御神書

栄光

本教信者の幸福

本教信者の御利益は余り大きく素晴しいので、つい馴れっこになり忘れ勝なのは誰も経験する処で、今更かくまでもないがそれでも気附かない点も色々あるであろうから、茲にかくのである。今日人間生活上何が怖いといって、病気程怖いものはあるまい。という訳で...
栄光

医学断片集(二十四) 手当

昔から病気に対して、手当という言葉があるが、どうもピッタリしていない。之を文字通り解釈すると、手を当てるということであるが、手を当てるだけで病が治るとしたら、病は屁のようなものであろう。といって今日の医療の如く薬や注射、色々な物的療法をする...
栄光

善意の罪悪

この題を見たなら皮肉に思えるかも知れないが、適当な題名がないから右のように附けたのである。ではその意味は何かというと、現在のお医者さんであるが、考えると実に割に合わない職業と思うのである。成程医師自身は素晴しい進歩した医学と思っているが、実...
栄光

信仰とストライキ

今時局問題として、国民大衆が最も脅威を受けているのは、炭労ストと電産ストであろう。之を解決しようとして政府は固より、中労委などが種々の打開策を講じ、懸命になっているが、どちらも意外に強硬で容易に解決の方向に進まず、前者は五十日以上、後者は七...
栄光

医学は科学?

私は常に現代医学は、まだ幼稚なものであると曰っているが、それについて成可詳しくかいてみよう。先ず現代医学の考え方は、病原は悉く黴菌としており、その種類なども色色な研究によって増えつつあり、その培養手段や感染の経路などについても、大いに進歩し...
栄光

安心立命

よく安心立命という言葉があるが、これは精神的の面に限るように世人は思っているようだが、この考え方は大きな間違であって、真の安心立命とは物質も伴わなくてはならないのは勿論である。考えてもみるがいい、病気、貧乏、争いの三つの災厄の内の、仮え一つ...
栄光

医学療法と信仰療法

今日医師諸君は勿論の事、インテリ階級の人達は例外なく、信仰で病気が治る事実に対し、決って左の如き解釈をする。大体病気というものは、病は気からといって精神作用が案外大きいものであるから、信仰で病気を治そうとする場合、その宗教の教師などから神仏...
栄光

医学断片集(二十三) 神経とは

御医者さんは病原が分らない場合“其の苦痛は貴方の神経の為です”といって済ましているが、よく考えてみると之位可笑しな話はないと思う。というのは何等の原因もないのに、神経の為苦痛を感ずるとしたら、其の神経こそ病気に罹っているのだから神経を治すの...
栄光

医療とは

之に就いて私は、筆に口に常に知らしているので、一応は言い尽したように思われるが、実はまだまだ足りない気もするので茲にかくのである。何しろ一般の人は医学迷信に陥っている結果、病に苦しんでいる人が余りに多く、到底見ておれないからである。といって...
栄光

新しい愛国心

此の愛国心という言葉ほど、世界共通のものはあるまい。どんな国でも之を金科玉条としていない国は恐らくないであろう。日本に於ても終戦前迄は、他国に見られない程の旺盛な愛国心が国民全般に漲っていた。其の原因は勿論天皇制の為もあり、天皇を以て国民の...