信者中でも錚々たるインテリゲンチャの布衣生君、下記の如く狐霊の実在と、其千変万化の様相が分ったそうで、洵に結構である。勿論神様がそうなされたに違いないが、未信者は言う迄もないが、新しい信者などでも、同君と同じように動物霊の存在は、信じられ難い人もあるだろうから、そういう人達には此文を読んだら大いに目覚めるであろう。そうして浄化による肉体的病苦は、信者なら分っているが、憑霊による事も仲々少なくないので、之に就て私は今迄余り説かなかったのは、迷信に見られ易いからと、今一つは憑霊現象と雖も、それに相応する霊の曇りがあり、浄霊で其曇りが解消して治るのであるから左程重要なものでもないからである。という訳だから其人の必要によっては、神様が布衣生君のように直接教えて下さるので、それでいい訳である。
狐霊は教える
(本文省略)
(地上天国三十九号 昭和二十七年八月二十五日)