此奇蹟

 此患者は腸の癒着といふ、吾々からみれば至極簡単な病気で、浄霊二、三回なら全治すべきものを、大病院で手術五回、三年以上治療を続けても治らない結果、医師に見放された重症であり乍ら、近所に住む信仰まだ浅き六十才の老婆が、二、三回の浄霊で治したのであるから、到底信じられない程の奇蹟である。之によってみても、医学の無力は多く言う必要はあるまい。処が此患者の最初の診断は、腸に穴の穿く珍しい病気だとの事であるが、之は誤謬で、最初から単純な腸の癒着で、痛みは全く毒素固結が溶ける為であった。
此無力極まる医療によって、日々無数の患者が被害を受けつつある今日、之を救うには、何としても医学の革命より外に道はない。


死の宣告を受けた腸癒着よりお救ひ頂く

(本文省略)

(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)