著述編

地上天国

巻頭言

本教団も愈よ発展的解消と共に、世界救世(メシヤ)教会の誕生となった事は、既に知らるる通りである。言うまでもなく、重大時期の切迫に応じた神様の大経綸に外ならないので、吾等は唯々諾々として素直に信奉すればいいので、寧ろその安易なるに勿体ない気持...
地上天国

自観申す

心霊現象叢談(三)(本文省略)右のウォルター氏の指紋の実物を、私は十数年前見た事がある。それは故浅野和三郎氏主宰の心霊研究会の集りの時であった。勿論私は会員であったからで、その時は浅野氏が欧洲心霊行脚から帰朝早々の時で、お土産として持って帰...
地上天国

結核ナンセンス

斯題と此論文を見た専門家も一般人も、大いに憤慨する人と軽蔑する人と感心する人とがあるであらう。然し私はたゞ真理そのものを伝へるので、可否は見る人の心々に任せるだけである。然し乍ら真理である以上、何れ何年か何十年後には一人残らず承服し、礼讃す...
地上天国

最後の審判

キリストの曰った最後の審判とは、何時如何なる形によって現はれるものであらうかは之は基督者は固より一般人も知らんとする処であらう。愈よ時期切迫の折柄、その片鱗を茲に発表するのである。然し之は私個人の見解ではない。全く霊感によるのであるから、一...
地上天国

巻頭言

愈よ一九五○年、昭和二十五年の年になった。というだけならいつもの年と変りはないが、実は今年こそ吾等からいえば大変な年である。という事は吾等の唱導する処の夜の世界が昼の世界に転換する。その節に当るからである。之はどういう意味かというと、今年を...
地上天国

転向者の悩みに応ふ

或宗教信者から他の宗教に転向する場合、人により大小それぞれの悩みのあるのは致し方ないとしても、茲に発表する左記の投書の如きは、偽らざる心境の変化と転向の悩みを具さに書き連ねてをり、切々として真に胸に迫るものがある。今後転向者が辿るであらう此...
地上天国

唯物主義と唯心主義の戦

ジャーナリストは殆んど本教を迷信邪教というが、之はどういう訳であらうか。端的にいえば彼等と吾々とは観点が異う。唯物主観によって唯心的を批判するからである。という事は唯物主義とは文字通り判然と眼に見える存在であるから、何人も把握し得るが、唯心...
地上天国

事実は雄弁なり

本教が、短時日に異常な発展を遂げ、倍々教線拡大しつつあるという事は何が為であらうか、恐らく此様な例は宗教史上空前といえよう。此世智辛い世の中に金を出し、暇を欠き、熱心な信仰を続けるといふ事は、何物かなくてはならない。而も政治家、博士、大学教...
地上天国

神の芸術

抑々現代人として今は如何なる時代であるかという事を認識しなければならない-といふ前提を以て何を私は言はうとするのであらうか?外でもない、ラジオやテレヴィジョンの発明によって、全世界に起りつつある凡ゆる出来事を一瞬にして知り得るという事程、そ...
地上天国

巻頭言

本教の発展は人も知る如くあまりに急速調で、息詰るような狭い島国日本の社会として何や彼や話題の中心にされるのである。全く毀誉褒貶(キヨホウヘン)の渦巻の中心に置かれてゐる現在であるのは又やむを得ない過渡期の現象であらう。喬木風多しの例えの通り...