肩の重要性

□肩と食欲
○私はいろいろと昔の毒素がウンとあります。順繰りにとれてますが、昨年の秋あたりから、肩を柔らかくするために肩を浄霊しました。それでごく固い所は指から霊を入れるのです。そうするとだんだん柔らかくなるのですが今は昨年からみると食欲は倍くらいになりました。そうして非常に美味しいのです。
○この間肩を柔らかくしろという事を言いましたが、それはつまり食欲が一番出るという事なのですが、どの位柔らかくすればよいかというと、触ってみて、或いは本人でも分かりますから、本人が触ってみてフカフカになればよいのですが、ところがそうなるにはなかなか大変です。何処かしらに必ずあるものです。あるばかりではないので柔らかい所はないくらいなものですそれがうまくいっぱいに固まってますから、それが当たり前の様に思うのです。それで或程度半分位に溶けてくると食欲が大いに増えてきます。そうすると太ってきます。痩せているということは肩です。太るのも痩せるのも自由自在だという事を前に言った事がありますが、それは肩を柔らかくするだけで太ります。それが分かれば痩せている人は助かります。これは大体人にやってもらわなくても、自分で溶かすと溶けます。手をくっつけない様に少し浮かしてやるのです。わたしも始終やってますから大分柔らかくなりました。それから上からやってもよいです。とに角食欲さえあれば結局何でも治ります。浄霊すればどんな病気でも治るに決まっているので、ただ治るまでに衰弱で倒れるので、衰弱は食事ですから、そこでこれによって衰弱を防ぐという事になりますから、根本的のことです。             
○それから消化不良とか胃下垂とか胃痙攣とかにも非常に効果があります。だから上半身の病気は肩を柔らかくするという事がいちばんよいという事を知って、肩を中心にやるとよいです。それから次は頸の周りですが、特に延髄附近から淋巴腺、此処は大いにやらなければなりません。

□肩と肺・心臓・胃・喘息
○それからこの前も“結核は肩を主にして浄霊する”という事を言いましたが、これは結核ばかりでなく、心臓病でも胃病でもこれが最も効果があります。
○心臓病の人は必ず左の肩が凝ってます。これが溶けたものが心臓の廻りに固まって圧迫するのです。それが心臓病です。喘息も無論それです喘息の方は横隔膜の方に固まるのです。ですからよく医者の方では心臓性喘息と言います。それで心臓の活動が悪くなるから肺の活動が悪くなるのですこれはみんな知っているでしょうが、肺は水で心臓は火ですから、火が多くなれば水がよく活動しますから肺にもよい影響がゆくわけです。 
○そういうようで肩を柔らかくすると肺が良くなるという事は、心臓が良くなるからです。それから肩が柔らかくなると非常に腹が減るのです。そういうようで食欲が増えるという事は胃の活動がよくなるわけです。ですから肩を柔らかくするという事は肺と心臓と胃が良くなります。ですからこの三つが良くなるという事は、他は問題ではありません。他の事は付録みたいなものです。

□肩と肝臓・膵臓・胆嚢
○肝臓が悪いと言ったところで、やはり肩から下がって溜まるのです。それから肝臓が悪いと、こういう所(腰)溜まりますが、それも肩から下がって来るのです。すれから糖尿病は膵臓ですが左の方です。此処も肝臓と同じようなもので、肝臓が悪くなるから圧迫されて、胆嚢も起こり黄疸も起こるというわけですから、大体、肺、心臓、胃とこの三位一体がよくなれば問題はありません。
○それから胃が良くなれば肝臓も膵臓も良くなり、胆嚢も良くなります。

