岡田茂吉

革命的増産の自然農法解説書

肥料の逆効果

成程、肥料をやれば一時は相当の効果はあるが、長く続けるに於ては漸次逆作用が起る。即ち作物は土の養分を吸うべき本来の性能が衰え、いつしか肥料を養分としなければならないように変質してしまうのである。これを人間の麻薬中毒に譬えれば一番よく分る。人...
革命的増産の自然農法解説書

自然栽培の勝利 土の偉力 自然農法の原理

抑々自然農法の原理とは、土の偉力を発揮させる事である。それは今日迄の人間は、土の本質を知らなかった。否知らせられなかったのである。その観念が肥料を使用する事となり、何時しか肥料に頼らなければならない様になってしまった。全く一種の迷信化したの...
革命的増産の自然農法解説書

序文

この小冊子は現在我国最大の悩みとされている米の問題に対して、絶対有利な解決方法を解説したものであって、誰も知る如く今日我国民を養うに足るだけの数量は全然穫れず、現在一カ年二千万石以上不足しているのであるから、実に由々しき大問題である。この原...
革命的増産の自然農法解説書

革命的増産の自然農法解説書

・序文・自然栽培の勝利 土の偉力 自然農法の原理・肥料の逆効果・肥料迷信・堆肥の効果・連作豊収・蚕業の福音・農業の大革命 五カ年にして米の五割増産は確実 (一)・農業の大革命 五カ年にして米の五割増産は確実 (二)・自然栽培に就いて(昭和二...
外部寄稿

公明選挙について(2)

食えない代物“運動員”お偉方には信心が足りぬ何故こんなことをするかというとズル族の根性は、麻薬を呑ましても又美味い汁を吸っても、巧くやりさえすれば、誰にも知れずに、済むと思うわけだ。更にあの運動員と称する輩は酢でも蒟蒻でも食えない代物なんだ...
外部寄稿

公明選挙について(1)

ズル族が多すぎるまだ半年経つか経たないうちに、又々総選挙とてきは、国民もやりきれたもんじゃない。たった半年の間に、政府は、国民の信任が減ったかどうかを試してみるんだから、結局国民は試験台にされる訳だ。この原因は、何といっても、例の馬鹿野郎問...
外部寄稿

私の歩んだ信仰生活

私の生れたのは東京市浅草区橋場町六十三番地さゝやかな古道具屋です。父は岡田喜三郎と云ひ、私はその次男であったのです。父は赤貧洗ふような中に私を育てゝくれました。だのに、何うしたことでせう私は性来虚弱でありました。私は、そうしたなかにも儚ない...
外部寄稿

“世界救世教奇蹟集” 広告文

凡そこの世に神は在るか無いかという事程、簡単にして難しい問題はあるまい。という訳は昔から今日迄肯定派と否定派とが何程論議を闘わして来たか分らないが、今以て結論は得られないにみても明らかである。これに就いて私としてもよく考えてみると、神が無い...
外部寄稿

われらの任極めて大 発刊一周年を祝して

今回事務局長大石氏から、今度の記念号に何かかいて欲しいとのお頼みなので、取敢ず思いついたままを書かして貰うが、私は率直にいってこの新聞は日まだ浅きに拘わらず、仲々よく出来ていると思ってる。しかも新宗教という制約もあり、その上宗教それぞれの特...
外部寄稿

法話(五) 腹の虫は人為肥料から

また浅根の作物は畑土に草葉の堆肥をまぜるだけでいいが、深根のものは、特に畑土一尺位下の方に木の葉の堆肥の床を作るといい。堆肥の効果は土を固めないためと土を温めるためと、もう一つは作物の根際に土乾きがする場合乾きを防ぎ得るということの三つだと...