著述編

地上天国

時局と霊界

この投書に就いては、今は批評をかく事は面白くないから時を待つとして、兎に角興味的にみても捨て難いものがあるので、ここに載せたのである。(明主)明主様に御救いを願う霊界よりの通信 中教会会長 M・T 二月一五日夜一一時マレンコフの霊明主 マレ...
地上天国

神様と私との関係

これは昔からよくある事だが、宗教の教祖や自称生神様などは、よく神様に伺いを立てるとか、神様の御託宣を仰ぐとかいって神憑りになり、自問自答をしたり、自動書記や心に浮かぶ等の行り方であって、言わば間接的方法である。処が昔から神との交通はこの方法...
地上天国

婆羅門とマホメット

世界にある種々な信仰の中で、最も異色あるものとしては、彼の東の婆羅門教と西のマホメット教であろう。両教共極端な小乗信仰であって、婆羅門教の方は生誕地である印度に於ても、今日は微々たる存在となり、僅かに婆羅門行者が若干残っているにすぎない有様...
地上天国

真善美

吾等の理想とする地上天国とは、真善美完き世界であるのはいつもいう通りであるが、私はこれを一層掘下げてみようと思う。それには順序として真からかいてみるが、真とは勿論真理の具現であり、真理とは事実そのものであって、一厘の毫差なく、不純不透明のな...
地上天国

地上天国52~173号

■地上天国五十二号 昭和二十八年九月二十五日 ・真善美 ■地上天国五十六号 昭和二十九年一月二十五日 ・婆羅門とマホメット ■地上天国五十七号 昭和二十九年二月二十五日 ・神様と私との関係 ■地上天国五十八号 昭和二十九年三月二十五日 ・時...
地上天国

正邪の戦い

これは誰も知っている事だが、昔から宗教というものは、いつの時代でも初めどこか普通人と違った処のある人間が、一念発起と共に世を救わんとの願望から一宗一派を立て、教義を作り、相当人助けをしてる内、漸く世間から認められ、愈々これからという時になる...
地上天国

私という者(一)

これから記こうとする事柄は、何人も見た事も聞いた事もないものであるから、そのつもりで読んで貰いたい。それは私が私を批判するのであって、言わば私の外に別な私があってそうするので、全然飾らない赤裸々な私の姿を浮べるのであるが、恐らく斯んな変った...
地上天国

天国的宗教と地獄的宗教

先ず宗教に就いて有りの儘をかいてみれば、今日までの凡ゆる宗教は、悉く地獄的宗教といっても、敢て侮言ではなかろう。何となれば重立った宗教程、開教当時蒙った法難、受難に悩んだことは例外ない程で、宗教に法難は附物とされている位である。しかもその宗...
地上天国

薬が不幸を作る

薬に就いては今迄凡ゆる角度から検討して来たが、薬と不幸の関係に就いては、まだ余り詳しくかかないような気がするから、茲にかいてみるのである。抑々人間の幸不幸の原因は何処にあるかというと、勿論霊界にあるので、この事が充分判らなければならない。で...
地上天国

世界夢物語(二)

私は栄光新年号に、標題の如き論文をかいたので、信者は誰も読んだであろうが、最近に至ってアイゼンハウアー元帥は、着々として凡ゆる積極的な手を打ち始めたのは、外電によって段々分って来たが、それに就いて言いたい事は、この前の夢物語にはかかなかった...