045 人事篇 第一篇 信仰と人事

手癖悪い子(霊層と悩)

“小供の手癖の悪いのは如何したらよろしゅう御座いましょうか。

“動物霊が憑いてやらすのである。斯ういう事をするのは、親に罪がある。親と関連している。親自身、自分の心を省みて大いに徳を積む事にする。そして親に罪があると、霊層界の下にあり、霊層の下の下にあると、何か苦しみがある。それで子供の盗みの苦しみがなくなるとしても他の何かの苦しみがある。徳を積んで霊層界の上へ上ると、子供も親が心配するような事が出来なくなる。その事をよく知らなくてはならぬ。騙されるのもそれだけの資格がある訳である。泥棒にとられたり、いろんな事で損をする等も、その物質が汚れてる。間違った事があり、その罪をとられる為の浄化で、之は凡ゆる事にある。日本で物の足らぬのも浄化であり、偉い人が小菅へ行くのも浄化作用である。人間はどんな人も必ず悩みがある。夜の世界の間は仕方がない。動物霊が活躍するだけの余地がある。修行を励んでいる人は、それが段々小さくなる。

実父の不幸(苦悩の原因は一なり)

“継母(入籍して居ない)と実父と共謀で、たった一人の子である私の全財産を取上げやうとして裁判に訴へたけれど意の如くならず、継母は別居しました。其の際継母は、実父に茶碗一つと箸一膳残したのみで家財道具、衣類全部と私の所有家屋の造作物の一部まで持出しました。つまり実父は着のみ着のまま捨てられた有様です。所が実父の日常は嘘と隠し事で終止し、妻(私の)の言ふ事は全部理屈として何一つ聞き入れず、妻が「真の娘と思って呉れ」と言っても娘と思った事は一度も無いと言ふ始末で継母と別居当時は同情しましたが、最近は姿を見ただけで腹立たしくなり、外出先より帰宅した途端嫌な気持になり、どうにも致し方有りませんが、老先短い(八十二才)実父を少しでも救ってやりたいと朝夕光明如来様にお願ひして居ますが、この先どうしたら宜敷いでせうか。お伺ひ申し上げます。

“よほど一家に罪穢が多く、それに乗じて邪神が憑って災ひする。入信して人を助ける。徳を積む。幸福の人を多くつくる。その徳により皆の気持が変り良くなる。これより外に道はない。神の御目からみれば、人の苦しみは皆同じ原因によるものである。(双方共同じ罪穢)(S24・2・20)

生児続死の因(信仰と子宝)

“去年と今年と二回子供が生れてすぐ死にました。どちらも三日程しか生きていません。此事について何か家の因縁は無いでしょうか。

“訳がある。斯んな筈はないので、何か霊が障っている。恨みの霊とか又その主人公が罪を犯しているなどである。子供は神様から授かるもので、欲しいと思っても自由に授かるものでない。凡て霊的運命に因る。子供さえあれば幸福だとはいえない。不具や道楽者が生れたら反って子の為泣く事となり、不仕合せの因となる事もある。本当に親の幸福を助けるものでなくては子宝とはいえない。不仕合せにする子が生れるのは親の身に罪があり、子による一種の浄化作用である。(また授かるまでの霊位でないかも知れない)入信して人助けすれば罪が減り、その徳によって救われる。そして怨みの想念の影響もよほど減る。それで初めて良い子が出来る。又、薬を多く呑んだのはいけない。それで入信してからの子は、良い子が出来るのである。

貰い子と妊娠

“子供の無い人が貰い子をすると、子が宿ると言われますが如何なる事か、御説明下さい。

“定った訳ではない。出来る場合も出来ぬ場合もある。貰い子をすると、祖霊が気に入らぬ場合があって、霊界で神様にお願いしたりなどして、別に授かる様神様にお願いする。それはない事はない。

愛し合わぬ夫婦(反対の必要なる意義)

“お互いに愛し得ない夫婦が、今後共長く生活を共にして行く事は非常に苦しみでもあり、又不合理とも考えられますが、矢張り神様は此の苦しみを与え給うのでしょうか。

“之は訳あって苦しみを与える。之は人間に解決出来ぬ。神様に任すといいようにする。実にうまくする。互いに好きになるか、一方が好きになるか、別れさすかする。夫婦は元来神が結合さす事を知っておかなくてはならぬ。ただ人間が人為的にした場合がある。それは離す事が出来る。夫婦で一方が反対すると修業になる。ヨーロッパ文化が発達したのは、小国が多く敵が多いからその為に国が強くなった。そういう点は非常にある。人間の信仰は反対する程強くなる。

夫婦霊線切れるか

“夫婦の霊線は、別れれば切れると申されていますが、子供が出来ていても切れるものでせうか。

“別れても切れない。細くはなるが切れはしない。子供が出来ていればやや太い位の所で、両方の想念に執着があって、思い合ったりなどすると太くなる。

信仰を妨害する夫(霊層と霊線)

“四年前入信させて戴き、現在大光明如来様を御迎へさせて戴きました。御手伝ひをさせて戴き度く存じますが、内々で御座います故、主人も不承知ながらも黙っていてはくれますが、少しでも御手伝ひの為に外出したり、他の方に御話したり、浄霊をしたりすると反対を致します。時節を待てと申されましたが、主人は絶対無信仰にて取り付く島もありません。此の信仰を争い無く続けて行きますには、如何致したらよろしう御座いませうか。

“やはり時節を待つ。夫婦は霊線で繋っている。一方が判ると向上してくる。一番太い段階があって、どうしても主人の方が追つかなくてはいけない。その為、浄化が起きて気が付く場合と、死んで気づくのもある。出来るだけ神書を読みお任せしておけば、主人は入信しなくてはならぬ事となるか、別れる事になるかである。無理や争ひはいけない。心から信仰するのでなくてはいけない。神様がうまくしてくれる。 (S24・6・26)

後継の順位(五六七世の決り方)

“鹿児島日置郡の地方では、古くからの習慣で、長男から先に分家し、次男、三男と順次分家して末の男子が相続し、末子先祖を祀るのが習慣で、末子が財産の最高を受け、当然祀るべき長男の家には位牌がありません。此の地方は精神病者が多いのであります。何か霊的関係があるので御座いましょうか。御伺い申し上げます。

“末っ子が継ぐ事も間違ってはいない。長男が後を継ぐようになったのは後の戦国時代からで、大将など戦死した場合すぐに代りを立てなくてはならぬ。それで長男を大将の後継ぎにした。故に末子で差支えない。長男より末の方が頭が出来る。(親の若い中は頭が悪い)年とる程親の頭は進んで来るから、どうしても親の影響を受ける。親の想念が悪いと子供へ写る。幹が悪いと枝も勢が悪い。精神病は関係ない。五六七世になると違ってくる。これは長男とも末子とも決らなくなる。自然に決ってくる。皆の心が本当になると、一番偉いのがなる。邪念がなければ衆議一決する。(会議の上決めるべきである)  (S24・7・28)

後継の心なき次男(御守護戴く要件)

“私は長男を二十一年十月腎臓結核で大手術の結果遂に死に到らしめ、後に嫁と子(孫)一人を残しましたので次男と逆縁させましたが、息子は嫁を嫌ひ家をつぐ気持がなくて、困ってお観音様にお縋りして御守護を御願ひしたのですが、思ふ様に御守護を戴けませんが今後如何に致して御縋りしたら御守護を戴けるでせうか。御教示御願ひ致します。因みに私の次男  大正十一年六月生れ。同  嫁大正十年二月生れです。

“御守護願ふのは本当でない。自分で勝手にした事でいくらか無理があった。家を継ぐ気がない。然し此方がいいかもしれぬ。人をよくしなければ御守護は受けられぬ。御守護は褒美である。(S25・1・16)

家紋の起源、松竹梅の意義

“家紋の起縁に就て、又天神様の御定紋は梅鉢ですが観音様と御関係がありませうか。

“之も相当古い時代からある。中古戦国時代の必要から起きたもので、その時代は系統や階級制度がやかましかった。それ等を紋によって表はした。戦の時の旗印などから起ったものと思ふ。この戦国の旗印が一番最初と思ふ。敵味方ともその旗印で判別し、又名誉の代表ともした。徳川の葵の紋、豊臣の千成瓢箪、真田の六文銭これが起源である。菅原道真と観音様とは関係ないが梅は兄の花である。梅の紋は相通じている。兄の花―梅、木の花(姫)桜、観音様のお働きの上に意味がある。梅は五弁で五となる。松竹梅は六七五―ミロクとなる。故に梅はミロクの一番上である。火の働きになる。観音様が火の働きをせられる時は、梅即ち兄の花、仏の働きになる時は木の花になる。

親と夫婦の軽重

“従来は孝行が人倫の大本であり、親の為自分は固より妻子をも犠牲にする事も善行として是認されて参りましたが、夫婦の霊線が一番太いと致しますと、夫婦の道が人倫の根本でなければならないと思われます。即ち例えば親の言う事よりも妻の言う事を尊重したり、又親と妻と二人溺れんとして一人しか助けられぬ場合、妻を助ける事が人倫に適う事になる様に考えられますが、以上の考え方に付御教えをお願い申し上げます。

“そう固苦しく考えなくていい。臨機応変である。危急の場合は咄嗟の考えでよい。親を尊重しなければならぬ事柄も場合もあるし、妻の言う通りした方がよい事もある。どっちとも決められぬ。年齢にもよる。(S25・4・12)

もらい児

“もらい子したいと思いますが、如何すべきでしょうか。

“光明如来様にお願いすると将来良い人間を下さる。人間で心配して選ぶ必要ない。

自由結婚不調の因(結婚原論)

“自由恋愛、見合結婚をめぐり、ラジオ、雑誌等にて適、不適が論ぜられて居ります。新人は自由恋愛結婚を喜び、昔堅気の人は之を嫌ふ傾向があります。然しいずれも産土神の御取持ちだとすれば文句等あり得ないのですが、自由恋愛結婚は結婚後どうも調子がよくない様であります。近頃は特に自由恋愛結婚を望み、親に叛いて結婚して居る人達が居りますが、之等も産土神の結合させたものでしょうか。 

“簡単にはゆかぬ。之も恋愛と見合結婚の場合と神様は両方扱う。前世愛し合ったものが恋愛が遂げられぬ場合執着が残っている。今生に生れて偶々会うと成功させようとして両方が熱烈になる。こういう恋愛は無軌道的になる。之も産土神又は正守護神が執着を除らす為或期間許す。或時期へゆくと熱がさめる。執着が除れる。それで割合にうまくゆかぬ。さめてしまうのである。又、産土神が決めた相手が違う場合もある。それで別れる。であるから見合の方は永久的の方が多い。前世の因縁によるのであるからどっちともいえぬ。であるから神様に任す事でよい。夫婦になると、中途に於て亭主が愛する女が出来たり、妻は愛人、不純な男が出来る場合もある。結婚してから前世の執着が残ってる事があると無茶苦茶になる。他から見て不道徳だが、本人は夫に済まなくともそうはゆかぬ場合がある。熱が冷めると大抵元へ戻る。それを人為的解決をしようとすると悲劇が起る。結局、時期を待つと案外うまくゆく。その苦しみにより魂が磨けてくる。であるから時期を待つのが一番最良である。

