二、三毒について

 明主様は、あらゆる病原は然毒、尿毒、薬毒、の三毒に因るとおっしゃっています。

 その三毒の解説をみてみましょう。
『先ず然毒とは何ぞや、之は薬毒の遺伝ともいうべきものであって、薬毒が何代かの人体を経て畢に変化し一種の毒素となったものである。次に尿毒とは、腎臓の機能的活動の鈍化に因る余剰尿を言うのである』
                          (神示の健康「三毒」より)

 薬毒による苦痛の特徴については、
『それは薬毒による苦痛は発熱、痛苦、掻痒苦、下痢、嘔吐、麻痺、不快感等が主なるものである。発熱は実験上薬毒多量者程甚だしいのであるから、生来無薬用者は殆ど発熱は無いといっても差支えない位である。又薬毒痛は洋薬は鋭痛が多く、針刺型、錐揉型、稲妻型等で、漢薬は殆ど鈍痛である』   (神示の健康「三毒」より)


 さらに尿毒については詳しく次のようにおっしゃっています。
『陰性天然痘毒素(※)が神経集注個所へ溜結し易いという事は、度々述べた通りであるが、人間の作業上腰部に力を入れる関係上、腎臓部に溜結するのである。之はゴルフ愛好者に特に多いのにみても瞭かである。此溜結が腎臓を圧迫する為に、腎臓が萎縮するのである。従而、その萎縮の程度によって、例えば完全腎臓は十の尿を処置し得らるるのが、萎縮腎臓は、その萎縮の程度、例えば、九の尿を処置するとすれば、一の尿は体内に滞溜するという訳で、その余剰尿“一”が即ち尿毒である。此尿毒も二元毒素(※※)と同じく、神経集注個所へ溜結するが、此毒素は特に位置の関係上、腎臓部、腹部、股間淋巴腺、腹膜、肩部(肩の凝り)、頸部等へ集溜し勝ちである。但し、左右何れか萎縮する方が、尿毒の滞溜が多いのである。但だ此尿毒は、天然痘毒素には限りあり、薬毒も使用するだけのものなるが、尿毒に於ては、二六時中間断なく製出するものなる故、此点特に始末が悪いのである。此尿毒と併せて、大体三毒が凡ての病原となるのである』
                          (神示の健康「尿毒」より)

   ※(陰性天然痘毒素)                                 天然痘毒素のうち体外に排除され難く、体内に残存蓄積されたもの。
  ※※(二元毒素)                                    陰性天然痘毒素に対する浄化の際に、新しい薬毒が加えられることによって      生じる毒素。