手術とは

 此患者は肋骨七本も切除したが、之が近頃流行の結核療法であろう。そんなにまでして一時的小康を得るだけの効果で、根治とはならないのは、医師も分ってはゐるだろうが、外に方法がないので次善的手段として行うだけの事であろう。


 此様な例を見るにつけても、現在の幼稚極まる医学の為の犠牲者こそ気の毒なもので、何とかして此蒙を分らせたいものである。


肋骨七本切除の私を御救い頂いて

(本文省略)

(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)