□肩と頭
○あとは頭ですが、今は頭を非常に使わなくては生活できません。昔の様にノンキな時代ではないから、どうしても頭を使います。それで頭を使うと、これに固まりが来ます。これは大体は肩に溜まった物が、頭を使うので此処に来るのです。ですから肩を柔らかくするとこれも柔らかくなります。それで後頭部に溜まった物が溶けると赤痢ですが今は赤痢が流行ると言って大騒ぎをやってますが、当局が一番注意しているの事は、手をよく洗えという事で、実に滑稽です。赤痢はいつも言うとおり後頭部の毒結が溶けて肛門から出るというものです。
○それからみんな首の廻りに固まりがあります。これがいろいろな病気の原因になりますが、これは一旦肩に固まった物が頭の方へ行くのですから、肩をやると首の周りの固まりも非常に溶けやすくなります。ですから肩こそあらゆる病気の急所です。但し中風だけは駄目です。中風の人はかえって肩が柔らかいのです。その代わりに首に固まるから、それが溶けて脳の中にはいって行くのです。
○中風の人は首の廻りに必ず固まりがあります。それは右か左かです。それから後頭部ですが、これも右か左かにあります。つまり毒素が下に行くべきが、上に行って其処に固まってしまうのです。これはその人の職業的の体の使い方によって其処に固まるのです。そうしてこれが急に溶けて来て頭のなかにはいるのが脳溢血です。そうして右が凝っている人は左の手足がブラブラになるのです。中風だけは肩でなく、今言う首の固まりです。そういう人はごく少ないので、一番多いのは結核───肺、心臓病、胃、腸それから今流行っている赤痢です。
○結局上は肩を主にして、それから頸の周りです。それから頭は脳天の奥に毒がある人が多いです。これは始終心配すると此処に行くのです。それから頭を使うと此処に寄ります。本に書いてあるとおり、記憶とか、本を読むとか学問をするとか、そういう考えるのは前頭部です。後頭部は感情です。ところが心配するのは感情と智性と両方使うから脳天に来るのです。そこで此処の中心が重い人、苦しい人は沢山ありますが、それは此処です。それから後頭部、延髄という順序でやって行けば何病気でも良くなります。 
○それから熱ですが、頭や方々にある熱も肩かをやると大抵は下がります。だから健康診断をするには肩をみるに限るのです。柔らかければきっと健康です。
○それから一番厄介なのは必ず此処(延髄)に固まりがあるので、此処にない人というのはありません。多い少ないはありますが、必ず棒のような人とか、石がはいっている様なのがあります。全部柔らかいという人はありません。だから今の人は全部病人です。大体今の人で長生きしても大抵七十から八十が長生きの方ですが、ところがそういった固まりがなくなると百以上は必ず生きるのです。だから実に大したものなのです。寿命を延ばす事位は何でもありません。そこであんまり話がうますぎるので、かえって先方は本当にしないでいるのです。そういうわけで此処(延髄)です。       
○今年はいままでで日本脳炎が昨年の十倍だというのです。これは何時も言うとおり、頭を天日で照らすために後頭部に毒素が集中するわけです。その毒素というのは背中の毒が多いのです。人間は背中の方がずっと毒が多いのです。何故背中に毒が多いかというと、人間はうつぶせに寝る人はいないので仰向けに寝るから、背中に溜まるのです。それで背中一面から肩にある毒素が、頭を照らされるので上がって来るのです。それで人間の体はうまく出来ているので、後頭部まで来ると外に出される事になっているのです。それで後頭部から頭脳を通過して目脂や洟になって出るのです。それで出る場合には必ず血が混じっているのです。それはここの毒結が出るのです。これが出るだけ出ればなおってしまうのです。それを氷で冷し、いろいろして出さないようにするから、ここに固まりが出来てしまうのです。治ってから馬鹿になるとか、頸が自由にならないとか、 手が痺れてしまうというわけです。それは固めるからで、放ったらかしておけばあんなものは治るに決まってます。
○それからどんな人でも前頭部に熱があります。脳貧血の人は冷たいですが、普通の人は必ず熱がありますこの熱は或る程度はやむを得ませんが、触ってみて芯に熱のある人と、上っ面に熱のある人と両方あります。触ってみて、芯にある人はどこまでも熱いですが、上っ面の人は何時までも感じません。本当から言えば上っ面の熱もやっぱりいけませんが、そういうのは別に何でもないと言ってよいです。やっぱりいろんな事を考えると毒が此処に集まるのです。頸から上に毒がなければいくら考えても集まりませんが、そういう人はないから、いろいろ考えたり心配すると前頭部に毒が集まるのです。それで男はそうでもないが、女のヤキモチは其処に集まりますだからヤキモチでなくてヤキ頭です。
○それからこういう事を考えなければならないのです。人間は上半身と下半身は天地になってますから天帝(頭の中央)が丁度女の前に当たる事になってます。もう一層突っ込んで話をすると、性的の意味は前頭部の此処に関係があるのです。これは男子に多い事ですが、ストリップをみると、目から前頭部のこの中を刺激するのです。そうするとこれが直ぐに下に行くのです。これは性科学です。この男子の性欲というのは、原因は前頭部にあるのです「神様の方の医学もやっぱり今流行の性科学の方なのです」ですから前頭部に熱のある人はやはり下部を浄霊するという事が肝腎なのです。どうも頭痛がして頭が工合が悪いという人は今の下部の急所をやると治ります。ですからこれは天地になっているわけです。

