著述編

栄光

平和の英雄

今日英雄という言葉を聞いただけでも、何かしら崇拝の念が起るのは誰しもそうだろうが、その半面どうも割切れないものを感ずるのも私ばかりではあるまい。というのは一抹の哀愁の湧く事である。考えるまでもなく、英雄というものの史実に現われた事績をみても...
栄光

無題

昨年の特集号に、五カ年で五割増産という記事をこの欄に出したが、左の報告はそれが現実に現われたのであるから、最早一点の疑う余地はあるまい。そうしてこの人だけが五年以上であるから、先ず本農法の第一人者というべきである。五年目で五割増産六年目で更...
栄光

医学の正体

医療を加えれば加える程悪化する事実は、常に御蔭話によって知らされているから、今更改めてかく必要はないと共に、浄霊の驚異的効果については、これも改めてかく必要はないが、そうかといって左記の如き御蔭話を読むとしたら、到底黙ってはいられないのでこ...
栄光

医学の出鱈目

別に医学を悪く言いたくはないが、余り出鱈目の診断と治す方法さえ知らないので、気の毒に思う位である。このような幼稚極まる医療に貴重なる生命を託し、しかも高価な医療代迄払わせられた揚句、反って最初より悪化し、二進も三進もゆかなくなり、死を覚悟す...
栄光

宗教と科学以上のもの

つらつら現代文明を検討してみる時、種々の欠陥があり、その最も根本的なものとしては、科学に就いての考え方である。というのは衆知の通り、宗教家を除いた凡ゆる人々は科学至上主義になりきっており、如何なる問題でも科学によって解決されるものと信じ切っ...
栄光

若しもこの世界から“悪”がなくなったら

凡そ人間一切の不幸の原因を突きつめてみると、悉く悪にあることは今更いうまでもないが、そこで私はこの世界から若し悪が無くなるとしたらという仮定の下に、想像してかいてみたのである。それは先ず第一病人がなくなることで、誰も彼も健康に恵まれ、仕事を...
栄光

病貧争絶無の世界は可能か

本教が唱える病貧争絶無の世界は、この世智辛い世の中に果して出来るであろうかと、今の人間誰しも疑わざるを得ないであろうが、これも尤も千万で、昔からそういう夢のような話は色々な宗教で唱えているだけで、到底実現の可能性はありそうもないので、そう思...
栄光

薬が効かなくなった

本年二月三日東日紙上に左の記事が載っていた。『効かなくなったペニシリン』戦後医薬界に彗星の如く現れ、恰も医療に小革命を起したかの感があった『ペニシリン』は、最近その効力が著しく低下、特に今全国的に流行している風邪にも、目立った効力を現わして...
栄光

序文

今度左の如き著書を発刊する予定であるが、前以てその序文をこの欄に載せたのである。凡そ昔から幾多の宗教が現われ、夫々の使命を果しつつ、相当世の中に貢献して来た事は言う迄もないが、それとても公平にみて大した救いの力は現わさなかったことである。何...
栄光

医学の本体

現代医学が如何に幼稚なものであるか、又如何に恐るべきものであるかは、常に警告している通りで、左の御蔭話はよくそれを立証しているから、これを読んだならその誤謬の甚だしいことと、手術の結果は反って色々の余病が発生し、遂に死の一歩手前にまで追詰め...