著述編

地上天国

伊都能売の身魂

私は今迄幾度となく、伊都能売の身魂の事を言ったり記いたりしたが、余程難しいと見えて、真に行える人は何程もないようである。処が決してそう難しいものではない。根本が判って習性にして了えば案外容易に実行出来るものである。実行出来ないというのは、非...
地上天国

浄霊と幸福

本教浄霊は病気を治すのが目的のようになっているが、本当からいうとそれだけではないので、もっと大きな意味がある事をかいてみるが、一言にしていえば浄霊とは幸福を生む方法である。というのは単に病気といっても勿論浄化であり、其因は霊の曇りの解消作用...
地上天国

本教と文化革命

世間一般から観ると、本教は宗教を看板にしており、些か変ってはいるようだが、ヤハリ新興宗教の一種に過ぎない位に思っているであろうが、それも無理はない。今迄本教の如き素晴しい宗教は出なかったからである。というのは本教は既成宗教的観念で見て分るや...
地上天国

時局雑感

今年の正月になって熟々思われる事は、去年の今頃との異いさである。衆知の如く去年は、朝鮮の動乱も酣(タケナワ)にして、前途は暗雲垂れ込め、雨か風か予想すらつかない、無気味な感が濃厚であったからで、それが今年に入って、其様相は緩和された事は事実...
地上天国

真文明とは何ぞや

私は目下文明の創造なる大著述を執筆中であるが、此目的とする処は、現在迄の文明は根本的誤謬の文明であって、真の文明ではない事を知らせんが為である。というその何よりの證拠は、何程文明が進歩したといっても、文明の最後の目標である処の人類の幸福なる...
地上天国

地上天国31~40号

■地上天国三十一号 昭和二十六年十二月二十五日 ・真文明とは何ぞや ■地上天国三十二号 昭和二十七年一月二十五日 ・時局雑感 ■地上天国三十三号 昭和二十七年二月二十五日 ・本教と文化革命 ■地上天国三十四号 昭和二十七年三月二十五日 ・浄...
地上天国

巻頭言

今度の第二年目の秋季大祭を見ての感想を少しかいてみるが、何しろ参拝者は昨年の二倍以上で、而も信者諸君の顔だけみても、晴々としていて、活気が漲っている。之を想うにつけても感慨無量である。というのは昨年の秋季大祭は、アノ事件あって間もない頃とて...
地上天国

巻頭言

久し振りで時局の事を少しかいてみるが、日本の講和問題も、愈々最後の幕となって、今三十一日吉田首相は、総勢四十数人を引き連れ、桑港(サンフランシスコ)へ旅立つ事となったが、先ずは芽出度いとは言えないかも知れないが、結構な事とは言えよう。そこで...
地上天国

巻頭言

近頃浄化が強くなったので、信者の中でも急激に烈しい浄化が起る人があるようだが、一時は苦しいが之も来るべき最後の大浄化の為の準備的お浄めとして、結構な訳なのである。然し何れは世間一般に拡がるとすれば、如何に惨澹たる場面が現われるか、想像するだ...
地上天国

巻頭言

時局は愈々朝鮮戦争も、曲りなりにも平和の段階に移って来たようである。何しろ如何に中共の人海戦術と雖も、国連側特にアメリカの進歩せる武器に遭っては、到底長く太刀向う事は出来ないに決っている。其様な訳で、最初の国連軍を海へ落して了うなどという目...