早婚晩婚は宿命か

“早婚と晩婚とは宿命によって定まっているものでしょうか。

“大体宿命である。運命もあるが、宿命の方が多い。その人の霊の磨け方によって早くなる。一生夫を持てないというのもある。晩婚は龍神系に多い。前の世に男女関係で不幸になった場合。又前の世の男が女に生れた場合、男の分子が多いのは骨格も男のようである。斯ういうのは女傑型が多い。女の心理は男の女がよく知っている。こういうのは前の世は女だった。

通学せぬ息子(祖霊による)

“二十八日受教の四男(十二才)、この十日ばかり学校へ行かず、家に居て手伝はよくしますが友達と遊ばず、家人が学校まで送っても逃げ帰ります。如何なる訳でしょうか。

“祖霊が救われたい為に憑ったというような訳がある。大した事ない。或は祖霊が何か気に入らぬ事があって、そのお気づけかもしれない。のりとを聞かせ、神書読ますようにしてやる。

子供の不勉強の場合の親の心掛け

“子供に勉強する気のないのは親にも罪がある。一つには浄化作用である。あまりやかましくいはず、親が信仰を熱心にして、自分自身反省して、神の守護を受ける。叱っても逆効果となる。(S23・9・26)

異常児もつ悩み

“十四才の女児、昨年八月頃母親の実家からの帰途より気が少し変になり、学校も退学致しおります内、先日耳の中に誰か入ってくると申し大変にいためましたが、医者はどこも悪くはないとの事にて、お観音様にお願ひに参り一回の御浄霊にて耳は治りましたが、両親の悩み賢い児にと教修を受け、一心に御浄霊を続けております。朝いつまでも寝ており起すと暴れましたが、暴れは治りまして少し位話もする様になりましたが、御飯を此頃は一日中に一杯位しか食べません。御守護頂けませうか。お伺ひ申し上げます。

“母親が徳を積む。その徳によっていい子になる。浄霊やお願ひだけではいけない。その上信仰の中心をおかなくてはいけない。根本は罪であるから、それをとるのは徳を積む事によってとれる。

盗癖の子

“主人が戦死し母一人子一人で道に専念して居ります者ですが、一昨年秋入信、昨年十一月より某地方が開けて参りましたので、子供を妹と元の雇主に託して出張開拓致して居ります。その後子供に盗癖が現われ、信者にもそれを知る人が出来、本人はとても苦しんで居りますが、今の処手許に引取る事は出来ず困って居ります。子供はそのまま放置しておいてもよろしいでせうか。右お伺い申し上げます。

“放置しておいて一生懸命信仰に尽せばよい。心配するのはその人にメグリがあるからである。子供の事は忘れて、心ひかれず徳を積んで行く事である。(S25・5・5)

悪質性格の妹

“私の妹光子(十七)は母親に対し孝行する様な顔をして居りますが、光明如来様の御礼金や家のお金を如何なる所にかくして置いても持ち出してしまひ、又如何なる仕事もせず(炊事は致します)母親が注意するとすぐふくれ何も致しません。又美味しい御馳走は一人で喰べてしまひます。又嘘をつく事がとても上手です。右如何なる訳で御座居ませうか。御教示下さい。

“副守護神がやる。母に罪穢があるので、心配の種が絶えない。(S25・5・6)

我強い子

“当年十二才の娘、十才頃より我が強く、言い出した事は絶対に後に引かず、何かと自分の気に入らない事でもありますと、非常にあばれて泣きつづけます。この様な状態が毎日続いて居ります。右の様な発作が起きた時は、何時も光明如来様の部屋か、奥の暗い部屋に入り蒲団をかぶって大声で泣き叫ぶのです。どんなにすかしてみても聞入れず、益々大声を出し家中の者も手に余って困って居ります。最近その発作が烈しくなりました。之は霊的のもので御座いましょうか。お伺い申し上げます。尚、浄霊法をも御教示願います。

“霊的より名前がいけない。すゑみはシになる。前頭部に熱があるから浄霊せよ。  (S24・9・16)

喘息の子返還を求めらる(現在の鬼子母)

“十二才の女子真言宗の寺に生れ、二才の時より母が病気の為叔母の私が養育して居ります。此の子供は五才頃より喘息の発作が起り、本年一月より毎夜十二時頃より朝の六時頃迄苦しみが続き、医者は十七才位迄の命だろうと言うて居りましたが、三月中頃より御浄霊を戴く様になり一ケ月程にて楽にして頂きました。両親は子供を返してくれと迫りますが、私としては情愛も深まり、外に子供がありませんので無理に止めて居ります。尚両親は迷信視して医療をすすめて居ります。当家の屋敷の一部分は以前大師様の祭ってあった屋根にかかって居ります。そのお大師様が祭って戴きたく子供に知らせて居ると申されます故、家でお茶を供えて祭りました。移転した大師教会へ毎月二十一日に十年間、月参りをする願をかけ御参りして居ります。又子供の守り、神様として鬼子母神に願をかけ、其の神様の御軸を頂いて居ります。子供の処置及大師様の月参り、鬼子母神をどうしたら宜しいでしょうか。御伺い申し上げます。

“子供の処置は両方の気持であるから何ともいえぬ。御守護頂けば両方気持よく出来る。大師様の参拝はやめた方がよい。鬼子母神は印度へ帰った後、狐狸が入っているから拝むと反ってわるい。医者へかかっていれば十七才までの寿命かもしれぬが、浄霊によればそんな事はない。(S24・5・6)

長男の別居

“私は昨年三月お光をいただき、不治と思われたカリエスより救われて感謝の日々を過ごさせていただいておりますが、長男を主人の兄のところへ養子にやっておりましたが、妻がその両親の気に入らぬとの理由にて、長男の家族共六人が離縁されて来ました。(家は次男が継いで居ります)それ以来私方の綿布業の方も思わしく行かず、家中ごたごたとして尊い御用も充分出来なく困っております。長男夫婦は別居したいと言って居りますが、如何いたしたらよろしいでしょうか。(長男も御光は戴いて居ります)

“別居がよい。するとうまくゆく。  (S24・10・26)

行方不明の娘

“昨年四月受教しました十九才の女子専門学生、二ケ月前より寄宿寮から姿を消し、学校を欠席致し、その後の行動不明にて郷里の家族が心配して居ります。郷里にては継母、姉が受教、御神体も御祭りしてあり熱心な信者で御座いますが、実父が未だ受教して居りません。この娘の行方を探索するには、御道の信者として如何に処したらよろしゅう御座いましょうか。御伺い申し上げます。

“継母であるから、あまりうまく関係が行っているかどうか疑問である。神様にお任せしておけば、きっと悪い結果にはならぬ。(S24・6・21)

家出の息子

“私の夫婦には子供がなく、八才の時貰った女子を養育(当年二十七才)養子(修)を入籍、今では一子ありますが、修は昨年末名古屋に行ったきり帰りません。修は時々かっとなる気性で、それが起きると外を一廻りして来なければ済まぬのです。又淋しくなると一人で泣いて居るのを見ました。娘は人の機嫌を取る事をしらず、頭も手紙を書ける程度です。修の家出の原因は、夫婦の気性が合はない為でせうか。又帰ってくる様でせうか。御伺い申し上げます。

“此人が信仰に入って、おかげを受けるとして、帰った方がいいか悪いかによる。(S24・7・16)

息子帰還するか

“私は最近入信致しました。私の夫は昭和二十一年発疹チブスで死亡し、長男はビルマで昭和十九年戦病死致しまして、唯一人残りの次男俊男は満洲へ出征して、現在ではシベリヤに居る事は手紙で知りましたが、社会状勢上心配して居りますが、帰れますでしょうか。亦私は帰る迄どの様にして居たら良いでしょうか。

“帰る。変った事はない。出来るだけ人助けをする。そうすると母の徳により、早く帰る事になる。(S24・8・17)

一姫二太郎

“子供を授かるのは「一姫二太郎」がよいと申しますが、何か意味のある事でございましょうか。右御教示御願い申し上げます。

“女の子が育ていい。男の子の方が本来弱い。間違いをし易い。女の肉体の方が健康で、物に対する力がある訳で、病気にも男が罹り易い。初産は育てよい女がいいという訳である。(慣れて来たら男という訳)  (S23・12・28)

総領の甚六

“「総領の甚六」と申しますが、最初夫婦が相愛する時に「甚六」が生れ、年と共に愛情が落ついたり薄らぐかに見える頃、生れる末子によい子が出来ますのは、何か矛盾の様に存じられますが如何でございませうか。

“最初出来る子は、夫婦が若く、智慧や経験がないから、親の方が甚六である。最初の子は可愛がる。後は段々親の愛などもなくなる。兄弟の多いのに偉い人が出来る。愛さるる子はあまり偉くなれぬ。  (S25・2・3)

双児の兄弟別

“双児の場合の兄と弟の区別、並に区別の基本的因縁の事を御伺ひ申し上げます。

“大した重要の問題でない。先へ生れたのを兄とすべきだ。

両親故の子の精神病

“私の弟(二十二才)が、十四才の頃頭痛がすると言って学校より帰宅致し、其の後段々と学校を休み、一室に閉ぢこもって外に出ず、家族の者の顔を見るのも嫌ひ、食事も家族の者が済んでから唯一人で食事し、又山に行って終日遊び夜暗くなってから帰宅する様に、遂には床に就く始末となりました。一年位経過した或る日、朝食後知らぬ間に居なくなり諸方を探し廻ったところ、四里程はなれた大川神社の社前に居りました。この様な状態が一年程続き、其の後段々と狂暴となり家財道具等を手当り次第に外に投出し、仏具や神棚にあるものは何でも捨ててしまひ、ついに他家のものに迄乱暴にも手を付ける様になりました。尚墓地に行き墓石を倒したり、火を持ち遊ぶ様になり危険此の上もないので、止むなく座敷を作り監禁して仕舞ひました。数年後の昭和二十三年、私が本教に入信して以来、浄霊や祝詞奏上を続けて居りますが、何の変化もありません。光明如来様を奉斎し又一生懸命御導きの御手伝ひをして居りますが、このままでよくなりますでせうか。御教示御願ひ致します。

“よくなる。両親が信仰しないからよくならぬ。困るのは親である。親が一日も早く入信する事である。(S25・5・17)

父母不仲の解決

“小生の父母は夫婦仲がよくありません。俗に言うクサレ縁と言うものでしょうが、よく争って困ります。(両名共本年一月入信)父は頭が少し具合が悪く、母も以前に病気をした事があります。此の頃は母を離縁する等と申します。クサレ縁解消の方法を教えて下さい。

