえたそうです。そうして其の人は、西方の山を指して、其の山に火災の起る事を予言しましたが、果して三月二十五日は火災が起ったので御座います。又空には数へ切れぬ火龍が飛んでいるのが見え、御神体をお迎へした家庭は強い光がさして居り、其の御光の中へは、突入する事が出来ず、うろたへる様が見えたそうで御座います。火龍の働きはそうした働きをなし、霊眼で見えた事が本当なので御座いませうか。

“本当です。大きな火災の時は、火龍が大いに働きます。火柱が立つのは火龍の働きで、長くなるのは稀で、普通丸くなって働きます。飛火は火龍が火をくわへて行くのであります。赤龍と間違ひ易いですが、火龍は光がありますからよく区別がつきます。

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“紋所の発生した由来を御教へ御願ひ申し上げます。

“昔戦争のあった場合、自己明示する為、旗を立て、それに各々の紋をつけた。それが段々に羽織其の他に使はれ家紋となったのです。

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“私の友人で、夜道を歩いて居りますと、火の玉が見えましたので、ついて行きました処、或る家の上で消えましたので、其の家に入って見ますと、お婆さんが床の上に起き上って胸をなぜて居りますので、聞きますと、実は私は夢を見て道を歩いて居ると、人に追ひかけられて、漸く家に帰った処で夢が覚めました、と申します。此の様な事は本当にあるので御座いませうか。

“お婆さんの生霊が何処かへ出て行ったのが、火の玉となったのでせう。執着が強いと霊がこるから火の玉となる事があります。珍らしい事です。

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“宗旨の違った寺に墓地を移転致しましても宜敷う御座いませうか。

“あまりよくありません。居候の様で霊が窮屈を感じませう。

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“戒名が余りに簡単で取り替へたいと思ひますが、寺に頼んで改めて戒名を作り直してお祀り致しましても宜敷う御座いませうか。

“無理に替へる必要はありません。戒名によって霊界の位置がきまるわけではありません。罪が多ければ、霊界の位置は低いものです。

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“或る信者の家庭で、以前に祖父が足が痛みました折、日蓮宗にみて貰ひました処狐霊の祟りといふ事でお祀り致して居りました処が、その後報恩会に入会しました処、そんなものは処分する様にといはれ、人に譲りました。其の後その孫夫婦が足が痛くて困って居ります。譲りましたお稲荷さんを貰ひ返す方が宜敷う御座いませうか。

“狐が怒ってする場合と、浄化の場合とありますから、きめる事は出来ません。稲荷を処分すると祟る事があります。

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“世間よく夜泣きをする子供の寝床に刃物を置くと夜泣きをしなくなる様で御座いますが、此の場合刃物は霊的に意味が御座いませうか。

“霊的の意味はあります。霊により、刃物で殺された霊などはこわがり、こうした霊は近寄り難いから、効果がありますが、これで全部が解決するわけでもありません。又恨みの霊が子供にかゝり、夜泣きをさせ、その親を困らす場合もありますし、又動物霊を使ふ場合もあります。

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“遠州の新居町で発生した中毒で、アサリ貝及びカキ貝を喰べると中毒を起すそうで御座います。其の貝も養殖でなく、天然のものだそうで御座います。貝を喰べますと中毒発生し、七転八倒の苦しみをなし、発狂状態となるので御座います。発狂状態になるや、長きは二時間位、短きは一時間位にて腹が張り、歯ぐきから出血し、死に至るそうで御座います。右は如何なる原因に依るので御座いませうか。

“中毒でせう、食物の一部の肉に毒を発生するからです。御守護があるとこういふものを食べないし、又食べたくなくなります。

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“五十歳前後になる男の方で、最初はアザの様になって居りました処、段々ふくれ上り葡萄の様になり、而も葡萄色をして居ります。日が経つに従ひ、顔の所から口の附近まで下って居るそうで御座います。丁度葡萄を顔から下げた様で、手術を受けても又出るそうで御座います。如何なる原因で御座いませうか。

“恨みの霊でせう。蛙ではないでせうか。とにかく浄化ではなく霊的の様です。 

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“人に頼まれて牛の鼻木を通して居りますが、今後やっても宜敷う御座いませうか。

