地上天国

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世界夢物語(二)

私は栄光新年号に、標題の如き論文をかいたので、信者は誰も読んだであろうが、最近に至ってアイゼンハウアー元帥は、着々として凡ゆる積極的な手を打ち始めたのは、外電によって段々分って来たが、それに就いて言いたい事は、この前の夢物語にはかかなかった...
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私が神様を拝まぬ理由

私は神様を拝んだ事がないのは、信者はよく知っているが、恐らく昔からあるどんな宗教の教祖でも、そういう例は絶対ないであろう。という訳で信者の中でも疑問に思う人もあるであろうから、茲にかいてみるが、元来私という者は、神格上からいって最高地位にあ...
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最後の審判

キリストの曰はれた最後の審判というのは、何か恐ろしい事が突如として起り、それによって信仰なき者は亡び、信仰ある者は助かるというように、至極簡単に割切ってゐるが、そういう事はないとも言えるが、有るとも言えるのである。というと甚だ不得要領である...
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運命は自由に作られる

之から運命に就てかいてみるが、茲で知っておかねばならない事は、世人はよく宿命と運命とを同一にしている事である。然し之は全然違うのでそれをかいてみるが、宿命とは生れ乍らに決ったものであるが、運命の方は人間次第でどうにでもなるもので、此点を知ら...
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地上天国41~50号

■地上天国四十一号 昭和二十七年十月二十五日 ・運命は自由に作られる ■地上天国四十二号 昭和二十七年十一月二十五日 ・最後の審判 ■地上天国四十三号 昭和二十七年十二月二十五日 ・私が神様を拝まぬ理由 ■地上天国四十四号 昭和二十八年一月...
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第三次戦争は果して有る?

標題に就ての質問はよく受けると共に、今日世界人類の誰もが、之程痛切に知りたいと思う問題はないであろう。事実見ようによっては有りそうでもあり、無さそうでもあり、之程の大問題であり乍ら、迷わざるを得ない有様である。というのは、全く唯物的に考える...
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狐霊の実体

信者中でも錚々たるインテリゲンチャの布衣生君、下記の如く狐霊の実在と、其千変万化の様相が分ったそうで、洵に結構である。勿論神様がそうなされたに違いないが、未信者は言う迄もないが、新しい信者などでも、同君と同じように動物霊の存在は、信じられ難...
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御説教

昔から宗教と名のつくものは、例外なく戒律が主となってをり、それを御説教によって諭えたのは誰も知る通りであるが、我メシヤ教に至っては、御説教が非常に少ないのは信者も知る通りで、之に対し幾らかの疑問を有っている人もあるであらうし、又未信者から訊...
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文化的野蛮性

本教は知らるる如く、病貧争絶無の世界建設をモットーとしているのであるが、深く考えてみると、右の三大災厄の根本は、何といっても人間の野蛮性がまだ残っているからである。従って此点に目覚め之を払拭してこそ真の文明世界が生れるのである。では一体其野...
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善の英雄と悪の英雄

昔から各時代、各民族には幾多の英雄、豪傑、聖者、偉人等が出たが、之等頭角を現わした人々の事蹟を冷静に検討してみると、大体に於て二つの型がある。先づ一の方は人の目をそば立て、歴史に遺るような大きな事蹟を残した英雄、豪傑型で、其殆んどは目的の為...