“両方罪穢が多いから浄化が起る。息子が人助けして徳を積むと仲よくなる。夫婦は火水で、性格は反対である。(S24・2・27)

行方不明者の対処

“父(六十一才)は今年一月十四日朝、家を出たまま、懸命に捜索致しましたが今尚行方不明でして、易等に於て他界して居るとのこと。仮葬儀は致しましたが、今後此のままで良いでせうか。

“この儘でいい。心配せぬ方がよい。(S24・7・6)

三婚の妻の霊的解決

“私は今月十日教修をいただきました。私の現在の妻(四十三才)は肋膜が悪く、少し仕事を致しますと大変身体が疲れます。今月初めより御浄霊を頂き、大変楽にさせて頂いて居ります。私は現在の妻が二度目ですが、妻は私が三度目の夫になり、最初の夫は狂人にて、又二度目の夫は肺病にて死亡。二度目の夫の子供二人を連れて私許へ嫁ぎ現在に至っております。昨年より種々の病気を致しておりますが、何か霊的に関係がございませうか。

“霊を一々に解決するのは面倒であるから、信仰を一生懸命して犯されぬ状態にする事である。(S24・8・29)

妻嫌忌に苦しむ、根本解決の道

“夫婦不和に就いて。私達夫婦は嫌々ながら親戚の者に無理やりに一緒にさせられました。両方共気が合わず、私は妻の顔さえ見ると腹が立ちます。仕事から帰って家の表迄来ると腹が立ちますが、家に入って顔を見ると尚腹が立つと言う始末です。昨年五月御光を戴き、父の神経痛や妻の婦人病も御蔭様で大分よくなりました。妻も御光を戴きましたが、最近御光を首からはずして仕舞います。私は益々腹立がひどくなるばかりですが、兄達は私のみ辛抱を要求しますので、二人の子供を残して家出しようか等と思い詰めて居ります。(妻は父の後妻の連子です)妻は相当な強情もので、誰も意見する人もなし弱って居ります。その原因と解決法を御教示願います。

“同情する。よくある事である。主人公が奥さんを斯うしようとか、斯んな人間にしようとか思う事をやめる。独身者の気持で、妻君に関係なく人を救う。すると霊界の位置が主人は上ってくる。妻君がついて行かず反対すると、どうしても別れる。死別か生別か何れかになる。妻君が改心すれば段々合って行く。妻君がおもしろくないのは,主人にも罪はある。妻が気に入らぬのも浄化作用であるから、自分が向上する外ない。之が根本である。結局良くなるからお任せする。

頑固冷淡の妻に苦しむ(夫婦の霊線)

“愚妻は結婚後二十年以来今日迄自分の過失を謝罪した事なく、実母や夫に対しても他人同様の冷淡さで、一般の人々との交際は全然出来ません。妻は三ケ月前自転車より落ち、左足かかとを痛めまだ歩く事は出来ません。因縁を御伺ひ致します。

“霊が憑っている。妻が浄霊を嫌ふといふのも、自分にも罪がある。苦しむべき自分に曇がある。先づ自分の曇を除って行けば、先方は苦しめる事が出来ないから、相手が治ってゆく。徳を積む、人を助けるのである。よく人に騙されてひどい目に遇ったといふ人があるが、それは自分に騙される資格があるからである。心の鏡を人間はブラ下げている。此方に曇りがなければすぐ判る。曇っていると写らぬ。判らぬから本当にするのである。  夫婦は多少、霊の線と線が違ふ事はあるが、そんなに離れてはいない。(S23・11・17)

夫婦問題妻の不貞解決の道夫婦の高さ、信仰反対

“妻の不貞は、霊的にいえば夫も同罪である。夫が立派で、妻は不貞の場合は、どうしても別れる事になる。一方が磨けて向上し、両者の高さが余り離れると、どうしても夫婦生活は出来なくなるものである。右の理により、自分の身魂さえ磨けてくれば、一方がそれにつられて向上すれば別れずにすむが、どうしても分らぬ場合は、病気になって死ぬか、別れなければならない事情が生ずるのである。それが一番の解決法である。夫婦で、霊層界に於てあまり離れている為、妻が反対する場合は、妻が改心して夫の信仰に入るか、でなければ死ぬかである。(S23)

妻の反対

“私は昨年五月二十二日、観音様の夢知らせに依りお光を拝受しましたが、終戦時に病んだ胸膜炎が本年二月頃より再浄化を戴いてから、妻との折合悪く何時も家の中でいざこざが絶えず、妻にお光を戴く様申しても頑として応じません。これ等は何か祖霊にでも原因があるのでしょうか。御伺い申し上げます。

“妻君の方に原因がある。知らん顔している。強制的などはいけない。時節がある。(原時之助の例)  (S  (*)・7・8)

離婚の問題(入信と夫の反対)

“私は昨年七月カリエスで教修を戴いた者です。姉にも勧めました処、姉(三十五才)は大反対の主人にかくれて入信しました。処が私は御浄化を戴きましたが、私の主人(三十八才)も絶対反対で浄霊も出来ませんので困っています。主人には前から他に女があり、入信以来夫婦仲は益々円満にはゆきません。「お前が信仰するなら家を出て行け」と叱りつけます。勿論浄霊も嫌っています。姉は二人共に主人と別れて信仰の道に入りたいと言って居りますが、どうしたらよろしいでしょうか。御伺い致します。

“忘れるよう、出来るだけ考えぬようにし、人を多く助けるようにする。別れるか別れぬかは、神様がよく判っておられるから、よくして下さる。(S25・2・7)

不純関係の女別れず(入信後)

“私は昨年五月頃より或る女と関係して居りましたが、入信し信仰雑話を読んで自分の行動が恐ろしくなり、別れるべく努力致して居りますが、女がどうしても別れて呉れません。私は妻や子供に対し申訳なく毎日なやんで居ります。如何したら良いでしょうか。御教示お願い致します。

“無理に別れなくともよい。そういう気持になったら、光明如来様にお任せする。いい具合に処置して下さる。すぐにとはゆかぬ。二、三年か四、五年はかかる。生木を割くような無理をすると反ってわるい。私も経験がある。無理は悲劇を生ずる。(S24・3・15)

女の為に夫反対す(御奉仕活動の悩み)

“度々の御浄化に何時も厚い御守護を頂きまして誠に有難う存じます。その度に此の道に進ませて頂こうと思いまして働き始めますが直ぐ邪魔されます。主人には別に一人の女性があります。一昨年その女性も教習を受けましたが、どうしても此の道が理解出来ません。主人は御浄霊の良い事は分って居りますが、少し外に働きかけますと極端に反対致しますので一進一退です。此の度長男正明の御浄化を機に、子供と共に協力して進み度いと思います。宜しく御守護をお願い致します。

“副守護神が邪魔するのである。気永にやっておればうまくゆく。

入信望まぬ夫(無信仰)

“主人は昭和十九年頃戦死し、その公報は三年後にありました。その年葬式を終え、同年主人の弟と結婚致しましたが、夫婦仲がうまく行きません。又父親は神主で、夫は農業をやって居り、私は観音様を信仰しますが夫は信仰致しません。霊的関係ありませんか。

“霊的関係がある。放ったらかしておけばよい。先方に希望がなければそのままにしておく。臨機応変である。 (S24・8・17)

夫入信せず

“奥さんのみが入信致して居ります家庭で御座いますが、数々の御守護を戴き乍ら御主人が全然わかりません。そして奥さんに対し次の様な事を申す相で御座います。「今年中はどんなに言っても私はわからない。来年になればわかる」とか、「東の空が白んで来た。今にうまくゆく様になる」とか、散々反対致しました後で「これが邪神である」等と申します。これは如何なる霊の作用で御座いませうか。御伺ひ申し上げます。

“多分二号があるんだらう。(S25・1・12)

主人の反対に就て

“私は観音様の御蔭を戴きまして、光明如来様を主人に打明けず戴きました。主人は此の信仰を絶対に許してくれません。早く光明如来様を御祭り致したいと願って居りますが、如何にしたらよいので御座いましょうか。御伺い申し上げます。

“神様にお任せしておけば主人も必ず判る時が来る。早く判らせようとして焦躁したりなどしてはいけない。忘れている位にしておく。二号を持ってる主人など一番判らぬ。副守は信仰へ入られると、自分の思う事が出来ない。人には奨めるが自分は信仰しないのはその為である。  (S  (*)・11・15)

主人の反対

“私は昨年女児分娩後慢性腎臓病に罹かり、凡ゆる手当を受けましたがその甲斐なく一家中悲しみの中にありましたが、九月より観音様のお蔭で助かり、有難く感謝致し居るもので御座いますが、主人は初めはとても喜んで居りましたのに今では全然反対です。観音様の事を少しでも口にすると暴力を振って邪魔します。又主人はとても牛を可愛がりますが、観音様には益々反対し、最近では私も少々恐ろしく思う事さえあります。それから私の家は代々女の人が若死するそうでありますが、如何なる因縁でしょうか。十二月十八日光明如来様を御祭りして、私は御縋りして居るのですが今後如何にしたらよいでしょうか。御教え下さいませ。

“主人に或霊が憑いていて、観音様が恐いので反対するのである。時期を待つと霊が弱ってくる。生霊の場合もある。悉しくは言えぬ理由がある。

夫の乱行の解決

“主人は他に女が出来まして九月から帰りません。丁度其頃から十一才になる男の子の手癖が悪くなり困って居ります。如何にしたらよろしゅう御座いますか。

“主人だけ悪く思われるが、奥さんにも罪穢がある。主人の為に心配するのは、浄化が行われている。信仰へ入り主人の事を忘れ、人を助け徳を積むと浄化が促進されて霊的に浄まるから、主人と別れるか、主人が不純な事をやめて帰るかどっちかである。然し気持として許されぬという事になるが、それはどうしようもない。苦しむのは皆浄化作用であるから、どうしても自覚して人を助ける。するとその方へ興味が出て、忘れる事が出来る。

未亡人と関係せる夫

“信仰すると関係できなくなるからさせない。恐いから、副守護神が信仰させないようにする。焦らずお任せして、時を待っている。よく二号のある人で、口先ではよいと言乍ら、信仰しない人がある。打棄っておけばよい。夫婦は霊線が繋っているから、段々未亡人と離れてゆく。(S23・8・7)

酒呑みの夫(家庭の不和)

“私の娘の婿、当年四十三才ですが、信仰心更になく大酒家で、お金のある間は外で遊び歩き、為に家庭が常に不和が絶えません。光明如来様の御力に依りましてお酒をやめ、真面目な人間に更生する事が出来ましょうか。御伺い申します。

“光明如来様の御力より自分である。自分がお尽しすれば真面目な人間になる。御奉仕して、その褒美としておかげがある。(S24・9・7)

悪酒の夫(御奉斎、浄霊よりは人助け)