“それは差支へありません。人間ならいけません。

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“千手観音様の御頭の上に御顔が見えますが、何を意味して居るので御座いませうか。

“それは阿弥陀様の像です。阿弥陀は観音の母にもなります。

  聖王母……阿弥陀。

  桃の実……観音様……桃太郎。

(光明七月号  昭和二十四年七月一日)

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昭和二十四年八月号

“俗に丑満時と申します午前二時より四時迄は、何か霊と人間との間に関係が御座居ませうか。

“丑満時は呼吸の一番止った時で、草木も眠る丑満時と言はれ、総てのものが静止する時で、人間も一番安眠出来るのです。

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“旱魃の時「千段焚」と申しまして、農民が池や川のほとりで火を焚いて雨乞ひを祈りますが、効果があるのでございませうか。

“少しはあります。花火をたくさん上げる、又は大戦後に降雨があるが、之は水気を呼ぶと言はれ、雨が降るのです。

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“水虫は昆虫霊との事でございますが、「田虫」、「いんきん」もやはり昆虫の霊でございませうか。又何故水虫は足に憑依するのでございませうか。

“水虫は薬毒で重いものであり、重いと下へ垂れ、極く重いものは足の下に溜り、それに虫がわくのです。薬を飲まなければ無く、人造病です。いんきん、田虫も薬毒です。

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“ある家で、七年前仏壇にお祭りして置きました阿弥陀様と不動様の左右の手が折れてから、子供を九人次々肺病で亡くし、妻も死亡し、最後に残った娘も現在胃癌の為明日をも知れない状態にありますが、何か霊的に障りがあるのでございませうか。又如何に処置致しましたら宜敷うございませうか。

“胃癌は四十歳過ぎなければありません。霊がついて居ると、早く直して貰いたいから戒告をします。兄弟死は必ず誰かを霊界に次々と連れて行くものです。破損した仏像は早く修繕すべきです。

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“千田ヒデノと言ふ信者でございますが、夫養子を迎へましたが、長男が戦死したのみならず、夫も行方不明となりました。其の後鈴木清一郎といふ人と内縁関係を結び二人の子供がありますが、鈴木清一郎は死亡致しました。此の場合如何にお祀り致すのが正しいのでございませうか。

“夫養子、後の鈴木と言ふ様に順序正しければよろしい。

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“戦死者の遺骨が還って参りましたが、埋葬しようとして木箱の中を開けてみました処、白木の位牌に俗名が書いてあるだけでございますが、字が違ひ当字でございますので、其のまま埋葬するに忍びません。公葬や、御葬式も済んで居りますので、如何致しましたら宜敷うございませうか。

“普通に、僧に頼み戒名を付け祀ればよい。此の場合名前の違ったのは意味がないからそれは止めればよろしい。

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“発狂した子供を、浄霊致し度くも逃げて仕舞ひます。寝ている処を浄霊しましても、すぐ起きます。寝ている間に着衣を浄霊しましてもすぐ起きて来てひったくり、塩と灰とでゴシゴシこすります。如何致しましたら宜敷うございませうか。

“光明如来を祭り、其の部屋に寝かせれば治るでせう。子が悪いのは、親が悪いから、親が浄まれば段々治るでせう。

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“栃木市在住の会員(猿山さん)の宅でございますが、その家に弁天池があり、昔はその池の水で三町歩からの田が何んな日照りにも植付が出来たそうでございますが、一度此の池を埋めました処余り不幸な変り事が出来ますので元の池を掘り直しました処、水の出は細いそうでございますが、何か霊的に関係がございませうか。

“龍神が住んでいたのを埋めたからよくない。池は綺麗に掃除する事。お宮を作り名を付けてやりなさい。地名を取った名前でもよろしい。

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“二十三歳の娘、御浄霊を致しました処、犬神様の霊が憑って居りまして、昨年その娘の父が実行組合長をして居りまして、米の供出量を決定しました処、谷といふ人が、それは不公平だと言って非常に怨み、犬神様へ詣り、その娘を殺してくれと頼まれたので殺そうとして憑って居ると申します。御浄霊を致しますと非常に苦しみます。如何に話しましても聞き入れず、この娘の命を取る迄は離れないと言ひます。続いて御浄霊を致して居りましたが、苦しいのであるから「心経」を三回上げてくれ、そうしたら出るからと申しますので、家族の人があげました処普通の状態となりました。果して霊が出たのでございませうか。若し又憑依致しましたら如何致しまして、よろしうございませうか。尚犬神様とは何でございませうか。

