世界救世教

明日の医術

西洋医学の大誤謬 風邪は、唯一の浄化法

如何なる健康人と雖も、遁るる事の出来ない病気は、先づ風邪であらう、然るに昔から、感冒は万病の因、と言って、非常に恐れるのであるが、之は大変な誤りである。茲に先づ、風邪の原因を開明して、風邪は決して恐るべきものではないばかりか此病気あるが為に...
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西洋医学の大誤謬 種痘による、免疫の不完全

現在、凡ゆる疾患の原因を探究する時、それの殆んどが、一種の水膿の溜結である。されば之が頸部の周囲及び延髄、又は肩凹部に溜結すれば、風邪、神経衰弱、脳疾患、眼病、耳鼻咽喉病等の原因となり、胸部のそれは、呼吸器病を起し、其他胃腸、肝、腎、胆、中...
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西洋医学の大誤謬 毒素療法

病気は、自然浄化作用であるといふ事は述べた通りである。故に、人間は、病気といふ、浄化作用があるから、健康を保ってゐると言っても可いのである。であるから真の病気治療とは、病気を外部へ排泄する事であって、内へ押込む事ではない。例へば、腫物が出来...
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西洋医学の大誤謬 対症療法の不可

病気の原因に就て、西洋医学は、未だ何等確定的発見がない。故に、病理としては、肉体に現はれたる現象に病名を附し、其進行過程を、説明するに過ぎないのである。従而、其療法としては、現象に対応する、対症療法が、主である。対症療法とは即ち、苦痛の軽減...
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西洋医学の大誤謬 錯覚的治療

抑も、病気の結果である、苦痛の本質は何であるか、それは、病気を治癒すべき、人間自身の工作が、神経を刺戟するからである。例えば、発熱とは、病気を溶解し、又は、殺菌する工作であり、痛みとは、病気を排除し又は、縮小する工作であり、嘔吐下痢は、毒素...
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西洋医学の大誤謬 病気の本体

抑々病気とは何ぞや、言ふ迄なく、人体の一部又は全部に、異状現象が発生し、それに因る苦痛である。然らば、何故に、異常現象が表れたのであるか、之は、現在迄の医学では、未だ判ってゐないのである。之に就ての、私の研究を発表し、世の専門家並びに識者に...
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医療と観念

現在、療病に就て、非常に誤られてゐる、重大事がある。それは、信仰を土台とする療法や、医者でない医者、即ち、民間療法で病気が治るといふ事は、観念と精神力が、大いに手伝ふからである。といふのである。而もそれは、医家の方面から発する言葉である。私...
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本療法は、観念療法に非ず

医薬以外の療法、例へば、信仰的、霊的療法によって、難病が治癒せられた事実を見て多くの批判者は、決り切って曰ふのである。それは、神仏に頼ってゐるといふ、患者の観念が、一種の安心を得させるから、それに依って治病されるのである、言はば、神経作用で...
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科学の使命

人間が、科学の力に依って、機械の進歩は言はずもがな、有生物である植物の種子を改良したり、科学的肥料を与えて、増大又は増産させたり、花の色を思う儘、変化させたり果実を大きく生らせたりする事は、驚くべき進歩である。又、動物や家畜を改良したり、鶏...
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科学で病気は防げる乎

現代医学とは、一言にして、之を言えば、凡ゆる疾患を、科学で治さうと、否、科学のみで治るものと信じて、熱心に、研究を続けてゐる学問である。そうして、其事を一般社会へ信じさせやうと、熱心に、努力しつゝあるものである。故に、一般世人は、科学的療法...