“斎藤福太郎(私の主人、五十九才)は今年四月二十三日入信いたし、朝夕のお祈りも私と共に毎日いたしておりますが、平常も短気気味で、酒を飲むと他人の言ふ事もきかず困っております。その都度浄霊もいたしておりますが、如何いたしたらよろしいでせうか。私の家族は長男が戦死し、現在は主人と私の姉と、私と長男の嫁と孫の五人です。入信者は主人と私と長男の嫁と三名です。

“ただそれだけではいけない。人を救はなくてはいけない。その徳によって罪穢が減ってゆく。御奉斎や浄霊も結構だが人助けが第一である。(S24・9・17)

酒色の夫、解決法

“私の主人(五十四才)、いまだ入信しておりませんが、三十年来酒と女に日夜を過しています。他人様には非常によい人ですが、家では無口で気難し屋です。主人の申すには「相手の女は最近乳に腫物が出来て熱があり、夜は何か寝言を言うが何か心当りがあるか」と申します。何か霊的関係がありましょうか。今後如何にしたらよろしいでしょうか。御伺い致します。

“これだけなら浄化である。寝言は副守がいう。ただ、奥さんが入信すると、妻君の霊が浄まり、御主人へ行き、いくらか浄まる。それが又女へ行って浄まる。(S25・2・7)

夫の酒乱(憑霊による)に悩む

“主人は毎晩酒を飲み、度が越して来ると一ケ月に三回程は人間が変った様に、私を殺してやると言って刃物を持っていどみ掛ります。昭和二十一年入信し、浄霊致して居ります。霊が憑依した様になると浄霊も出来ない程狂暴になります。一度信仰より遠ざかった事もありますが、其の当時は三ケ月に一度、半期に一度位の発作でした。先般祖先の御守護御願も致しましたが、発作がひどくなった様に想はれます。憑依せる霊が何者か、又どうすれば良いのか御指示下さい。

“本人のみでなく妻にも罪がある。一生懸命主人が暴れて浄化してる理屈である。罪が減ると暴れる事が出来ぬ事となる。出来るだけ人助けして徳を積む。すると自分の霊が浄まるから、主人が暴行出来なくなる。気長に徳を積み、光明如来様にお願いする。酒乱の憑霊である。  (24・2・16)

夫の酒乱、娘の不良

“私の夫(高木重太郎五十六才)は非常に酒呑みです。一升時には二升位呑み続けます。酒を呑むと私始め家中の者に乱暴を致します。勿論諸道具なども手あたり次第に乱暴致しますが、娘(みなゑ十六才)にはそれ程ではありません。時々一緒に酒を呑む位です。尚娘は非常な不良で、お金等を持出す始末ですが、夫は娘を非常に可愛がります。如何なる因縁で御座いましょうか。浄霊はあまり好みませんが如何したら良くなるでしょうか。御伺い致します。

“罪穢が沢山あるからで、乱暴して家人を困らすのは一の浄化作用である。時を待つうち段々良くなる。出来るだけ人助けをする。自分の霊が浄まれば、霊線によって亭主の霊も浄まり、酒も飲めなくなる。

放埒の主人

“会員の家庭にて、主人(未教修)が良く働きます。バクチがすきで働いた金を皆とられてしまいますので家内中こまって居ますが、如何いたしたらよろしいでしょうか。右御教示御願い申し上げます。

“入信した人が大いに信仰して、徳を積めば主人も浄まり、バクチもやめる事になる。妻にも罪がある。(S24・4・13)

離婚の可否論

“神代時代は男女間の愛情の表現は楽だった様ですし、又古代人は幾人もの異性を愛し得たと聞いて居りますが、現在民主主義の時代に於ても、「愛し得ない夫婦は離婚しても良い」との神様の御許しは頂けませんでせうか。

“之は虫が良過ぎる。人間の愛情といふものはそんな簡単なものでない。離婚したらいいと思ふが神が結んだんで、人間がどうする事も出来ぬ。ただ斯ういふ事はある。夫婦で妻が向上して、その距離が多くなる場合、或程度の距離を過ぎると同棲出来ぬ事となる。霊的に向上する事が一番幸福になる道である。

離別と霊層界

“夫婦の生別れ及び子供があり離籍の場合、霊層界にあると言われて居る人間の籍は如何なる関係になるでしょうか。御教示下さい。

“別れようが別れまいが、霊層界に関係はない。その人の霊的状態によって変る―善悪の行為で変る。  (S  (*)・7・8)

妻と同居を苦しむ(生霊・死霊)

“昨年の十二月七日に結婚致し、一週間後より主人が昼夜眠られず、時々一時間位は眠れるのですが本人は何事に於ても他人の妻の様な気がして本妻の気がせず、一緒に居ないと夜良く眠られるのです。本人はそのまま一緒にいたら神経衰弱になりそうだと言います。早く分かれた方がよいでしょうか。又妻に何か霊的関係があるでしょうか。

“生霊である。心当りがある筈だ。信仰に入れば生霊は憑けなくなる。嫉妬で憑いている。右延髄塊の為、脳へゆく血管が圧迫される。前頭部と後延髄の浄霊を受ける。祝詞奏げるといい。希望せざればやめよ。異例もある。例えばその家の母が、生前非常に可愛がり、それが嫁にとられたのを嫌う為の場合もある。(S24・2・20)

愛なき再婚離別すべきか

“連れ子をして再婚した者ですが、夫に愛情がなく観音様の道も理解して呉れません。離婚した方がよいか迷って居ります。お指導願ひます。

“お指図は出来ない。之は観音様にお任せしておくのが一番いい。決して無理をしたり、荒立てたりしてはいけない。観音様にお任せし時を待っていれば必ずうまく解決する。罪穢相応に苦しむのである。人間は霊層界に籍があるが、夫婦のうち一方が磨けて向上し、余り両者の位置が離れると、どうしても生別れ、死別れる事になる。右の理によって、どちらかが磨けた方へ接近しなければ、共白髪まで添ひ遂げる事は出来ない。

有妾夫との離別

“主人の外の女に男の子供が出来、その為非常に居づらい事ばかりです。主人と離別したらよいか、そのまま居ったのがよいでしょうか。

“信仰雑話の「夫婦の道」を読ませるようにするといい。たゞ読みなさいというのではいけないから、主人の部屋に置いておく。そして後は神様にお任せする。夫婦は霊層界の地位があまり変らないから、主人の事を考えないで自分が徳を積むと、地位が離れてくるから段々一緒に住めないようになる。自然が本当である。(S23・11・27)

不誠意の夫(運命を作るもの)

“私は一年前より肺浸潤を患い、昨年十月腹膜炎を併発し、二月末より重態となり絶対安静を申し渡されました。病気以後より霊友会会員でありましたので、信仰に縋り或いは医者に罹ったりしましたが一向良くなりませんでした。本年四月初め或る人の勧めで観音様に御縋りし三日間で起きられる様になりました。御霊徳偉大なる御利益に驚喜、本日御礼参りに伺いました。現在母(七十二才)と私がお光を戴き本日は光明如来様を戴く様御願い致しました。家庭には尚父(八十才)と子供(六才)が居ります。一家がこんなに救われて喜んで居りますのに尚悩みは私の夫です。夫は(旧姓、木内博)私の病気中に、とても全快の見込もなく又今後親を養う事は出来ないと言って実家に帰って仕舞いました。(籍はまだそのままです)送金もしてくれません。主人は何処へ行っても仕事に余り熱意ない様に見受けられます。今後主人と一緒に居る事はどうかと日夜考えさせられます。如何致したらよろしいでしょうか。御教え下さい。

“光明如来様にお任せする。根本はその人の霊的状態に因るのであり、妻君の曇に因る。一緒になって仕合せなら一緒になるし、不幸なら別れる事になる。夫婦は霊的にいうと大して違いない。一方の霊層界が向上すると、それがウンと離れる場合生別れか死別れする。一生懸命信仰すると別れない。故に霊的に離れると別れ、同じ位の地位のものが又一緒になる。すべて自分自身にある。自分の運命を作るものは、その人の徳に因る。考えれば簡単だが、たゞ出来難い。善い事をするようになると、神様の守護が加わる。(S24・5・17)

性的満足

“夫婦間に於てその一方が病質とか不具とかのため性的満足の得られぬ場合、如何に致したら宜しいでしょうか。又その場合離婚は差支えないでしょうか。

“之は亭主に罪がある。謹んで罪の消えるまで待つのだ。性的には懲役に行ったようなものであるから、刑期のゆるむ迄待つ外ない。あまり期待する事はいけない。徹底して話したいが、多勢の場所では具合が悪い。私は相当徹底的に説明出来るが、若い人の前で大きな声で言えない。

妻の精神病別れるべきか

“昭和二十年六月より生来無口な妻が精神異常を来し、昨年四月頃より浄霊を受けて、光明如来様のお祀りもして頂き大変良い様になりましたが、昨年暮頃より悪化し残念乍ら病院に収容致しました。妻の実姉も以前精神異常者でした。実父は妻の病気を気にして一昨年鉄道自殺しました。左の点御教示お願ひ致します。妻の病気は今後の浄霊により癒るでせうか。夫婦の縁を切って再婚しても差支へないでせうか。(六才の子人あります)気狂筋の家だと言はれますが原因は何でせうか。

“病院へ入っては治らぬ。少し我慢して通り越せばズーッと快くなる。精神病は一たんよくなり又悪くなり、それから良くなるものである。多く右延髄を浄霊すればよい。之が頭脳へ行く血管を圧迫する。すると霊が稀薄になるから、狐か狸が憑依して踊らす。前頭部は理性の働きである。又延髄の血液が前頭部へ行く。であるから、前頭部と両方する。どっちともいへない。病院へ入れるとすれば縁を切る。浄霊するとすれば離縁せぬ方がよい。祟っている霊がある。解決しないといけない。

離籍にまつわる紛糾

“私の本家の事で御座いますが、昭和十八年にサイパン島で兄が戦死した為、妻は今年四月自分から実家に帰りました。其の後一度他家に嫁入りし、又離縁して実家に戻って居ります。其の嫁は離籍されて居りますが、私の父は家へ戻し度いと言いますが母と親戚は反対し、嫁は私の家へ帰る事を望んで居ります。如何いたしたら宜しいでせうか。尚兄には十三才になる養子を貰ってあります。因みに私は五月下旬光明如来様を戴き、御霊鎮をする前青大将が口の中へ入った夢を見ました。又其の後(七月上旬)赤く大きい蛇が手に噛みついたので振り落した夢を見ましたが、如何なる訳でありませうか。又前項の事と関係が御座いますでせうか。

“その人の感情の問題で、どうする事も出来ぬ。ただ焦ってはいけない。迷っていて決着のつかぬ場合がある。考へのつかぬ事は、そのままにしておく。急いではいけない。早く極りをつけやうとして失敗する。焦りのある方が必ず敗ける。(S24・7・26)

ダンスの故に離婚を迫る親(ダンスの可否) 