“人間が、畜生道に落ち犬になったものです。一度神に祀って貰った事があり、信仰に入れば段々治ります。

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“七夕と天の川に就いて、御教へを御願ひ申し上げます。

“「七夕」は作ったものです。星を人格化する事は昔からあって、天の川は星の参集で、星の世界にも、人間の多い土地と少ない土地とある様に、星の世界にも其の様な処があります。

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“各地方の祭典の際お神輿をかついで御祝ひ致しますが、特別に意味がございませうか。

“其の土地の氏子が、年一回宛氏神様にお願ひして土地を巡視して貰ふことになるのです。

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“ある信者の家で雨洩りの為、御神体に「しみ」がつきましたが、この御神体はこのままお祭り致して居りましても宜敷うございませうか。又夏季虫がとまり御神体の隅の方に「しみ」をつけましたのもございますが、如何致しましたら宜敷うございませうか。

“不可です。一度経師屋に見せ、しみ抜きが出来ればして、さもなくば取替へる。家座敷に相応の御神体を御祭りすること。

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“お光を戴いた方と阿弥陀様のお守りをかけた方と一緒に或る木の所で写真を写しましたのでございますが、写して頂く二人の位置は、阿弥陀様のお守りをかけて居る人は木に登り、お光を頂いて居る方は其下に居て写されましたが、焼付けして見ますとお光を頂いて居る方のみ写り他の方は少しも姿が写りません。何か霊的に原因がございませうか。(又焦点は実に良く合って居ります)

“間違って居ったから、間違って居る方が、消されたのでせう。

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“左利きは霊的に何か意味がございませうか。

“右が体、左が霊で、霊主体従、左利きは体主霊従の事をしたからでせう。前生は女で嬶天下であったでせう。

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“女児が生後三日位で普通の月経と同様な事があり、近頃度々右のような事を聞きますが、これは如何なる訳でございませうか。

“生れる時に親の古血を飲み、それで、二、三日経つと吐血する。医者は胃潰瘍と言ひます。馬鹿々々しい事で、此の場合「下」から出るのです。暫くすると治ります。

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“医学でいふ「敗血症」といふのはどういふ原因でなるのでございませうか。又浄霊の方法を御教への程御願ひ申し上げます。

“血が非常に濁っていて、皮膚に斑点が出来るのは濁り血です。血管が切れると血が止まらず出放しになり、死ぬ事もあります。浄霊で簡単に治ります。

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“富山県地方は、葬式の場合床の間に阿弥陀様のお軸をおかけして式を致します。習慣になって居りますが、此場合御神体は如何様に致しましたら宜敷うございませうか。

“御神体を外してはいけません。その隣りに掛ければよろしい。

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“甲乙二人の信者さんがありまして、乙は癲癇持ちでございます。甲がその癲癇の方を浄霊致して居りますと、その方に霊が憑り、「家族の者が判らないから、甲の宅へ祀ってもらひたい」と申しますので、甲の宅では早速祀りました。すると甲の家族の者が乙の病人と同様の寒気ふるひが起りましたので御浄霊致しますと楽になります。すると乙の方が同様の状態になります。斯様にして一方が楽になれば他方が苦しむと言ふ風に、交互に続き今日まで数日に及び困って居ります。尤もこれは甲の宅へ乙が浄霊を受けに参った時のみでございます。之は如何なる霊的作用でございませうか。又如何致しましたら宜敷うございませうか。

“祀り方が不可で安住出来ないからでせう。祀る時は家族より小さく一番端に祀ること。

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“或家の夫人が病気の時、大きい「なめくじ」が枕許にいました。その夫人が亡くなりましてからお墓へ行きましたら、お墓に、枕許にいたのと同様の「なめくじ」がいました。そして又赤飯を焚きまして神様にお供へ致しましたら「なめくじ」が赤飯を埋めてしまいました。少したってみましたら一匹もいませんでした。何か意味がございませうか。

