世界救世教、岡田茂吉、御神書、御論文、明主様

信仰雑話

東洋と西洋

天地間凡ゆる物に、陰と陽のある事は誰知らぬ者もない。そうして私は此陰陽を経緯(タテヨコ)に別けてみるが、陽は経であり、陰は緯である。この経緯を左に分類してみよう。経--日、火、東洋、霊、男、仏教、 赤、山、昼緯--月、水、西洋、体、女、基(...
信仰雑話

家相方位

私は家相方位に就てよく質問されるから、大略を書いてみるが、人間には人相という事がある如く、家にも家相があるのは当然であろう。人間も人相の善し悪しによって運不運に大関係のある如く、家相も善い悪いによって運不運に影響するのである。私の説く家相は...
信仰雑話

十干十二支の弁

十干十二支に就て私はよく質かれるから、茲に大略説明する。十干とは木火土金水の五行に対し、一干を陽と陰、即ち兄と弟に分ける。兄をエといゝ、弟をトという。例えば木の兄は甲(キノエ)であり、木の弟は乙(キノト)である。昔から世間で兎や角いう丙午(...
信仰雑話

地球は呼吸する

凡ゆる生物は呼吸してゐるという事は誰も知ってゐるが、実は植物も鉱物も其の他万有は悉く呼吸してゐる。そうして地球も呼吸してゐると言ったら、一寸意外に思うかもしれないが、左に説く処によって成程と肯くであろう。抑々、地球は一年に一回呼吸する。息を...
信仰雑話

地震に就て

此の稿は昭和廿三年六月廿八日、福井市を中心として大地震があった直後、参考の為地震に就ての私の所説を書いたのである。抑々、神道の天地創造説によれば、宇宙太初(ウチュウノハジメ)は水蒸気のような水泡のような物質であったが、創造的活動が開始され...
信仰雑話

科学の力

現代人は如何なる問題と雖も、科学によって解決せられざるものはないように言い、科学は万能薬のように思われてゐるに対し私は質問したいのである。それは道徳は、芸術は、恋愛は、科学によって解決出来るだらうかという事である。今仮に科学によって道徳上の...
信仰雑話

主義というもの

世の中の種々の思想や運動の動機として、何々主義と名付けて目的を達成しようとする現実は、普(アマネ)く人の知る処である。然るに此の主義なるものは或る程度の成功はしても、究極に於て必ず失敗し、消滅してしまう事も、常に見る処である。之は如何なる訳...
信仰雑話

気候と天候

気候と天候に就て霊的解釈をしてみるが、科学的解釈に馴れた現代人には、私の説は首肯出来兼ねるかも知れない。然し乍ら之は神示によるもので、私としては確信を以て発表するのである。先づ一口に言えば、気候の変化も、天候の好し悪しも、人間が作るという事...
信仰雑話

運命と自由主義

宿命と運命に就てよく質ねられるから説明をする。先づ宿命とはその人に与えられた決定的のものであるから、聊かも換える事は出来ない。然るに運命は限定された或枠内の中は自由自在で、その人の努力次第で、枠内の最上位に迄は到達なし得ると共に、その反対で...
信仰雑話

下座の行

下座の行という詞(コトバ)は昔からあるが、之は人間処世上案外重要事である。しかも信仰者に於て殊に然りである。信仰団体などに、教義を宣伝する先生に、どうも下座の行が足りないように見える事が屡々ある。昔からの諺に「能ある鷹は爪隠す」とか、「稔...