“一婦人(ダンス教師)と恋愛に依り結ばれ、両親の了解の上結婚致しました。両親の結婚許可の条件として結婚後は「ダンス」を止めると言う約束でありましたが、或る機会に両親との約束を破った事が両親の耳に入り、両親は約束を守らなかったとの理由に結婚解消を迫って、頑として聞入れて呉れません。私達は飽く迄も離婚致したくありません。私は長男でありまして両親の家業(茶・椎茸製造販売業)を継続する義務がありますが、如何致したら良いので御座居ませうか。右御尋ね致します。

“自分を立てれば親に背く訳だが、ダンスも悪いものではない。悪い事に利用するから悪い。金銭でも悪い事に使ふから悪になる。不純な考へでやれば悪い、厄介である。本当に正しい気持ならいい。大乗的に本当の事をいふと、之は反対する親が間違っている。家業を継いでダンスを止める、之は間違っている。本人のやるままにしておく。妻が他の男の人を作らうとしてもそのままにしておく。行く所まで行って解決するのがいい。やりたい事をやらせ、徹底させる。その時に目がさめる方がいい。たゞ信仰に入れば解決は早い。行詰って苦しんで初めて救ひを求めるものである。

不倫無情の夫訴訟すべきや

“私は昭和二十一年に両親の反対を押切って結婚、夫は妊娠中他に女が出来、生まれた子供を虐待し正式の届出もしてくれません。昨年暮に別れることに致しましたが、子供の認知をしてもらいたいと思いますが、本人にその意志がありません。子供の認知と養育費のことにつき家事裁判所へ願い出る様親戚ですすめますが、如何したらよろしいでしょうか。

“之はどっちとも言えぬ。臨機応変である。この人が苦しむ事となるが、これはすべて自分に罪穢があるのでその浄化作用である。行者など汚をとるため人為的浄化をする。それが難行苦業である。人事相談所へ願っても構わぬが、根本は自分の罪の浄化であるから、出来るだけ善徳を積んで浄めるようすべきである。然し先方が極悪人なら裁判してもよいが、悪人を何でもかんでも征服すると仇することもあるから考えなくてはならぬ。何れはそれが形に表われて来るかもしれない。悪人は神のさばきで自然に滅ぶ。

離婚に付て 

“異性の双生児(両性共健在)で本年三十九才の女子、昨年三人目の後妻として嫁ぎましたが、婚家との折合悪く、毎日不快な日を送っています。本年八月入信致しまして本人は観音様にお縋りして、何とか神様の御用をしたいと以前より一層婚家を嫌います。婚家の方では三人目の妻で、今度離縁すれば後へ来てくれる者がないと言う気持か、不満ながら離縁もしません。本人は「離縁して欲しい、何とかその家を出たい」と申します。入信を導いた者として、如何に致せば円満で御座いますでしょうか。御教示御願い申し上げます。

“無理はいけない。時を待てば、神様が無理なく離れるようにして下さる。(S24・9・18)

肺故に離婚(医学の罪)

“一、一昨年四月結婚致しました。良人は結婚後一ケ月半で肺結核となり入院致しました。良人入院後は種々の事情によって、離婚致しまして今日に至って居ります。私は本年六月三十日入信させて頂きました。今後は人々を救わせて頂き、万分の一なり共御用させて頂く積りで誓って居ります。離婚致しました神への罪は完全に払拭され得るもので御座居ましょうか。

二、又如何にすればよろしゅう御座いますか。御教示下さいませ。

“本当は離婚すべきではないが、無理もない点がある。肺病は伝染すると思わせた医学に罪がある。(S24・8・18)

家庭内不和の解決(一人の入信の解決)

“家庭内が不和で常に争いが絶えないと言うのは、各自の我儘からと思いますが、何か霊的に間違っていることがあるのでしょうか。

“大いに間違っている。信仰によって治る。一つの信仰になれば治る。(信仰も種々やると却って不幸で、争が起る)之は副守護神がやるのである。順序が違うとか、いろんな原因があり、簡単にいえぬ。その家個々に就て説明せねば判らぬ。教団一つになれば、争など立所に治る。(こういう家庭は)一人が信仰へ入って徳を積むと、他の方へ霊線により(光がゆき)信仰心が沸く、これでよい。(S23・10・13)

家庭もめる(後継問題)

“私の関係している信徒富澤たけ(三十一才)は、夫(茨城県にて勤務)と別居して現在実母と共に岩手県の伯母の家に居住して居りす。此の伯母は、数年前に後継者のない為、その甥を仮後継者として居た処、出征以来音信なく、伯母の死ぬ時は母が死水を取り、後継者として先祖の位牌を引継ぎましたが、最近その甥が突然帰って来て家がもめて困って居ります。如何したら良いでせうか。御教示を御願ひ致します。又富澤たけの家族は、女ばかり(三人)眼病に罹りますが、何か霊的に原因がありませうか。御伺ひ申し上げます。

“たけといふ人が光明如来様によくお願いする。浄霊すれば治る。(S24・6・8)

嫁の不義

“我が家の息子が戦死しまして後、嫁が此度不義を結びました。それが為、一度親元へ帰りましたが、子供が可愛さに又戻す事にしました。如何にしたら将来慎んで私共家族の面倒をみて貰えるでありましょうか。御教え願います。

“戦死して一年以上経てば大したお尤めはない。一年以内なら相当強いお尤めがある。亡くなった夫の人格如何にもよる。執着の強弱である。如何にしたらよいかというと信仰により人を助ける。その徳により誰からかいい事をされる事になる。嫁さんか、或は他の人がよくしてくれる。要は自分にある。嫁さんにありと限らぬ。嫁さんの事など問題にせず考えなくてはいけない。(S24・8・9)

代々養子の家系

“代々女ばかり生れ、婿養子で家系を継ぐ家を見受けますが、如何なるわけで御座いませうか。

“大本教でも天理教でも、女の系統であって女ばかり生れる。男系と女系とある。(S24・9・19)

養子相続に就て(次男か次女何れにすべきや)

“私は男女各二人の子供がありました。長男は戦死、次男は二才の時他家へ養子しましたが、生家に同居して居ります。長女は嫁にやりました。残りの次女を相続させるべきでせうか。次男を復籍させても良いでせうか。

“次男の復籍の方がよい。次女を相続させると養子を迎へなくてはならぬ。養子は他人の系統になるからである。

長男の後継

“長男は必ず家を継がなければならないものでしょうか。右御教示御願い申し上げます。

“継がなくともよい。昔戦国時代、大将が討死すると、後すぐ代りがいないといけないのでそうした。長男が先に生れたから、先ず長男に継がすのが本当である。但し、事情があれば他に継がしてもよい。(S24・5・23)

絶家すべき家(因縁)

“私の母は一人娘で嫁入りして参りまして、実家の窪内家では母の父が唯一人病臥中で御座いまして、若し亡くなれば誰も窪内家を継ぐ縁者は御座いません。私も兄弟が無く、その病臥中の祖父も、窪内家を私の子孫が祀って呉れさえすれば、窪内家は絶えてもよいと言っているとの事で御座いますが、霊的に見た場合それで宜敷う御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。

“それでいい。家によっては一旦絶家しなければならない家がある。(S24・12・11)

家紋変更の可否

“家紋を勝手に変更しても宜しいでせうか。又紋所の因縁を御教示願ひます。

“家紋の変更は、祖霊によっては嫌がるし、変更の要もない。(S25・2・26)

家の紋章

“家の紋章には、何か意味がありませうか。

“家の紋章は家系を表はす。紋が一つならば祖先はそこから出た事となる。其他に大した意味なし。

猫繁殖の処置

“家の猫が殖えて困る場合の処置。

“人にやればよい。(S24・12・18)

不開の箱と病気

“私の長男(孝一)が、昨年二月急に狐つきの様になりました。長男は三月に教修を戴き、先月私も入信させて戴きました。又光明如来様、屏風観音様も御祭りさせて戴き、御守護で最近大変快方に向ひました。尚何代か前の先祖の一人が京都の公卿に養子に参り、死ぬ時遺品を送って来ました。それは絶対開けてはならないと言ふ言ひ伝へでしたが、先年開いてみますと桐の十六葉の紋のついた箱と、お守り札のやうなものが一杯はいった箱と二つでした。此の箱が長男の病気と何か関係が御座いませうか。又如何致しましたら宜しう御座いませうか。何卒御守護御願ひ申し上げます。

“それは、皇室に関係があるのであらう。

恋愛関係の処理(止める事)

“三人姉妹の長女(二十六才)が、半年ばかり前五十四才の男の許へ走りました。父母は八方手を尽し家へ帰そうとしても帰りませんので悩んで居ります。如何にしたら此の悩みは解決されましょうか。御教示下さい。

“因縁があって斯ういう事をする。恋愛関係は理屈や利害では解決つかぬ。止めるほど反って燃える。執着が余計強くなる。やるだけやって熱が強くなりさめる。であるから神様に任す外はない。とめるのは氷で冷すようなもので、固めるようなものである。熱は出す方がよい―出るだけ出れば終る。

鳥獣憑依の恋愛と神意の結合

“恋愛の場合、鳥獣の憑依と、産土神様の御結合との異る点に付いて――。

“之は鳥獣は、人間に憑いたり、生れ代った場合で、本当の結婚は同じ事であるから、区別をつける要はない。夫婦以外の恋は邪恋で罪となるが、結婚するとすれば正当である。憑依というよりは神聖か否か、結婚となるか否かである。鳥獣は、良い働きをする場合は人間の補佐役となり、悪い事をする場合は迫害者となる。要は結果である。医学は方法論で私は結果論である。(S24・6・22)

男女の過ち―別離妊娠の場合

“若い男女が、その若さの故に一たび過ちを犯して了った場合、精神的にはお互に理解し合ふ事が出来なくても、矢張り結婚生活には入るべきものでせうか。

“過ちを犯す前に考ふべきである。一時の慰めにすべきや否や考ふべきである。それを決めない中に関係したのは男が悪い。私は婦人関係で過った事がない。人の妻君でもそんな機会はあった。然し、もし亭主が知ったらどんなに歎くかと思ふと、とてもそんな気にはなれなかった。最初に於て不幸にするか幸福にするかをよく考ふべきだ。決して一時的快楽をしてはいけない。理解し合はぬ場合別れるとしても、そんな時は無理があってはいけない。神様に任せた方がよい。妊娠した時も神様に任す。但し、自分の都合のよいやうに任せてはいけない。神様は既往は咎めぬ。ただ、汚した掃除はある。(S23・8・8)

恋愛の正邪

“正しい恋愛か憑依霊の恋愛かは、如何なる点に重点をおいて考慮すべきでせうか。

“妻あり婚約者ありといふ場合、心を他に移すのは正しくない。独身者ならいい。結婚を目的とするなら正しい。大いにしてよい。(S24・5・13)