□肩とスポーツマン
○スポーツマンが割に早死というのは肩が固いからです。砲丸投げとか棒高跳とか水泳とか、みんな肩に力を入れるから肩が固いのです。又スポーツマンに限って結核になりま ます。これは肩に固まった物が浄化熱が起こって溶けて咳と痰が出ますから、それは医者に行けば結核にされます。そういうようで肩が柔らかいという事が一番です。

□肩と子供
○子供でも学校の成績の悪いのは必ず肩が固いのです。腺病質という、青い顔してヒョロヒョロしたのはみんな肩の病気です。子供などは簡単に肩をやってやるのです。
○大体本人が肩か凝るという事を言いますから、それでわかりますが、子供は触ってみればすぐ分かります。それから赤ん坊に沢山あります。カン持ちやジレたり、非常によく泣くのはみんな肩が固いのです。それからよく熱をだすのがそうです。

□肩と扁桃腺
○それから扁桃腺は子供に多いですが、やはり肩の毒が行くのです。

□肩と手足・腰
○それから手足の工合の悪いのもやっぱり肩です。ですから足が工合が悪いという人は肩をやると足の工合がよくなってしまいます。そういう工合で、肩を柔らかくするという事が一番の急所だと思っていればよいです。
○この間面白い事がありましたが、舌がつり、ロレツの廻らない人ですが、この原因が鼻の奥にあります。舌がつるのは、普通は此処(顎下)で横からつるのが普通ですが、縦につるのがあります。それは医学で言うアデノイドという所の辺からつるのです。ですからそういうのは、此処(鼻と口の真中の奥)と後の真中をやると、そのつるのがずっとよくなります。だからその原因というものは実に案外の所にあるものです。    ○それから足や腰の悪い人で頸をやってから良くなる人も沢山あります。上半身は今言うとおり肩を中心にやるのです。              

□肩と目
○それから近頃、トラホームという目の病気は後頭部に必ず固まりがありますから、これを溶かせば盲目でも必ず見えるようになります。此処に固まっているのは、やっぱり肩から来ます。此処に固まりがあって、こういうように肩から来ます。そういうように固まっている人で目の見えない人は随分あります。そういう人は目の後、と言ったところで中心がありますから、その交錯した中心の固まりをとれば必ず見えてきます。ただそれを溶かすには相当かかります。それはできるだけ力を抜いて中心を狙ってやると幾分ずつ溶けて来るから見えて来ます。だから盲目を治すのも別に難しいことはありません。
○これは大体肩から背中の毒が頭を照りつけられるので寄ってくるのですが後頭部に寄って頭を抜けて目脂と涙になって出て来るのです。その時に医学では冷やしたりするから、頭の何処かに固まるのです。そこで後が片端みたいになるのです。ここ(前頭部)に固まれば眼が見えなくなるとか、横のほうに固まれば耳が聞こえなくなると、頸の方に固まれば手が痺れるとか、そういうわけです。ですから何もしなければ、でるだけ出て治るに決まったものです。

□肩と耳
○それから耳では、耳鳴りというのは多いですが、耳鳴りは此処に(延髄頸筋)に必ず固まりがあります。それから中耳炎をやった人で聞こえが悪いというのは耳下腺です。これが中耳炎の筋ですから、こういう所に固まりが残ってますから、それを溶かせばよいのです。