眼病は必ず治る

 此患者の眼病は、医師から半年かかるか一年かかるか、それ以上かかるか判らないと曰はれたのが、僅か十日間で全治したのであるから、奇蹟以上であろう。その際の医師の言にも同様の眼病で七年間も通って今だに治らない人もあるというに徴しても眼病は特に長びくものとされてゐる。にも拘はらず右の如く速かに治ったのであるから、此事だけでも医学は革命の値打ちがあろう。又此一例だけでもノーベル賞の価値は充分あるであろう。
此様な訳で、私は常にどんな盲目でも必ず治ると言明してゐる。若し治らない人があるとしたら、その人は手術をしたか、散々薬毒を注入したからで、そうでないとしたら十人が十人全治する。故に此事が一般に知れ亘ったなら、盲人のない世界が出来るのは当然である。此様に私は肉体の盲目を治すのは訳はないが、治り難いのは心の盲目である。


吾子の眼病を御救い頂いて

(本文省略)

(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)