恋愛お伺

“恋愛に就て御伺い致します。私は或熱心な信徒の女性に気高く尊い純潔なものを感じ始めました。然もそれは穢れた自分を導いて何か尊い世界の存在を知らせてくれました。私は未だその女性と話をした事はありませんが、その女性の人生のもつ希望と喜びとを感ずる事が出来ます。然しそれも束の間にして不安と絶望の深淵へ投げ込まれます。私としては彼女あってこその人生、それを離れて寂蓼なる人生を考える事は出来ません。唯痛感される事は私の修業の足らない事のみであります。そして今後も一人でも多く救う事に尽力させて頂く事が、その尊い世界へ近づく事が出来る所以と思って居りますが、今後は如何に進むべきか御教示願います。

“(未婚婦人なら)大胆にブッつけてみる。不純な考えでないなら接近する手段を考え、徐々として進めてゆく。見込があると思ったら、本人ににブツかってみる。その位の勇気がなくては駄目だ。いけなければ元々だ。(此人の考え方は)あまりに道学者的考えだ。今少し自由主義的になれ。それでは味気ないものだ。大抵はいいと思う。(万一いけない時、悲観せぬよう心を練っておく)(S24・8・5)

恋人の縁談の場合

“自分の恋人に対し他から縁談等が起り、その縁がまとまった方がその人の将来に於て幸福であると判断された場合、自分は身を引くべきでしょうか。右御教示御願い申し上げます。

“身を引いた方がよい。犠牲になった方が、立派な行である。恋人を愛すれば愛するほど。(S23・12・28)

恋愛と結婚と親

“教導師同志で恋愛関係になった場合。子女が御道の者同志での結婚を希望しているのに対し親が絶対反対の場合。心中もしかねまじきまでに恋愛が熱烈になった場合。右如何になすべきでしょうか。御教示御願い申し上げます。

“無理にしても面白くない。親から怨みの想念が来ると面白くいかぬ。親も或程度諒解ささぬといけない。それも神様に任せばうまくゆく。親の理解するまで待つ方がよい。(神様が判らせるようにする)いくら恋愛が熱烈になるとも正しい判断が必要である。長く不正な恋愛していると、その何倍からの苦しみが必ず来る。(過去の罪も悔改めれば或程度許される)独身者なら結婚する。妻帯しておれば我慢してよす。但し親が不承知の場合は、約束して時期を待つ。すると神様がうまくする。(S24・10・8)

恋愛と性の問題

“恋愛と性愛の問題に就て。

1  性教育はもっと徹底して子女に教育すべきと存じますが如何でしょうか。

2  雑誌等にて性問題を取扱っているのが多く、又住宅欠乏のために性の問題にも何かと悩んでいる父兄も多いのですが、之は如何致すべきでしょうか。

3  性欲は神聖視すべきでしょうか。或は獣的なものとして卑しむべきでしょうか。

4  恋愛結婚と見合結婚とは何れが宜しいでしょうか。

5  性の問題を卑しむ傾向から充分な性的技巧を伴わぬ為、真の夫婦生活の喜びを味わえずに終る人もある様に存じますが、此点如何でしょうか。

6  夫婦の性的技巧で子供を授る率も異るものでしょうか。

7  再三流産や乳幼児を死亡させる人がある半面、子供がほしくても授からぬ人がありますのは神様のどんな御含みでしょうか。

8  古今、東西、場所又は時代により、幾人もの妻妾(或は夫)を持つ事が普通だった事もありますが、之は善悪如何に見るべきでしょうか。

9  不具の女を知らずに妻に娶った場合、離婚しても宜しいでしょうか。

10  結婚して幾年も子供がなく、肉体的にも別に故障のない場合、何才位までは子供を授かる可能性がありましょうか。

11  夫婦共に健康の場合、何才位まで子供を授かるものでしょうか。

12  将来百才位まで長命になるものと致しますれば、男女の結婚年齢は余程違って来るかと存じますが、此点如何でしょうか。

13  性的問題についての御伺いは、もっと突込んだ事も御指示を仰ぎ度いと存じますが、宜しゅうございましょうか。

14  性的不満又は欠陥に基くヒステリイの御浄霊は如何でございましょうか。

右御教示御願い申し上げます。

“ 1  (性教育は)徹底しない方がよい。今の性教育は実に馬鹿々々しい。今迄性教育もなくて済んでいた。性は本能である。犬や猫は教育しなくても知っている。(全く文化人は哀れなる小羊だ)

2  そういう心配するような小さな家に住んでいるのは、その人が悪い。やり方が間違っていた為である。(それに関連して性に苦が伴っている。一種の浄化作用である。結構だ。私の若い時は、エロ雑誌をよく読んだ。)親さえしっかりしておれば、子供は間違わぬ。自由に読ましていい。

3  両方である。善くもあり悪い点もある。道に外れた事は獣的である。(夫婦は神聖、道に外れた時は罪を作る所が違う。私などそういう機会があったがよく考えた。行為に対して罪が発生しなければまだよい方だ)

4  之は本にかいてある。

5  一番の原因は腎臓であるから、それを浄霊する。(公開し難いから他の方法で教えるが、腎臓固結の為満足が得られぬ。子供は性欲に関係ない)女でも子宮発育不全がある。子宮の周りを溶かせばよい。子供は性欲に関係なく、性欲がなくとも子は出来るし、強くとも出来ない事がある。

6  神様が子供を育てるから、神様は子を授けるのが決っている。人間の肉体が間違った事をしている為、完全に行かぬ事がある。

7  流産の原因は腹の両側に固結があり、大きくなるにつれ圧迫される。つわりは上の方、胃と心窩の間。

8  悪い。一夫多妻の支那等は栄えぬ。幸福は産れぬ。(支那は多く持つのがいいとしているが)多勢もつのは悪い。神様の方は一夫一婦が本当である。間違った教育、間違った思想、之は一番の罪で、一人殺すよりズッと悪い。

9  話合で納得ゆくようにして離婚すればよい。

10  四十才位までであろう。年をとるに従い、機関が硬化してくるから、うまく行かぬ。

11  女など六十位まで妊娠する。七十幾歳で出来たのがある。(月経がなくなって子供が出来る場合も稀にある)

12  (無論違ってくる。差はいくつでも構わぬ。ブルガリヤは百才以上がザラである)一五六才、一二○才。百位で結婚してもよい。いくつでもよい。男女の年齢の差は別ない。いくらでもよい。

13  いい。公開の席上はよくない。徹底して知っているから、どんな難問題でもよい。

14  ヒステリーは性的欠陥ばかりでないからそれ丈で解決出来ぬ。もっと悉しくかいて来い。性的不満には種々ある。欠陥の程度で、どの点に欠陥ありやで、頭の欠陥もある。(S24・1・8)

人間性交の度数多い訳

“本能とは言へ人間は性欲遂行に度数が多く獣類の中には一年の内極く尠い日数のものがありますが、如何なるわけでありませうか。

“之は種々理屈はつくが、神様が造ったのであるから、造物主に聞かなくてはならぬ。(S24・6・3)

精力と性欲と英雄

“英雄色を好むと言ひ、世間には特異な性欲旺盛な人がありますが、霊的に差異があるものでせうか。

“精力の強いのは性欲も強くなる。精力が強い為に斯うなる。然し英雄は色を好んだ為に失敗したのは沢山ある。簡単には説けない。色を好むとか好まぬとかいふが、不純な事は罪を作る。それを償はねばならぬからやはり苦しい。  (S24・6・3)

結婚再婚と霊線と霊界(結合の真相)

“結婚後死亡した霊と生き残っている片方の霊とは、霊界に於てはやはり結婚しているのでせうか。又再婚した場合、死んだ者の霊はどの様になるのでせうか。その霊は又他の霊と霊界に於て結婚するというようなことになるのでせうか。又霊界人のみの結婚ということはあるものでせうか。若しあるとすれば如何なる形であるのでせうか。又結婚は生れる前から霊界に於てお互に結びついているものでせうか。或は生れた後にお決めになるものでせうか。

“再婚せず一人でいる場合は、結婚してもいなくても霊線が繋っている。一方が愛し一方が嫌ってる場合は半分位で、両方嫌ってれば極細く霊線は繋っており、両方が愛し合っている場合は夫婦同様極めて太くなっている。再婚すると切れたと同様細くなる。再婚する位だから死者に執着はない訳であるから霊線は切れたも同様であり、新配偶者との太い霊線が出来る。霊界では八衢以下では結婚出来ない。天国では出来る。非常に愛し合った同志が天国へ行けば天国で結婚出来る。勿論天国で結婚するのも因縁がなくては出来ない。霊界でも生殖作用が行はれるが現界と余程違ふ。生れる前から結ばれる場合もあり、一旦切れてから又結びつく場合もある。又枝と枝と結びつく場合もある。

「再婚禁止の遺言」と再婚

“主人の遺言では、私に独身で分家を立ててほしいとの事で、皆はそれに不賛成です。遺言を守らねば霊は満足しないでしょうか。

“霊による。執着の強弱による。即ち霊の性格によるので、あっさりしたのは諦めたり我慢するが、執着の強いのはどうしても言う通りさせねば気がすまぬ。然し入信して光明如来様をお祭りし二、三年経てばよい。霊が霊界で改心するからよい。それによって霊界で、生きている中の考えの過りが死んでからはよく判る。又仏壇にお詣りする時、霊に時々言うとよい。即ち独身で通すのは具合が悪いから再婚を承知してくれるよう、霊の諒解を求めるとよい。すると祖霊も又そういう風に仕向ける。又光明如来様にもよくお願いするのである。それでも執着の強い場合は急にはゆかぬ。霊が改心したかどうかは判る。それは改心せぬ場合は、再婚も思い切って出来ぬが、霊の執着が除れると何ともなく再婚出来る。

離婚再婚の可否と期間、結婚式(霊界の規則)

“再婚はしても宜しいことでしょうか。右御教示御願い申し上げます。

“再婚はしてもよろしい。やかましくいえば、二度まではしてもいゝとしてある。夫が死んで妻が再婚する事も差支えない。之は妻君が殺した訳ではないから責任はない。その代り一年以上経たなくてはいけない。一年以内に再婚すると、亡霊が怒ったり怨んだりし、それだけの障りが来る――という事は、一年以上経つと、規則が時効になるようなもので、怨みなどの想念も本人に行かない。というのは、一年経てば許される訳である。執着のつよいのはそうはいかない。それで夫に曇のある場合は、その怨みは障るのである。亭主を愛していて、夫が外に女をつくるとその生霊がつく。それは妻君が納得して行くという事はない訳だ。離婚は絶対しない方が本当である。神様が結ぶのであるから、人間がそれを勝手にするのはウソである。夫の軌道に乗った信仰に対し、一方が反対し邪魔する場合、之とても神が許さぬから離れぬのが本当で、時期を待てば神が処理されるのである。主人がひどい道楽をする為、女が離婚して再婚する場合、之は差支えはない。之は夫の方がわるいので、こんな場合は違う。結婚式の場合は光明如来様に献饌し、のりとと善言讃詞を奏上し言葉によってお許しいただく。他は普通一般の式でよろしい。(S23)

