左記一信者の報告は、狐霊が一老婆に憑って、薬毒の恐るべき事を知らした記事であるが、実に面白いと思う。之によってみても分る如く、狐霊が人間の生命を奪ろうとする目的で憑依する場合、無暗矢鱈に薬を服ませたがるものである。故に斯うみてくると、現代科学者よりも、狐霊の認識の方が正確であるという事になるから、之では今日の科学者は、狐霊以下という訳である。としたら実に可笑しな話ではあるまいか。この記事を世の科学者に、読んで貰いたいものである。
薬毒を説いた狐霊の話
(本文省略)
(栄光百三十六号 昭和二十六年十二月二十六日)