世界救世教

明日の医術

掻癢苦

人体に於ける痛みの苦痛は、誰も知る所であるが、掻痒の苦痛は体験者でないと判り難いであらう。実に病的掻痒苦は、痛みに劣らぬ苦しいものである。此疾患の原因としては薬毒、然毒、食餌中毒の三種であって、其中薬毒に於けるものから説いてみよう。先づ、掻...
明日の医術

痛苦

痛苦即ち痛みなるものは如何なる訳であるかといふに、前にも述べた如く浄化作用の発熱によって凝結毒素が溶解され、液体となった毒素が、何れかに出口を求めて、その方向に進まんとするその運動が、筋肉の神経を刺戟する。-それが普通の痛みの原因である。以...
明日の医術

発熱

医学上、発熱の原因として今日迄種々の説が行はれてゐるが、今日一般的には、発熱中枢なる機能が頭脳内に在って、それが何等かの刺戟によって熱が発生するといふ説である。又、四肢の運動に由る為と、肝臓及び腎臓からも発熱するといふのである。そうして人間...
明日の医術

病気症状と其解剖

茲に、病気症状といへば、大別して左の如きものであらう。発熱、痛苦、掻癢苦(ソウヨウク)、不快感、嘔吐、下痢、浮腫(ムクミ)、盗汗(ネアセ)、眩暈(メマイ)、不眠症、憂欝感、麻痺、咳嗽、逆上(ノボセ)、耳鳴、痙攣、冷へ、便秘等であらう。之等...
明日の医術

神の経綸

抑々宇宙とは何ぞや、それは無限大の空間の中に、太陽、月球、地球及び星辰が存在している事は誰も知る処である。そうして吾々の住む此地球こそ宇宙の中心であり、主である。又日、月、星、辰は地球の為に存在し、地球は日月星辰によって存在するのである。故...
明日の医術

惟神医術

私が創始した此医術こそは、真の日本医術であり、日本的療法と思ふのである。それに就て私は、別の方面から観察してみたいのである。別の方面とは何であるかといふと、それは日本神道即ち惟神の大道によってである。そうして、惟神の大道とは、私の考察によれ...
明日の医術

幸福への道

凡そ如何なる人間と雖も幸福を希はぬ者は一人もあるまい。全く幸福こそ、人間の欲求としての最大のものであり、最後の目標でもあらう。そうして幸福の最大条件としては、何といっても病気の無い人間、病人の無い家庭之以外にないであらう事は余りに明白である...
明日の医術

肺結核治癒の過程

先づ、結核における第一期第二期の症状としては、微熱、咳嗽、喀痰、盗汗、疲労感、食欲不振等であるが、此程度の病症なれば、自然治癒によっても治るのである。その方法としては、成可苦痛にならない程度の運動をするのである。そうする事によって右の如き症...
明日の医術

結核と神経作用

現代医学は、肺結核を製造してゐる事は既に説いた通りである。之に就て私は、別の観点から批判してみよう。元来、人間は他の動物と異なる点は、精神生活がある事である。即ち喜怒哀楽の感情に富み外部からの衝動による感受性の頗る鋭敏であると共に、精神が肉...
明日の医術

科学と迷信

抑々、私の創成した此日本医術なるものは機械や薬剤等の如き物質を一切用ひずただ手指の技術を以て凡有る疾患を治癒するのである。手指の技術とは、実は人間特有の霊気を、手指に集注放射させるのであって、即ち霊を以て霊を治すといふ原理から出発してゐるの...