著述編

明日の医術

明日の医術 第三篇

・世界の大転換 ・三国同盟の意義 ・夜と昼 ・善主悪従 ・霊界の転換 ・恐怖時代 ・霊的医術 ・外殻的文化 ・御神霊 ・八紘為宇の意義 ・大戦争と浄化作用 ・人間と動物との関係 ・日本人の優秀性 ・道徳の根源 ・霊波と霊衣 ・罪穢と病気 ・...
明日の医術

明日の医術 第一篇

・序論 ・人口問題 ・各国に於ける人口動態 ・人口増加率低減の問題 ・病気の真因 ・結核問題とその趨勢 ・肺結核 ・結核は絶対に感染しない ・結核と精神作用 ・肺結核治癒の過程 ・学説と現実 ・B・C・Gの注射に就て ・乳幼児の死亡率問題 ...
明日の医術

明日の医術

・序論 人類救済の根本 ・明日の医術 ・現代人の短命 ・日本式医術 ・科学で病気は防げる乎 ・科学の使命 ・本療法は、観念療法に非ず ・医療と観念 ・西洋医学の大誤謬 病気の本体 ・西洋医学の大誤謬 錯覚的治療 ・西洋医学の大誤謬 対症療法...
法難手記

結論

抑々、今度の事件に対し、冷静に検討して観る時、少なくとも公平に行はれた取調べとは思えない。それに就ての、二三の疑問符を抛げてみよう。先づ第一容疑の性格に対し、取調べの峻厳な事と、其日数が多過ぎる事である。私の経験によるも、以前特高時代の時と...
法難手記

ナンセンス

長々と固苦しい事ばかりかいたから、茲で一つ二つ新聞記者諸君や、其他に関するナンセンスをかいてみよう。私が最初連行された時の事である。庵原警察署へ着く少し手前へ来ると、同乗のK部長は『表門は新聞屋が、待ってゐるといけないから、裏門から入らう』...
法難手記

刑務所

私は、今回の事件の為、五日間静岡刑務所(正確にいふと拘置所である)に収容され、獄舎生活をしたが、其時痛切に感じた一事があるから、それをかいてみよう。此刑務所は最近出来たばかりの建物だそうで、設備其他一切がよく完備しており、文化的の香りも高く...
法難手記

人権蹂躪

自由民主々義とは、人権を尊重する事から始まるといふのは、今更言ふ必要のない程、明らかな話ではあるが、実際上それが仲々行はれてゐない事を、今度の事件によって、熟々思はれたのである。意外なのは役人が人民に対し、平気で行ふ人権蹂躪的態度である。何...
法難手記

当局に望む

以上は、詳細に述べた如く、慈悲も涙もない冷酷極まる取調べを受けた吾等として、熟々思はれる事は、どうしても、取調べの任にある人達には、宗教心の必要なる事である。言う迄もなく、被告を悔悟させるには、遮二無二責めるばかりでは効果はない。どうしても...
法難手記

帰宅後

茲で、帰宅後の事も一通りかかねばならないが、帰宅後某弁護士に面会、色々取調べの模様を話した処、其弁護士が言ふには『それは惜しい事をしましたね。被告には黙秘権があるんだから、記憶にない事は答弁しなくてもよかったので、黙ってゐてもそのために不利...
法難手記

上申書(金久平)

金久平私事、此度贈賄及び農地問題等で逮捕状により、静岡の獄舎に四十六日間勾留され、脅迫的拷問、怒号卑劣な罵声を以て、取調べを受けた当時の模様をかかせて頂き、社会の皆々様の御批判を仰ぐ次第であります。忘れもしません。昭和廿五年五月八日朝六時、...