離別させられた娘の再婚

“嫁入した長女の事、嫁入後夫はそれ程でもありませんが姑や家の者が此の信仰に猛烈に反対し、止むなく別れさせ十ケ月になります。良縁があれば近い内に結婚させてもよいのでしょうか。暫らく延ばした方が良いでしょうか。

“全く切れたとしたら、後イザコザの残らぬようきれいにして結婚させた方がよい。

再婚か離縁か

“三十五才の男、終戦と同時に家内と二人の子供を連れて生家に帰り両親と農事を一緒に致しているうちに、経験のない百姓と両親との感情問題からついに別れを惜んで妻を離縁、心機一転後妻を迎えましたが、又身体弱く思わしからず先頃離縁になりました。農事も困りますので両親は盛んに三度目を進めますが、又同じ事を繰り返すのかと思えば気も進まず、聞くところによれば先妻は子供の事を思い独身でいるそうです。百姓問題から考えるとむつかしくなりますが、両親の言う農事上から唯物的に考えて親の申す様に致すべきでしょうか。自分は農事を減じても精神的に円満に行きたく思いますが、先妻に申すのも執拗に思い、又三度目をもらっても何か霊的に思わしくゆかなかったらと迷っております。どうぞ進むべき道をお教え下さい。

“何でもない。神様にお任せしておき、心配したり考えたりしない事である。もし三度目にいい妻君が貰える資格が出来れば思うような妻が与えられ、又は円満に戻るかも知れない。男女関係はすべて神様にお任せするといい具合になる。

離婚後妊娠を発見

“私の妹ですが、昨年出産時に子癇の昏睡で、危ない処を御浄霊に依り甦りました。然るに未だ弱体の為、嫁先(農家)から同意離婚致しました処、後日妊娠して居る事が判りまして、生れて来る赤ん坊をどちらの方に入籍するか悩んで居ります。よい方法を御教へ下さい。

“人事相談であるから決められぬ。よく光明如来様にお願ひするとうまくゆく。(S24・2・17)

妻の妹との結婚

“やゑ子儀に付御伺ひ申し上げます。昭和二十一年五月、嫁入後骨膜炎にて一ケ年余で昨年十二月死亡す。其の間伸子と言う女子を生存す。然るに此のあとへ妹芳子を嫁入させて良いか悪いか御願ひ申し上げます。

“普通は一ケ年経てばよい。亡くなった姉が夫を強く愛している場合、執着が残っている場合、嫉妬していろいろする。姉の性格を考ふべきで、熱愛してる場合は三年位経たねばいけない。夫が入信して光明如来様を祀っておれば、霊の執着の除れ方が早くなる為、三年の所も二年か一年になる。その点よく考へてなすべきである。要は時期の問題である。妹を入れるのは悪い事ではない。  (S24・10・16)

四年に妻子三人死亡

“私は昭和十四年より螺子工場を経営して居りますが、終戦後特に最近は工場の方の仕事はありながら赤字続きであります。又終戦後始めた精米業の方は忙しくなり御利益を頂いて居ります。そして家庭では最近四ケ年余りの間に妻子三人死亡して居ります。螺子工場の不振及家族の死亡等が今後不安の種で御座います。何か霊的原因でもありませうか。又今後如何にしたらよろしいでせうか。御教へ下さい。因みに前記螺子工場は戦時中牧場の牛小屋を改造、其の後増築等をしたものであり、又妻女死亡後五ケ月で後妻を娶りました。光明如来様は去る十一月に御奉斎をさせて頂きました。

“精米一方にした方がよい。浄化作用である。妻女死亡後は一年経たぬと後妻はもらへぬ。私も知らずに半年位経ってもらったが祟って困った。妻が精神病みたいになった事がある。(S24・12・5)

死別後姉妹との結婚

“夫婦の一方が死亡した場合、そのなくなった人の兄弟と結婚をする人が世間によくありますが、之は差支えないでしょうか。

“差支えないが、一概にいえぬ。死んだ人が妻君に執着をもってる場合、妻を愛して執着があるようなら考えるべきである。(S24・5・13)

女子独身者多い理由

“男子にくらべて女子は比較的独身生活を守る事が多いのは、社会的、肉体的に特別の原因が御座いましょうか。

“特別の原因はある。独身生活にはいろいろの原因があるが、一番の原因は感情で、女というものは男子を非常に選り好みする。男は助平根性が多過ぎる。(男はどんな女でもよいというのが比較的多い)女の方は、従而配偶者を見付け難い。選り好みする。これが一番多い。後は経済生活もある。肉体的に女は、性的に消極的である。自粛する事が出来る。(S24・6・23)

縁談の後れの原因

“若い女性がこのお仕事に入り縁談が遅れるのは龍女でしょうか。亦、しいて求めぬ方がよろしいでしょうか。

“龍女の場合もあるし、何か縁談に付障っている罪があるかである。強いて求めず、神様にお任せしておく。すると障りが除れて、良い縁談が来る。無理に縁談をすると不仕合せになる。ゆっくり待ってる方がよい。(S24・10・23)

龍女と結婚薄命なり

“龍女と結婚した男が薄命になるのは如何なる因果関係でしょうか。

“龍女が離婚したいのである。夫を信仰に入れるか――。神様にお任せするといい。別れた方がよいものなら別れさせてくれる。(S24・10・23)

結婚うまくゆかぬ時

“結婚は両方健康で、スラスラ行くのでなくてはいけない。うまくゆかぬのは祖霊が止めている。そういう場合一緒になってもうまくゆかぬ。何か故障のある時は、よすとか何とかしなくてはならぬ。龍神の場合、やはり肉体に龍神の霊がいるから、どうしてもうまくゆかぬ。

結婚拒否の娘

“二十八才の婦人、一月八日頃より精神に異常を来し、同月十一日より御浄霊させて頂いて居ります。最初の日と二日目に申しますことに、初恋の人が他の女と結婚しその後姑の為に離婚されて終ひました。自分はいまだに其の人の事が忘れられずに思ひ続けて居りますと、世間の人々がその事を知り、私を見ると笑ったり噂すると思って悩んで居りました処、他から縁談があり結納まで取りかはして終ひましたが、心を偽って終ったと言ひ浄霊三日目から初恋の人と自分との会話をしたり泣く喚くの状態になりましたが、三日程御浄霊をさせて頂きましたら大分おとなしくなりました。二月四日母親が教修を受けさせて頂きまして、一生懸命に御浄霊をさせて頂いて居ります。三月六日には裸足で下へおりたり致し結婚の話をすると非常に嫌がります。如何なるわけでございませうか。お伺ひ申し上げます。なほ家人が早く直させて頂きたいと申して居りますが如何させて頂きましたら宜しうございませうか。御守護御願ひ申し上げます。

“早くは治らぬ。本人の浄霊もいいが、他人を信仰に入れるようにする。

結婚の迷

“自分でどうにもならない事は惟神にせよとの事ですが、努めてその様にしようとしてどうしても忘れられないと言う事は、邪霊に敗けているのでしょうか。惟神にそうなるのと、邪霊に敗けてそうなるのとどう違うでしょうか。御垂示御願い申し上げます。

“之は一概に決める事が出来ぬ。絶対の一人であるとすれば、何れは夫婦生活をしなければならぬ。反対者があったりなどするのは、時期を待つより外ない。(S23)

非信者との結婚

“御道の資格者が結婚したいと思い、又周囲の人も良縁と思っても、その相手やその家族が御道を理解しない場合には、結婚しても御道の御奉仕に障害になると存じますが、この点如何でございましょうか。右御教示御願い申し上げます。

“その当座だけで、気にする要もない。  (S24・11・13)

大浄化と結婚

“大浄化のすむ迄、結婚適齢者が結婚を控えて居りますが、最近此の事に就いて、無理して待つのは我執の様に言う人もありますが如何でしょうか。御尋ね申し上げます。

“構わぬからドシドシ結婚せよ。決して差支えない。

嫁入して守護神が変るか(霊界の関係)

“女が嫁に行きますと姓が変りますが、御先祖の守護神は婚家先の守護神に変って戴くのでせうか。

“守護神は変らぬが、霊界は封建でもなく、民主主義でもない。無理のない理屈に合っている。その家の先祖が、いろんな事を言ひつけたり相談したりする。

縁談に就て

“長男(三十才)、次男(二十六才)縁談に就いて御伺い致します。

(イ)長男は本年四月十四日に妻を結核でなくしましたので、後妻をすすめる人があります。現在は二十二才の婦人と縁談進行中でありますが、本年中に式を挙げたらよいか、来年にした方がよいでしょうか。

(ロ)次男は二十三才の婦人と縁談が纒まって居ります。兄より先に本年中に結婚式を挙げても差支えありませんか。

(ハ)世間にはよく年廻りや方角等を云々する人がありますが、長男の亡妻は鬼門の方角から来たからよくなかったと申します。私は再び息子達を不幸な目に遭わせたくありませんので、謹みて御伺い申し上ぐる次第であります。

“差支えない。祖先がやっている。霊的向上すればよい。之が根本である。(S24・10・5)

婚姻と血統家柄(霊統の判別)

“婚姻の際、血統とか家柄とかを重視する傾向がありますが、双方が御光を戴き、又光明如来様をお祭りして居る家では、因襲的なこの見方に捉われる事は不必要と思いますが如何でありましょうか。若し世間的に悪い血統と見られる家でも、光明如来様をお祭りすれば浄化されるのではないでしょうか。御教示下さい。

“これでいい。血統の良い悪いはない。血統の良し悪しは人間で分るもんでない。霊統は、霊的系統である。日本の大和民族の系統は一割位は難しい。後多いのは支那人である。之は見分けはつかぬ。霊統は見分ける事は出来る(が今言えぬ)。血統は混血する程よい。凡て産土神が結合するから安心して結婚すべきだ。(S24・6・25)

血族結婚と浄化多き家庭(湯西川温泉白河村)

“従兄弟同志の結婚が二代続きまして、二代目に子供が十人生まれましたが、三名が死亡、三名が唖と聾、四名は満足で現在四名中の長男が家長となり、三男三女があり、家には光明如来様、幽世大神様をお祀りさせて頂いております。教修は家長夫妻と次男と三女が頂いております。次女は子供の時から顔に赤痕がありましたので、数回手術を受けて現在は醜い顔になっております。又教修を頂いている次男は、常に右半身の御浄化を頂き、常に外傷等も右にのみ受けております。今後如何に致しますれば家族の安泰が願われ、先代からの因縁が許されるのでありましょうか。右お尋ねさせていただきます。