“「なめくじ」と亡くなった婦人と関係があって、此の婦人の子供か何か身内のものの霊が「なめくじ」に憑依したのでせう。「なめくじ」に付いた子供が「なめくじ」に関係あり、一度「なめくじ」に生れた事があるのです。

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“ある妻女が死んだ子供を夢に見ました所、顔は生前の子供の顔で、首から下が直径六、七寸の胴体を持つ長さ一丈程の鰻で、海の中より自分に抱かれ様としていたと申します。その人は以前魚屋をして居りました事があり、子供はその時生れたと申して居ります。これは如何なる訳でございませうか。

“海の大きな鰻が祟ったのでせう。人間は蛇になるのは下より段々となり、遂に顔も蛇になるのです。

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“最近肺結核で亡くなりました或る信者の妻でございますが、結婚直後発病して亡くなる迄実家で病臥しておりましたが、納骨は実家の墓地に致しましても宜敷うございませうか、御伺ひ申し上げます。実家と婚家の宗旨は違ひます。

“実家でよろしい。嫁して相当期間経ったのは婚家で、短い時は実家でよろしい。

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“十七歳の娘でございますが、昨年六月頃より両足より次第に上に向って小さいソバカスの様なものが一面に出来て参り、遂にお腹の所以下一面に出来、着物を脱ぎますと、出来ています所は薄黒く見られました。その娘が一週間程前に突然鼻血を出し、朝早くより午後三時頃まで出ておりましたが、其の間御浄霊させて頂きまして止まりました。その後食欲進まず、一日置いて再び鼻血が半日程出て止まりましたが、遂に死亡致しました。一年位の間に出来ましたソバカス様のものは如何なるものでございませうか。

“皮膚の表に出るのは大抵毒血ですが、ソバカスですから霊的でせう。ソバカスが出来たのは龍神の霊でせう。龍女は早く死ぬと早く人間に生れ変って来るから、死にたいのです。其の様な事もあります。

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“「ホクロ」「ソバカス」「クスベ」はどの様に違ふのでございませうか。特に眼の下、口のまはり等に「ホクロ」「クスベ」のありますのは意味があるやうに申しますが、霊的に如何なる意味があるのでございませうか。

“口の廻りにあるのは食ふに困らない。目の下の涙袋の側はよくありません。眉毛の中間にあるのは親の財産をつぶし、腕、足にあるのは腕や足をよく使ふからです。ソバカスは血の中の一つの毒素です。若い人に多く、老人になると少なくなります。

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“螢の光は科学でも未だ解けぬと謂はれて居りますが、これは如何なるものでございませうか。

“光には、日の光と月の光とあり、螢の光は月の光ですから熱がありません。太陽は熱光、螢は冷光で、熱のあるのは体の方が多く、赤味が多い。熱のないのは体の方が少く、赤味も少ないのです。

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“春夏秋冬は地球の呼吸運動であるとの御教へでございますが、これまでの学問では、地球は自転しながら太陽の周りを公転している為だといはれて居りますが、如何なるものでございませうか。

“地球の熱は地熱の方が多く、地球は廻らないで太陽が廻るのです。位の高いのが地球であって、位は太陽、月の方が下です。雪が積もって、溶けるのは、上からでなく下から溶けるのは、地熱の方が多いからです。若し太陽の方が多ければ上から溶けて、高山の雪は溶けなければならないわけです。春夏秋冬の期節は地熱のためです。 

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“非常に驚いた様な場合、腰が抜けるといふのは如何なる訳でございませうか。

“あまりない様です。一時的の現象です。

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“正守護神はその人の身辺にて守護しているとの御教へを頂いて居りますが、霊の見える人であれば正守護神も見えるのでございませうか。

“正守護神はあまり見えません。動物霊や死霊は見えます。霊は霊界に居ります。段々稀薄になりますので、見えなくなります。正守護神は執着がとられたので稀薄になっているので見えないのでせう。

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“人間が死ぬ直前に一時よくなることがございますが、如何なる訳でございませうか。

“人間死ぬ前に霊が抜けますので、一時楽になりますが、活気がありません。嵐の前の静けさと言ふ様な状態です。

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“霊が浮いて来てはなれません場合、それをしずめるには如何にしたらよろしうございませうか。

