黙っては居られない

吾々からみると、現在の医学は実に不可解である。先づそれに就て言うが、吾々の考え方は、良いものは良い、悪いものは悪い、効果のあるものは認めるべきで、効果のないものは考え直すべきだ。治るものは真の医術であり、治らないものは真の医術ではない。というのが本当の観方と思う。処が最もいけないのは、色眼鏡で物を見る事である。それと共に些かも感情も交えたり、曲げたりしてはいけない。絶対厳正公平に観、事実に立脚して批判する、之が正しい態度である。

右のような目を以て見る時、現代医学の診断も療法も、遺憾ながら余りに情ないと言えよう。従って何とかして一日も早く、医学の蒙を目醒めさせたいものである。そうでなければ、人間は実に可哀想で見ていられない位である。左記の例はそれをよく物語っているから、活眼を開いて、よく読まれたいのである。

まちまちな医診よりも信頼すべき浄霊
論より證拠治ればよい!

(本文省略)

(栄光百十三号 昭和二十六年七月十八日)