青年にして之からといふ時、結核といふ致命的病に取りつかれ、折角の前途を暗に葬る人々が、今日如何に多いかは誰も知る通りである。而も物質に恵まれた若人程そうであるから、気の毒なものである。此青年などは幸ひ家が余り富んでゐないので、医師にもかからず、宗教で治そうとしてゐた為、薬毒の被害を受けてゐないので、浄霊を受けるや忽ち好転、遂に全快したので、その幸福歓喜の心情はよく現はれてゐる。
故に、此浄霊医術が知れ渡るとしたら、国家として生産に役立つ青年が増へるから、経済上如何にプラスになるかは言う迄もない。而も健康を快復すると共に、神の実在をも知る以上、正しい人間となり、世の為人の為に尽す事になるから、之程の救いはあるまい。
肺浸潤を御救い賜って
(本文省略)
(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)