“従兄弟同志の結婚は差支えない故、その原因によるのではない。之は他の罪によるのである。血族結婚は決してわるくない。五、六年前湯西川へ行った。当時その村は人口九百人位あった。元平家残党が源氏に追われて逃げて、人の来られぬ処、来られぬ処へ逃げたものである。私が行った時も、四里を牛車で行って六時間もかかった。最初逃げた時は三十人位だったのが今では九百人位に増えた。その間従兄弟同志結婚したに違いない。現在中風の人が一人だけで病人がない。之によっても血族結婚であって病人がない事が証さるゝ。宿の娘と話したが、実に利巧で返事など実に適切で出しゃばらず、態度や言葉など実に立派で感心した。これによっても血族結婚で馬鹿が出来るという事はない訳だ。この宿屋は部落の裁判などあらゆる事をやっている。先祖代々絶対菜食で鶏一羽もいない。一行が持って来た最中の箱をあけてみると卵が入っていた。それと隣村から鶏をもらって来てくれて夕食したのである。此部落では、偶には日光のものとは結婚することはあるが、東京の者とは結婚しない、病気になるからと言う。これをもってみても菜食がいゝ事が分る。魚など食った事がないし、食おうとも思わぬという。最初逃げた時は葛の根をくって生きていたという。故に人間はどこへいっても生きて行けると思った。飛騨の白河も平家村で、学者調査した事あり、そこもやはり血族結婚であった。西洋医学者も血族結婚は差支えないという説を唱えている。質問の場合は諸々罪穢が多いので、これを除くのは、人を多く助け、その徳により、自家が助かる以外にない。この人は今罪穢をとられてる最中である。人間の幸不幸は人間が作る。人を苦しめれば自分が苦しむ。たゞこれだけの事でこれを信ずるか否かで、信ずれば幸いになる。教修をうけて人を幸せにする方法を知る。それによって早く罪穢がとれる。又、観音様を拝む事によって早くきれいになると共に、早く幸福になる。今迄の神は力がうすい。逆に罪をつくる宗教もある。観音教団は此点からいっても素晴しい。

近親結婚白痴生むか、吾妹の語原(湯西川)

“近親結婚が白痴を生むと言う霊的関係を御教示願います。

“こんな事はない。之は間違いである。近来外国の統計学者など差支えないと言い出した。平家村など、最初十人か二十人立籠り、追っかけられて逃げた。その中殖えたので、血族結婚よりやりようがない。血族結婚は寧ろ世間の人より利巧で健康である。湯西川でも最初三十人だったのが、戸籍人口約六百人になった。最初は葛の根を食っていた。それから畠など作るようになって何百年間菜食した。谷川が流れ、鮎などがいても食わぬ。食った事がないから食いたくないという。又病人がないという。たゞ酒を飲み過ぎて中気になったのがあり肺病は一人もない。日光の人とは結婚するがそれ以外は結婚しない。病気を背負うからだという。宿屋の娘は実に頭がいい。都会でもみないほどである。恰度程よいのである。質問に対する答は要領を得ている。であるから血族結婚はよくないな(*)いかと思う。この結果をみても悪くない。伊邪諾、伊邪冊の時代でも、最初は兄弟で結婚した。子を生むには兄妹で結婚する外はない。妹を娶ったに違いない。だから妻の事を吾妹という。吾妹子とか、妹背などという。近親結婚は法律で許される範囲で差支えない。

血族結婚(系統遠いほど可)

“血族結婚の可否――。

“差支えない。人類は血族結婚で繁殖した。最初は兄弟で婚した。それで妻の事を吾妹子という。系統の近寄っているものは、性質が似通っているから、あまり利巧な子は出来ない。遠い系統の方が、異った性質が混るか利巧になる。故に混血する程いい。血族結婚はその点単調になり易い。(奥日光に平家村があるが、現在六百人位。最初は三十人位であった。病人は殆んどなく、絶対菜食主義である。宿の娘と話したが、実に頭が良くはっきりしていた。近来西洋で可と唱える学者がいる)  (S21・11・21)

叔父姪の結婚

“叔父と姪の結婚は如何で御座いましょうか。御伺い申し上げます。

“叔父と姪なら構わぬ。親子はいけない。(S24・2・9)

血族結婚と眼

“血族結婚は関係ない。目は必ず治る。たゞ薬だけである。(S23・11・16)

実子と養子の結婚

“幼少の時から育てた養子と、以後に生れた実子との結婚は差支えないでしょうか。

“実際は差支えないが、法律上はいけない。(S24・5・13)

外人との結婚、御用意の如くならず(五六七世の国際結婚)

“私の知人で外国人と結婚して居る人が居りますが、其の霊的関係は如何なる結果になるので御座いませうか。現在大光明如来様を奉斎して居りますが、御用も思ふ様にもならず、如何に致し御用の途に励む事が出来ませうか。御伺ひ申し上げます。

“差支へない。五六七世になると斯ういふ事は反って余計になる。世界は一列になる。気にするのは世界的になっていない。日本人の場合でも御用の出来ぬ事がある。未だ時が来てない。気をもまず時を待つ。  (S24・1・26)

国際結婚の霊の帰属

“外人と結婚した霊の帰属――。

“外国人と結婚した場合は、その霊の帰属は男の国に属する。(S23)

結婚前後の男女関係

“結婚した相手の婦人に、結婚前既に他に関係した男性があった場合、御道の信者として如何に考へるべきでせうか。又結婚後、三角関係に陥った場合、信者としてどの様に致すべきでせうか。

“結婚前に関係のあったものなら構はない。相愛関係にあっても、事情により結婚出来なかった場合もあらう。結婚後に他に関係のあるのは無論わるい。罪になる。

無理な結婚

“昭和二十二年の年末に、私は石橋和子(現在二十才、当時十八才)と婚約致しました。その時、一年後の二十四年春に挙式する様に決って居りましたので、今年一月中旬結婚日を決める為、先方と相談致しました処、今年の春はどうしてもいけないと言うのです。二回とも行ってお話したのですが、今年の秋でなくてはいけないと言いますが、今春中に結婚しなければならない私の家の事情もあり、妻のある方が一途に御神業に精進出来るので御座います。石橋和子と此の際無理にでも結婚すべきか、或は他に適当な縁談を見付けるべきか、如何にすべきか迷って居ります。御指示を御願い致します。

“何もあまり心配せず、観音様にお任せすればうまくゆく。皆賛成するようになってするのがよい。あまりに強い反対がある場合は止めた方がよい。無理に押し切ってやるのはいけない。霊が邪魔する。観音様にお任せしておけば、無理なく、案外賛成して喜ぶようになる。時を待つ事だ。  (S24・2・10)

姑ある家に嫁せしむるが可か

“娘を嫁がせます場合、姑のある所へやって姑に孝養を尽す方がその子の将来の為によいといふ人も御座いますが如何でせうか。よく姑のある人の所へ嫁ぐ事を嫌ふ人がありますので御伺ひ申し上げます。

“どっちともいへぬ。両方ある。嫁の性格にもよる。割合素直で、人と和合する性格ならいい。霊界で救はれるのは大きいから、死んでからほんとの親孝行が出来る。(S24・12・23)

九星と相性

“配偶者を求むる場合、当地方に於ては九星に依る相性が強く主張され、性が合わない時は不運が来るとか死に至るとか言いますが、我々若者にはその根拠がわかりません。果してその様な事があるでしょうか。

“相性はあるにはある。いくらかあるが、大したもんでない。九星でも判らぬ点が多い。信仰に入ったら、全然ないといっていい。九星などによく合わして、途中で駄目になったりなどする。交際して、両方で愛し合えば一番相性といえる。(S24・1・27)

夫婦相性(反対性、名の画数)

“火と水は相助のものと思いますが、人の相性に於て火の性と水の性との人の結婚の場合、夫婦の仲が悪いと申します。此点に就いて御教示を願います。

“火と水なら夫婦仲はよい。わるいというのは気が合わぬ。反対となるからそう思うのである。然しそれで合ってゆく。之は真理である。画数は、偶数と奇数がうまくゆく。偶数偶数、奇数奇数の場合は必ず破綻する。気性の合うようなのは具合が悪い。気性の合わないのが本当である。

結婚と相性(結婚成立の根本)

“結婚の場合、相性がよいとか悪いとか申しますが、男女の年齢、干支等は如何なるものがよいのでありましょう。右謹みて御伺い申し上げます。

“十干十二支等では決められぬ。もっと深い意味がある。仲が善いといってよいとは決められぬ。悪いからといって悪いと決められぬ。あまり仲がよいと仕事に差つかえる。夫婦は神様が決められる事であるから、相性の善し悪しを決める要はない。自分の資格である。資格が上なら、良い妻がもらえる。身分の上下はあまりない。自然に相愛する。我慢出来る程ならよい。二、三度で決める。それ以上はよくない。(S24)

相性とは(信仰と結婚)

“結婚の場合等に世間で相性を問題にしますが、これは如何なる根拠によるのでせう。

“相性は男と女ならよく合ふ。変性女子と変性男子とあるが、女同志では合はぬ。陰陽にならない。生れ月、生年等もある。名前もあるが、これは割合顕著な表はれ方である。奇数偶数でよい。名の頭字が奇数偶数ならよい。八十と幸三郎では(名前は取換えればよい。私は之に一番気をつけて改名する)名前で見るのが一番分り易い。信仰へ入っている人は、そんな事も見る要はない。霊層界の中でそう違はぬ。夫婦になってから(一方が熱心になれば段々離れて了ふから別れたくなければ追かける)

相性の実否

“世間でよく相性と言ふ事を申しますが、事実ありませうか。例えば丙午の婦人は結婚後夫を喰ふとか、子供を喰ふとか申しますが、本当で御座居ませうか。

“相性はある。水性と火性が一番合ふ。然しお互に愛し合っておれば相性で、十二支など問題でない。(S24・2・22)

年上の妻

“男女の結婚の年令は、現在までは男の方が上の様ですが、逆の場合でもよいのでせうか。

“男が上の方が本当である。愛し合えば仕方ない。(S24・5・13)

―――――――――  愛がなくなった場合、之は仕方ない。うまくやる。技術を要する。恋愛の場合は、叡智を要する。

結婚と年齢

“此の家では、長男に三度嫁を貰ひ、三度共離縁(嫁の方から出て行く)しました。現在二十九才ですが、二十七才の女との結婚は如何でせうか。御伺ひ申し上げます。

“年は差支へない。信仰へ入ればよい。神様がうまくして下さる。(S24・6・28)

結婚の日取

“結婚その他の日取りについて。

“十とか、二十とかゞ基本になればよい。

三々九度

“三三九度の盃の意味――。

“根本はミロク―三六九から来てるので、大変結構である。昔から極ってる事で、支那から来た、三拝九拝というのは最高の礼拝をいふ。

十の数

“結婚の場合、四目十目はいけないと申しますが、如何なる意味でしょうか。右御教示御願い申し上げます。

“之は迷信である。ただ強いて理屈をつければ、四ツ目は、四であるから忌数である。十目は、十といふ数は、行止りといって嫌ふ場合がよくある。最後の数である。斯んな事でかついだものと思う。  (S24・1・28)

仲人する心構え

“御仲人を致します時、両方の性質等が判って居る場合、責任を感じますので積極的に仲立が出来ない事が多いのでありますが、仲人をする際の心構えについて御教示御願い申し上げます。

“常識的にやればよい。責任をもてないようならよし、責任をもてる男女――。   私は仲人をした事はない。