岡田茂吉

栄光

犯罪をなくすには

近来多い犯罪の中で、最も悪質なのは、僅かな金を奪りたい為、人の命をとるのを犬一匹殺すよりも、簡単に考えているかのようで、斯ういう人間をみる時、常識では到底考えられない程の無鉄砲さに唖然とする。普通から言えば、何たる怖ろしい世の中ではないか、...
栄光

黙っては居られない

吾々からみると、現在の医学は実に不可解である。先づそれに就て言うが、吾々の考え方は、良いものは良い、悪いものは悪い、効果のあるものは認めるべきで、効果のないものは考え直すべきだ。治るものは真の医術であり、治らないものは真の医術ではない。とい...
栄光

憎まれる勿れ

私は、人を憎むなという事を、かいた事があるが、それと共に憎まれる事もいけないのである。というのは憎まれると、どうしても相手の怨み、嫉妬、報復等の悪念が霊線を通じて来る。それが邪魔をして、常に不快感がまつわり、晴々としないから、仕事も巧くゆか...
栄光

再びベルグソンに就て

私は以前、仏蘭西の有名な近代哲学者である、彼のアンリ・ベルグソンに就てかいた事があるが今度再びかいてみたい心が起ったので筆をとったのである。といふのは、よく私に対って、色々な事を訊いたり、又私の方から話す場合、其意味が簡単に判る人は洵に少な...
栄光

地上天国の構想

私は目下造営中の、箱根、熱海に於ける両地上天国に就て、今迄書いた外にまだ色々な事があるからかいてみるが、それはいつもいう通り、地上天国の基礎条件である天然の風景は固より、花咲く樹木や、種々な緑樹、草花等の色彩美もそうだが、巌石、渓流、池等一...
栄光

光が見える

光が見える話は、今迄にもチョイチョイ御蔭話中にも見るが左記の話は光、色、霊衣等色々の種類が見え、而も潜在意識などのない九歳の少年であるから、特に面白いと思うのである。此事は私のかいたものに悉く出ているから、信者は知っているであろうが、其中で...
栄光

病気礼讃の弁

今日よく病気に対する心構えとして、闘病という言葉を使うが、吾々からみれば之程間違った言葉はない。全く病気の根本原因を知らない為とは曰い乍ら、吾々からいえば愛病といいたい位である。つまり病は愛すべきもの、有難いもの、感謝すべきものと思うのが本...
栄光

天国は美の世界

神様の御目標は、真善美完き理想世界を御造りになるのである事は、本教信者はよく知っている処である。としたら其反対である悪魔の方の目標は、言わずと知れた偽悪醜である。今それを解釈してみるが、偽は勿論文字通りであり、悪も説明の要はないが、茲に言い...
栄光

医学の盲点 二つの反対の例

現代医学が如何に誤っているかは、常に吾々の警告を与えている処であるが、言う迄もなくその原因は、学理に囚われすぎて、実際を無視する為である事は、余りに明白である。それに就て反対である二つの報告を読む時、如何に頑固な唯物主義者でも、兜を脱がない...
栄光

之が奇蹟でなくて何であろう

本教の奇蹟の多い事は、宗教史上空前である事は、信者は誰も知っているが、左記二例の奇蹟に至っては、どう考えても大奇蹟である。危険を免れた奇蹟の報告は、馴れっこになる程常に知らされているが、強いて疑えば、偶然という理屈をつけられない事もないが、...