著述編

栄光

ジャーナリストに愬う

去る六月四日の晩、NHKの社会の窓の放送を聴いて私は驚いた。それは本教九州在住の信者に関した事であって、事実を歪めた捏造的放送で、今迄にこんな例はなかったと思う程のもので、私は耳を疑った位であった。どう考えてもこの放送の企画は不可解であり、...
栄光

医学に対する挑戦ではない

左の御蔭話は、結核信仰療法の著書の広告を読売紙上で見て本教浄霊を受ける事になり、それが機縁となって早速入信し、救われたという極く最近の生々しい事実である。そればかりかその事が入院中の患者に知れた為、次々退院、浄霊に縋る事となったのであるから...
栄光

ベートーヴェン

この間私は独逸映画、題名エロイカ、製作はウィンフィルム会社で、ストーリーは楽聖ベートーヴェンの中年から晩年に至る間の経路を描いたもので、近来の傑作である。始めから終り迄息もつげない程で、主人公に扮する俳優もそれらしく素晴しい演技であった。し...
栄光

近頃の世相

今日の世相を熟々見てみると、不可解な点が余りに多いのは、何が為かをかいてみよう。それには色々あろうが、その第一は近頃の如く各地に大中小の火災の多い事で、その損害高も相当の額に上るというのである。これには人間に分らない何かの原因がなくてはなら...
栄光

医学の恐ろしさ

斯んな事は滅多にない事だろうが、左のお蔭話を見ると膚に粟を生ずるのである。この患者は勿論原因は薬毒で作ったもので、慢性胃病には違いないが、最後に至って手術をした処、胃は何等異状がなく、慢性盲腸炎であったという事であるから、その診断の軽率にも...
栄光

信仰の合理性に就いて

信仰の合理性に就いて、この間この欄に出したので分ったであろうが、なお最近それに関聯した新しい質問が、某中教会長からあったので、それをかいてみよう。これは二年程前入信した信者の事で、入信の動機は主人の肺浸潤が治ったためであるが、本年二月二つに...
栄光

最後の審判とは何か

最後の審判に就いてこれからかいてみるが、その根本としては言うまでもなく世界的大清算であって、長い間溜りに溜った処の罪穢の浄化作用である。従って余りに穢くどうにもならないものは、地上から永遠に抹殺される外はないから、恐ろしいのである。という訳...
栄光

幸運者を作る宗教

本来宗教とは何かというと、不幸な人を幸福に導く為に、神の愛によって発生したものであって、それ以外の何物でもない。知らるる通りこの世の中に生を営んでいる誰もは、幾ら一生懸命に幸運になろうとしても、中々思うようにはならない。一生涯かかって幸福に...
栄光

この事実を何と見る

吾々はいつも医学の治病力に比べて、浄霊の治病力の偉大なる事は、百対一といっても過言ではないとしているので、これを読んだ人は到底信ずる事は出来まいが、併し事実は飽迄事実であるから、そのつもりで読んで貰いたい。従って若しこれを読んでもまだ信じら...
栄光

病人氾濫の布哇

本教海外宣伝の第一歩として選んだのが、彼の布哇(ハワイ)であって、約二カ月前から樋口、安食の両布教師が、同地を根拠として活躍し始めたのは已に知る通りであるが、最近の別項通信にある如く、予期以上の成果を挙げつつあるのは、洵に慶賀の至りである。...