著述編

外部寄稿

法話(五) 腹の虫は人為肥料から

また浅根の作物は畑土に草葉の堆肥をまぜるだけでいいが、深根のものは、特に畑土一尺位下の方に木の葉の堆肥の床を作るといい。堆肥の効果は土を固めないためと土を温めるためと、もう一つは作物の根際に土乾きがする場合乾きを防ぎ得るということの三つだと...
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法話(四) 自然農法で三割増産

次に自然農法の原理について簡単にいうと、土の偉力を発揮させることだ。自然農法の名は人肥、金肥は一切用いず堆肥だけの栽培で堆肥の原料である枯葉も枯草も自然に出来るものだから私がこうつけている。そもそも森羅万象どんなものでも大自然の恩恵に浴さな...
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法話(三) 浄霊術で完全に治癒

薬毒による病気の中で一番多いのは胃病だ。これは最初、食い過ぎ、胸焼け、消化不良、といった現象を起すが、誰でもすぐ胃薬を飲んで一時は治ったように思うが、日が経つと再発する。そして、又薬で治す、又起るという風にして結局、慢性になってしまう。自然...
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法話(二) 毒素は頭脳に集中

薬毒の溜る場所は必ず神経を使うところに限られ、上半身、特に頭脳を中心として眼、耳、鼻、口などでここに毒素が集中して一たん頸の周りに固まる。これをコリといって、ある程度に達すると浄化作用(自然排泄作用)が発生する。この場合、発熱によって毒結は...
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法話(一) すべてこの世は毒

五月中旬に強羅にある箱根美術館で、浮世絵の展覧会をやるのでその準備のため目下てんやわんやだが、私は宗教の根底に必ず美術の存在を忘れたくない。どんな美術品でも真、善、美の具体的象徴がそこににじみ出ているからである。つまり宗教家が美術思想を通し...
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“アメリカを救う” 広告文

本書は……英訳して米国の識者に頒布する為のものであるが、特に日本の識者、医事関係者、病人にも広く読んで戴き度く、茲に邦文出版の運びになったものである。最近本教の調査によれば、米国に於ける病人の数は年々増加の趨勢にあり、現在医師の診療を受けて...
外部寄稿

難しい問題

われわれ宗教家にとって、何よりも平和主義が建前であるのは今更いうまでもないが、そうかといってその時代によってはそれを立て通す事の至難の場合も往々あるが、これも止むを得ないであろう。これについて現在の世界情勢を見る時、今の時代が丁度それではな...
外部寄稿

不安なき社会を造る これが宗教の真の使命

いよいよ日本も、長い間の窮屈な境遇から抜け出られて、自由な身となったことは、気持だけでも何となくノビノビして、久し振りの明るさを取戻したような気がする。しかも終戦前と違い民主々義の国になったことも、それに輪を掛けた次第であるから、猶更ら喜ば...
外部寄稿

真の宗教が有るか?

抑々宗教は如何なるものであるか、又其目的は何か、先づ此の点から検討しなければならないであらう。人間が此の娑婆に生きて居る時、誰もが体験するところのものは、余りに其目的意志と相背反することが多い事実である。又思はざる災厄や不幸や罹病等、人力で...
外部寄稿

迷信を製造する科学者と既成宗教家

迷信とは何ぞや?と云へば、正信の反対であることは云ふまでもない。即ち正しからざるものを、正しいと誤信することが迷信であり、真理でないものを真理と誤信するのと同じである。近来新興宗教即ち類似宗教を目して、無暗矢鱈に無批判的に、迷信邪教と片附け...