著述編

結核信仰療法

肺炎と肋膜炎

茲で結核に大関係ある肺炎に就いてかいてみるが、此病気は結核の原因と同様、感冒の際肺臓の内外に固めた多量の毒素に、猛烈な浄化作用が起るもので、つまり感冒の重いのと思えば間違いない。そうして症状は人も知る如く、最初高熱が出て全身的倦怠感、節々の...
結核信仰療法

天然痘

茲で天然痘に就て詳しくかいてみるが、此病気の原因は先天性毒素の為であって、此毒素は勿論親譲りのものであるが、此原因も薬毒が代々の祖先を通じて遺伝したものである。医学では毒素の濃厚なのを遺伝梅毒といい、民間で昔から胎毒というのもそれである。処...
結核信仰療法

毒素の解剖

茲で愈々毒素の説明に移るが、本来毒素とは言わば濁血であり、霊の曇りである事は、既記の通りであって、曇りとは勿論悪による罪穢の為に発生するもので、此罪穢観は昔から宗教の一手専売のようになっているが、遺憾乍ら今迄の説き方は、単に悪い事は罪穢とな...
結核信仰療法

黴菌の発生

前項に説いた如く、結核菌は、自然発生であるとしたら、では何処から如何なる過程を経て発生したかを、何人にも理解し易いよう理論物理学的に、理論心理学的にかいてみるが、何しろ見えざる霊を対象とするのであるから容易でない事は、今日迄何人と雖も試みた...
結核信仰療法

結核は感染しない

結核が医療によって作られる経緯は、前項迄に詳しく記いたが、其原因は結核菌感染によるとは医学の定説となっているが、私の見解によれば此説こそ大変な誤りである。それは彼のパスツールの伝染説を医学は採用したからであろうが、私は其反対に自然発生である...
結核信仰療法

医学が結核を作る

標題の如く、結核は医学が作るものであると言ったら、何人も驚倒して了うであろう。事程それ程医学を信じ切っているのが現在の社会である。そうして序文にもある通り、私は二十余年以前結核医学の盲点を発表したが、其当時は言論の自由がない為、思い切ってか...
結核信仰療法

序文

本著は結核医学に対する原子爆弾であり、医学の革命書であり、天国の福音でもある。何となれば現在迄に於ける医学的結核療法は根本的に誤っているからである。というと何人も驚くであろうが、之が現実である以上そう言わざるを得ないのである。そうして本当の...
結核信仰療法

結核信仰療法

・序文 ・医学が結核を作る ・結核は感染しない ・黴菌の発生 ・毒素の解剖 ・天然痘 ・肺炎と肋膜炎 ・結核附随病 ・栄養 ・事実は雄弁なり ・医療誤点の種々相 ・結論 (昭和二十七年十二月一日)
結核の革命的療法

無機から有機へ

前項に述べた如く、病気の本体は霊の曇りであり、此曇りから黴菌は発生するという、其順序を詳しくかいてみるが、初め透明体である人霊に曇りが発生するか、又は濁血の移写によって曇りが出来る訳は、既にかいた通りであるが、然らば曇りから何故病菌が発生す...
結核の革命的療法

霊主体従

前項に説いた如き、無機質界と人間の病気との関係をかいてみるが、即ち無機質界とは吾々のいう霊界である。そうして人間は体と霊との密合一致によって成立っているものであって、言う迄もなく体とは眼に見ゆる物質で誰にも判るが、霊は眼には見えないが、立派...