白帯下

此病気は軽重の差別が非常にあるもので、一種の水膿が常に排泄せるものであります。原因は浄化作用に因るもので、世人は病気として恐れますが、之は大変な誤りで「白帯下」がある程結構なのであります。何となれば、それは内臓に発生すべき病気の原因が白帯下によって発生をみずに済むからであると言へるのであります。

此患者を診査するに、必ず腹部全体が膨満してゐるもので、それは取りも直さず、白帯下そのものであります。したがって、之を溶解すれば一時は排泄の量は増しますが、それによって腹部は漸次縮小し完全に全癒するのであります。

治療は相当長時日を要するもので、軽症で一ケ月位、重症で三ケ月位と思へばいいのであります。

〔浄霊箇所〕
下腹部、鼠径部、背面腎臓部

白帯下(療岡田先生療病術講義録 昭和十一年七月)