御神書

栄光

神を見せる宗教

之は今始まった事ではないが、有神論者が第三者に対って神の実在を説く場合、何程種々の例を挙げて説明しても、容易に納得出来ないのは、誰も経験する処であろうが、之は独り本教に限らず、他の如何なる宗教でもそうであるのは殆んど例外はあるまい。処で自画...
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米国に於ける驚くべき病者の氾濫

下記の報告は本教信者立松文二君が、米国ノートルディム大学(カソリック系)に留学一カ年を経た最近一先づ帰朝したが、予て依頼してあった現在米国に於ける主なる病気の統計を、精査記録したものを持って来たので私は之を見るや唖然としたのである。それは余...
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医学断片集(二十一) 薬と名の付くものは全部麻薬なり

今日人世は麻薬というと、非常に恐ろしいものゝように思っているが、実は薬と名の付くものは、全部麻薬である事の意味をかいてみるが、之は誰も知る如く初め麻薬を用いるや、頭脳は明晰となり、爽快感が起るので、段々癖になって了うので、之が中毒である。処...
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菜食のよき例

此間奈良薬師寺の管主であり、法相宗(ホッソウシュウ)の管長である橋本凝胤(ギョウイン)師が、武者小路流の茶道の宗家官休庵師匠の案内で来られ、数時間談話を交したが、殆んど十年の知己の如く話がはずんだ末夕飯となり、共に食事をしたが、驚いた事に...
栄光

悪の世の中

現在世界のどの民族もそうだが、戦争と病気の不安、思想問題、経済難等、何や彼やで苦しみ抜いているのは、誰も知る通りであるが、茲では先づ日本の一々に就てかいてみよう。其中での大きな悩みである経済難からかいてみるが、政府は固より、民間に於ての経済...
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医学断片集(二十) 塵芥溜には虫が湧く

時々訊かれる事だが、人間の腹の中に寄生虫が湧くのは、どういう訳かという事である。ヤレ蛔虫、十二指腸虫、蟯虫など色々あるがそれに対し私は斯う答える“つまり人間の腹の中へ虫が湧くのは、腹の中が塵芥溜と同じになっているからである”と言うと、誰しも...
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薬毒の恐怖

凡ゆる病原は薬剤である事は、私の常に唱えている処であるが、之に就て一層深く突込んでかいてみると、右の原理を常に頭に置いて診査すればよく分る。例えば此病気は何の薬を服んだ為とか何の注射の為とか、何を塗布したからだとか、洗滌したからとかを考えて...
栄光

悪の追放

現在の世の中は、まだ文化の進歩が遅れている為ではあろうが、どうも識者なるものは実に馬鹿々々しい事に骨を折っている。それは何かというと、ヤレ共産主義とか、社会主義とか、資本主義とか、何々主義などといって、色々な主義を作り、一生懸命になっている...
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⦿(ス)の文化

此標題を説くに当っては、先づ最初⦿(ス)の意味からかいてみるが、見らるゝ通り(ス)とは、○の真中にチョンが点いている。只之だけなら別に大した意味はないが、実は此⦿(ス)の形程神秘偉大な意味はないのである。それは何かというと、此○は斯ういう意...
栄光

医学の罪悪観

此標題を見たら、第三者としては余りの意外な言葉に、唖然として私の頭脳を疑うかも知れない。然し私にして初めて言える言葉で、他の如何なる人も言う資格はないであろう。何故なれば現在の世界は其悉くの民族は、現代医学を以て無上のものと信じ、些かの疑い...