著述編

光新聞

医学談片集 或看護婦長の話

数年前、本教が日本浄化療法時代に講習を受けた、元陸軍病院所属、結核療養所の看護婦長をした某女の話をかいてみる。彼女は、数多くの結核患者を扱っていたが、その殆んどは漸次悪化し、死にまで至る中に、唯一人某青年士官の患者だけは助かった。というのは...
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医学談片集 或眼科医の話

これは十数年以前、私が麹町半蔵門で開業していた頃の話である。当時東京市内某区の学校医を三十年もしていた或老眼科医が眼病に罹り漸次悪化し、失明一歩手前という時であったのが、一週間の浄霊で完全に治ったので、喜びのあまり教修も受けたのである。右眼...
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真の宗教

真の宗教とは、世界主義を建前としなくてはならない。一国一民族一階級を対象としたものは真の宗教ではない。という訳はそのように極限されたものは必ず勢力争いが生れる懼があるからで、元来宗教なるものは和が基本である以上、争いを絶無にするのがその本質...
光新聞

食はず嫌い

如何に医学が進歩したと言っても、病人のない家庭を作り、それが漸次殖えるのでなくては真の進歩とはいえまい。そうして昔から主治医という言葉があるが、之は医学の力のない事をよく表はしている。もし医学で真に病気が治るとしたら、主治医なる言葉は生れな...
光新聞

本教の批判者へ

之は常に感じている事であるが、本教の批判者の見方は甚だ不公平な憾みがある。何となれば本教が現在社会各層に対し、素晴しい救済的功績を挙げつつあるに拘はらず、その事は全然眼を蔽うているかのようだ。そうしておいて何か些かでも欠点がないかと眼を皿の...
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医薬断片集 正しい治療

今日よく専門家は、正しい治療といふが、此意味はサッパリ判らない。正しい治療といふ事は正しくない治療もあるといふ訳だ。此治療の正不正は素人は何を標準にして決めたらいいかテンデ判る人はあるまい。世の中には、理屈の合はない事が多過ぎるようだ。 (...
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医薬断片集 輸血

血液とは、霊の物質化である事は、常に吾等のいふ処であるが、勿論輸血に於ても、霊の放射によって、霊を充実させれば同様の効果を奏するのである。先づ、霊の放射五分間で輸血二○○瓦位と同じ位であらう。とすれば、本教信者の霊の放射能力は実に偉大といふ...
光新聞

医薬断片集 或る未亡人の話

此婦人は、年は四十五歳三年前、夫君が死亡し孤独となった。そこで親戚へ身を寄せようとしたが、どの親戚も、テンデ寄せつけない。といふのはこういう原因がある。此の婦人は数年前からの肺結核で顔色は青く、痩せていて一見それとみえるのである。従而、進退...
光新聞

寄生虫問題

九月二十五日朝日新聞紙上『回虫恐るべし』と題し左の記事があった二十一日から寄生虫予防週間が始まってゐる。戦後の悪条件が重なって今や腹中に虫を飼ってない日本人は珍しい。わけても回虫の繁殖ぶりはまさに空前で寄生虫病予防法による大まかな報告でみる...
光新聞

光新聞の拡大は教線の強化

本教の唯一の宣伝機関として、光新聞を発行している。本年三月初号発行以来今月まで六カ月を経たが、その間の実績を最近調査してみたが発展する教導所は常に光新聞の頒布に力を注いでいることである。勿論斯ういう支部は、宣伝用として無料で、出来るだけ配布...