地上天国

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犯罪増加と其解決策

終戦後犯罪の殖えたことは驚くべきものがある。今その数字を左に表はしてみよう。(昭和廿三年十二月廿日読売新聞記事による)「大まかな数字をあげると、窃盗の有罪人数は太平洋戦争前後の昭和十六、七年は一年間に一万五千人あまりであったが、戦後の廿年九...
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選挙費用金壱万円也

選挙といっても種々あるが、茲では先づ代表ともいふべき国会議員の選挙に就て論じてみよう。今日国会議員に当選するには一落二当といって、百万円では落選するが、弍百万円以上なら当選するという訳で、実に驚くべき話だ。従而此選挙費用の莫大である事が原因...
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巻頭言

新年を迎へ待望の第二号を世に送るに当って、観音の御霊徳によって生命を救はれたもの貧困より解放されたもの、貧耕地が豊穣地となり無限の利益を授けられた人々は言ふを俟たず、全国津々浦々に御霊徳を慕ひ幸福を獲ち得むとする信徒は有形無形増加の一途を辿...
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皮肉文学の弁

皮肉とは皮と肉であるから、骨のない奴の戯言(ザレゴト)にして、物を直線に観、直線に語る事は攻撃の手が恐ろしい為、物を裏から見ゆがめて言ふ卑屈極まる奴なり、然し乍ら真面目クサッて物を観る奴は融通が利かず、洒落気がなく木石同様である。斯うい...
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幸福

古往今来、如何なる人間と雖も幸福を冀はぬ者はあるまい。幸福こそ実に人間最初にして最後の目標であるからである。幸福を獲んが為の学問であり修養であり努力であるに拘はらず、満足に掴み得る者は果して幾人あるであらうか。大部分は幸福を獲得せんと思ひ続...
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巻頭言

本教団も愈よ雑誌を刊行する事となった。勿論必要に迫られる時期になったからで、言ふまでもなくそれは発展を物語るものである。由来今日迄の宗教雑誌は信者のみを目標とした関係上視野が狭く、独善的な記事が多く、第三者をしてあまり興味を湧き起させない傾...
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地上天国1~10号

■地上天国一号 昭和二十三年十二月一日 ・巻頭言 ・幸福 ・皮肉文学の弁 ■地上天国二号 昭和二十四年三月一日 ・巻頭言 ・選挙費用金壱万円也 ・犯罪増加と其解決策 ■地上天国三号 昭和二十四年四月二十日 ・巻頭言 ・理論宗教と行動宗教 ・...
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・地上天国1~10号 昭和23年12月1日~24年11月20日 ・地上天国11~20号 昭和24年12月20日~26年1月25日 ・地上天国21~30号 昭和26年2月25日~11月25日 ・地上天国31~40号 昭和26年12月25日~2...