“「お鎮り」と言へばよろしい。副守護神は臍下丹田と言ひ、腹にいるのです。浮く時は上ってくるから、手を上げ、なで下す様にしてお鎮りと言ひます。

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“惟神霊幸倍坐せの意味に就き御教への程願ひ上げます。

“神のまにまに身魂を大きく、豊かにして頂きたいと言ふ意味です。体に太い細いのがある様に、魂にも太い細いがあります。怯えは細く、大胆は太いのです。ずうずうしいのは動物的に太っているので質が悪い。

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“或る婦人(信者)で、女児が出来るとお乳が充分にあり、男児が生まれると乳が出なくなるそうでございますが、之は何か霊的に意味がございませうか。

“人には男の系統と女の系統とあって、女の系統は女が生れ、男が生れると死ぬと言ふ様な霊統がありますが、右の様な霊統でせう。女の霊統は先祖が女の神様で、男の霊統は男の神様です。

“出産の際前置胎盤といって、一命にも関する事がございますが、霊的に関係がございませうか。又御浄霊により完全出産が出来るものでございませうか、御伺ひ申し上げます。

“浄霊で治ります。

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“地縛の霊がおられる現場は度々同様の事故が起りますが、事故防止をするため供養の方法につき御開示を御願ひ申し上げます。

“事故のあった中心に行き、三回位祝詞をあげてやるとよい。

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“仏教にては、「何々家先祖代々之霊位」といふ位牌を作って祖霊様を御祀りいたして居りますが、神道の形式にてはどの様にして御祀りしたら宜敷うございますか。

“教派神道、神社神道、又は其の霊の信仰の程度により祀るとよい。その様な信仰をやらぬものは、仏でやってやるとよろしい。○○家祖霊神、と祀ればよろしい。

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“観音様の御姿で、拇指と人差指とで円く結ばれてあるのが拝されますが、如何なる意味がございませうか、御伺ひ申し上げます。

“○は魂を象徴しています。中指は不浄を扱ふから隠すとの説があります。拇指は霊で他は体ですから、霊体と言ふ意味にもなります。太陽も月も地球も丸ですから――。

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“兇党界の三巨頭の霊は、光明世界に於ては如何になるのでございませうか。

“一ケ所に押し込められて出られなくなり、光明界にては活動が出来ません。

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“浄土宗や禅宗で、五重とか受戒とか申しまして、五日間の説教や、剃髪の式を致し、其の後血脈と称する証書の様なものを頂き、それを大切に保存しておき、その人の死体と共に葬る事が盛んに行はれておりますが、何か霊的に意味がございませうか、  御教へ御願ひ致します。

“キリスト教で言ふ「洗礼」で、当教団で言ふ教修と同じ様な意味です。五日やるから五重、「おさづけ」を頂くから受戒と言ひます。血脈と言ふのは、其の開祖と繋った事になります。

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“手の平、足の裏が丁度猫の足の様になって居り、「猫罰」などと申して居り、松の木の皮状をなして居り、長く水に浸していると白くなり薄皮がとれるのです。一家族中、母と長女と次男が猫罰であり、父と長男は普通です。又此の家の親類にも七、八軒「猫罰」の人があります。猫罰は五代続けば自然消滅すると申して、諦めていますが、之の原因は何に因るのでございませうか。又浄霊により全治可能でせうか、御教へ願ひます。

“猫が恨むと言っても、一人位はありますが、之はたぶん薬毒でせう。薬毒は、手足に溜りますから。その様なものです。浄霊で治ります。

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“御角力取りは皆同じように良く太っておりますが、霊的に何か関係がございませうか、御伺ひ申し上げます。

“霊的でなく体的で、腎臓が悪いために長生きする人はほとんどありません。尿毒です。

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“正月以来同じ夢を数回見ました。その夢は自分の方に向って馬が暴れて来ます。それは何か霊的に関係がございますか。もし霊的に関係がございましたらどの様に致したら宜敷うございますか、御教へ御願ひ致します。

“信仰に入ると、よくこんな夢を見ます。それは馬が救って貰いたいからやってくるのです。

(光明八月号  昭和二十四年八月一日)