浄霊で死者蘇へる

 浄霊医術は唯物医学の及びもつかない程卓越せるものであるのは言うまでもないが、此婦人の如きは一旦脈も止まり、呼吸も停ったにも拘はらず、浄霊によって蘇へり、健康を取戻したのであるから大奇蹟である。之一つでもノーベル賞の価値は充分あると思うが、之によってみても、唯物的方法で人間の生命を救ふ事は、全く見当違ひの甚だしいものである。つまり人間は霊的動物なるを知らず、肉のみを対象としている医学であるからである。


 斯んな分りきった道理が、世界中の学者総掛りで何程研究しても分らないのであるから驚くの外はない。従って此浄霊医術こそ、最も高度な文化的医術であるといってもよかろう。


神力・死を蘇へらす奇蹟脈搏止り、霊界の母に会う

(本文省略)

(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)