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御論文体系化計画

湿布

之は反って害があるのである。前述の如く、治療上温めるのはよく、冷すのは悪 いのであるから、縦令、熱湯湿布をするとも、暖い時間より冷たい時間が多いから 不可である。且つ、薬剤を使用するに於ては、反って害があるのである。何となれ ば、薬剤が皮膚...
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吸入

之は、治療上効果もなく、さりとて害も無いのであるが、手数を要するだけ無駄 であるから、先づ応用しない方が可いであらふ。特に小児に於てそうである。
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罨法

凡ゆる病気に対し、温めるといふ事は、多少の効果は必ずあるもので、従而、害 はないのである。腫物、歯痛等に応用すれば治癒を早める事は確かである。それ は、膿溜を解溶すべき、発熱に加えての人工熱であるから、自然治癒を援助する訳 である。
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氷冷法

氷冷法は最も不可である。高熱と雖も氷冷しないに限る。何となれば、患部を氷 冷する時は、自然治癒作用は、停止されて了ふからである。一例を挙ぐれば、中耳 炎の場合、中耳炎は膿汁が排泄されよふとして、中耳内に侵出し、それより外部に 出でんとする。...
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物理療法の誤謬

物理療法は近来種類も増加し、医家は治療補助として、大いに推奨してゐるのであるが、此効果に就て、私の観る所を述べてみよふ。物理療法中、近来最も流行する光線療法から解剖してみるに、先づ、ラヂュウムを第一とし、レントゲン、紫外線、太陽燈等であるが...
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注射

注射は、最近頗る其種類が増加して来てゐる。それ等を私の知り得る範囲に於て述べる事とする。苦痛軽減の目的による注射、例えば胃痙攣、腸痙攣の如きは、一時的痛苦は確かに消滅するのであるが、それは痛苦の原因たる疾患を治癒するに非ずして、痛苦を感受す...
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酸素吸入の誤謬

重態の病人に対し、酸素吸入を応用する事が流行してゐるが、之が非常な誤りであって、反って病気には良くないのである。何となれば、人間が二六時中、呼吸して生きてゐる天与の空気は、酸素や窒素、水素等完全に調和密合されたる完全無欠なものである。従而、...
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皮膚病

此病気は、千差万別であり、大小軽重のあるのは誰も知る所であるが、之は毒素の性質その人の体質によってそれぞれ違ふのである。勿論、浄化作用であるから、自然療法で必ず治るのである。然し、医学はそれを知らないから、薬剤塗布又は光線療法等によって治さ...
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カリエス

カリエスは、脊髄カリエス、肋骨カリエス等であって、脊髄カリエスに於ては普通脊柱が彎曲(ワンキョク)し、傴僂(セムシ)となるのである。そうして、多くは腰部及び股部に一個所乃至、数個所自然穿孔され、その孔から膿汁が排泄されるのであるが、其膿汁た...
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チフス

チフスは勿論伝染する。症状は腸部の発熱、頭痛、食欲減少等である。原因は黴菌が腸壁に繁殖穿孔するといふ。それは本当であると思ふ。腸チフスは、私は未だ治療した事はありません。何故なれば、あれは腸へ熱を持つのが最初ですが、其時治療すると速に熱は去...