著述一覧(未発表)

未発表御論文

愚昧なる医学

西洋医学の蒙昧は、実に驚くべきものがある。全世界の医学者と称するものの頭脳は、一種の変質者ではないかとさへ思ふのである。といって私は、聊かも悪口を言ふつもりは無いのである。啻(タダ)厳粛なる事実は如何共する事が出来ないからである。故に今日...
未発表御論文

戦争準備の世界

今日、世界の動向を観る時、世界は今、平和に向ひつつありや、戦争に向ひつつありやと言へば、些かの躊躇も無く、それは、戦争に向ひつつあると、何人も言ふであらふ程に世界各国、特に重だった国は、国防の名に隠れて、戦争の準備に汲々たる有様である。然し...
未発表御論文

選挙粛正と犯罪防止に就て

数百万の費用と、数万人の人々が、数十日間に渉って、凡ゆる手段方法を案出し、官民共に大童になって活躍した、選挙粛正なるものは、一体何が故に、斯くせなければならなかったかといふ事を究明し、以て今後の選挙なるものに対しての省察材料として、記いてを...
未発表御論文

施術方法

先ヅ患者ノ患部ニ向ッテ一指又ハ二、三指ヲ用ヒテ軽ク触レ、又ハ極メテ軽ク指頭ニテ繰返シ繰返シ軽圧スル。時間ハ普通参拾分乃至壱時間トス。右ノ指技ニヨリ人体電気ノ放射ト相俟ッテ血行ヲ促進セシメ新陳代謝ヲ旺盛ナラシム。元来患者又ハ弱体者ハ身体孰レカ...
未発表御論文

療術行為届 指圧療法と按摩術の差異

本療法を施さんとする際、施術者は自己の精神力(思念力)を絶えず指頭に集注す。それに依って指頭より一種の放射霊力を生ず。是を一部の学者は人体電気と称す。此人体電気が病者の患部に浸透するに於て、指技と相俟って欝血は散じ、血行は促進さるるを以て、...
未発表御論文

大東亜戦争戦略論 四、大戦果の影響

大亜細亜全般を我日本の勢力下に包含し終るとすれば、敵に如何なる打撃を与へるかといふに、先づ印度を失へる英国としては国力は半減するであらう。又、米の蘇聯援助も大打撃を蒙るであらうから、盟邦独伊の苦境は茲に全く脱却し、状勢は一変するであらう。且...
未発表御論文

大東亜戦争戦略論 三、印度以西に進軍せよ

前述の如き意味によって、今後の大方針としては、印度より以西即ちイラン、イラク、アフガニスタン、ベルヂスタン、シリヤ、アラビヤ、小アジヤ迄を境として、順次進撃の態勢をとり、大亜細亜共栄圏を完遂する事である。言ふまでもなく此戦略の目的とする所は...
未発表御論文

大東亜戦争戦略論 二、皇国の使命

我大日本帝国は、世界に一あって二無き、神聖犯すべからざる皇国にして、畏多くも上御一人の大御稜威と御洪徳によって全世界を知召し、億兆をして各々其所に安んぜしめ、明朗なる道義世界を建設する、それが皇国本来の使命であり、それによって既往の弱肉強食...
未発表御論文

大東亜戦争戦略論

一、大東亜戦争及び大東亜共栄圏の名称を大亜細亜戦争並びに大亜細亜共栄圏と改むべし。今次の大戦争に於ける終局の目的としては、いふ迄もなく、畏多くも神武天皇の宣はせ給ひし八紘為宇の一大国是を達成する事で、天の時来って、茲に一大聖戦を起した所以で...
未発表御論文

療術行為届 料金に就て

拙者老齢の為、多数者の治療は困難であるが、今日の重大時局に於ける国民の一員として、今後の余生を国家の御役に立たせ度、皇恩の万分一にも酬ひ奉らむと期する次第である。従而、右の主旨によって皇族、陸海軍高級武官、国家の重臣等の方々に於て、御召又は...