一 緒言

釈迦仏は、「諸法の実相」をお悟りになりまして、そのお悟りになりました諸法実相を衆生に開示し悟入せしめるものを出生の本懐とされました。またキリストは、「天国近づけり」との神示を受けて、これを世に告げ知らしめ、悔い改めて善にかえり、愛を行い、それに備えしむる事を使命とされたようであります。

わが教祖は神より地上天国建設の御使命をうけ給い、これが実行に渾身の努力をお続けになっておられるのであります。

釈迦、 キリストのそれは地上天国の実行に較ぶれば易行と申さねばなりません。 神がかかる難行を唯りわが教祖にお授けになりましたことによって、わが教祖の格位が如何に高く、且つその威神力が如何に卓越せるかを推知することができます。われわれ信徒としてまことに光栄の極みと申さねばなりません。

わが教祖は、この神示を遵奉され、直ちに実行に着手され御浄霊により既に幾十百万人の病を癒し給い、更にわれわれ人間世界から貧と争をもなくするがために、神の大愛心をお説きになり、大調和が神の御経綸であることをお教えなされて信仰に導き給わんと、日夜御苦心あそばされておるのであります。

教祖はまた自然栽培の重要なことをお説きになられて、これが実行を御奨励遊ばされ、既に全国信徒の中、自然栽培による農業を営む者が尠くありません。 それは、 病貧争の潰滅と、 自然栽培とは、 わが教祖が地上天国建設の根幹であるからであります。病貧争については『世界救世教教義解説(病貧争の巻)』に解説してありますが、「自然栽培」が教祖の御使命である地上天国建設とどんな関りがあるか、その真意義を解説するのがこの著『世界救世教教義(地上天国と自然栽培の巻)』であります。

(世界救世教教義 昭和二十六年十月十日)