著述編

栄光

自分で病気を知る法

病気というものは、いつもいう通り、毒素が身体の何処かしらに固まっており、それが熱で溶けて、排泄する苦痛なのであるから、病気を知る方法としては、自分で自分の体を触ってみる事である。頭の天辺から足の爪先迄撫ぜてみるのが、一番よく分る方法である。...
栄光

御蔭話から何を得る

沢山の御蔭話を見るとしたら、誰しも実に素晴しい何物かを、感受せずには居れないであろう。恐らく之程の救いの力は、未だ嘗て世界にないからである。そこで其中の病気に関した事のみをかいてみるが、先ず現代医学というものの実体である。現在凡ゆる病人は、...
栄光

人間の価値は正義感

凡そ人間の価値を定めようとする場合、一番間違いのないのは、正義感の多少である。此人なら悪い事はしない、此人なら信用が出来る、何を委しても安心だ、という標準を置くのが、一番正確である。全く之以上に良い方法はないといってよかろう。即ち正義感こそ...
栄光

共産主義者の告白

共産主義者は、最も信仰と反対の立場にあるのは、衆知の通りである。処が左記の報告は、見事に転向した例であるから、本教が如何に偉大なる力を有しているかの證拠であろう。共産主義から転じて信仰へ(本文省略)(栄光百二十四号 昭和二十六年十月三日)
栄光

逆効果の説

どうも世の中の人をみると、骨折って行ったり、いいとして行った事が、思うような結果が得られないのは、全く逆効果という事を知らないからで、言い換えれば理外の理を弁えないからでもある。今之を説明してみるが、之を読んで此理屈が分るとしたら、案外に得...
栄光

結核と馬車馬

結核に就ての最近の統計によれば、療養所の成績は、患者百人に対し、死亡三十一、再発二十八という事になっている。処が此病気の再発は、特に初発の時より悪性であるのはよく言われている処であるから、勿論死亡の方へ入れても間違いあるまい、とすれば百に対...
栄光

世界人たれ

之からの人間は、世界人にならなければ駄目だ。之に就て面白い話がある。終戦直後或軍人上りの人が私の処へ来て、憤懣に堪えない面持で『今度の降伏はどう考えても分らない、実に怪しからん』と言って、憤慨しながら話かけるのだが、私の方はサッパリ気が乗ら...
栄光

無題

私は今日の放送中「近頃の世相」なる街頭録音を聴いたが、夫々現在の世相に対する不満や希望等を言い、斯ういう処に原因があるとか、斯ういう社会的欠陥が困るとか言い、誰も彼も一致する点は、政治が悪い、教育が悪い、社会悪の為などと言うのであったが、一...
栄光

医学の考え方

現代医学に於ての、根本的誤謬をかいてみるが、それは考え方の如何にも浅い事である。今其二三をかいてみるが、例えばビタミンが不足しているから、それを補えばいいというが、本来ビタミンが不足するという事は、ビタミン生産の体内機能に故障があるからで、...
栄光

浄霊の発明的価値

浄霊という言葉は、歴史上今日迄なかった事は言う迄もない。勿論浄霊の言葉の意味は、信者は知り抜いているが、大体人間というものは、見えざる霊と見ゆる体の一致によって成立っているものであって病気の因は霊に曇りが生じ、それが体に映るのであるから、其...