精神病の原因

 近来日本に於ても精神病が非常に増えたとされてゐるが、之は当然である。勿論此原因も薬毒の為であって、今日の人間は矢鱈に薬を用いると共に、頭脳を使うので、薬毒は後頭部から延髄附近にかけて固結する。その固結が脳の血管を圧迫するので、脳貧血を起す。それが不眠症の原因となるので、不眠が長く続くと精神病が起るのである。故に此治療法で右の固結を溶解排除すれば、眠れるやうになるから治るに決ってゐる。処が医療では不眠症を治す事が不可能である為治らないのである。之に就いて近来電気療法が若干効果ありとされてゐるが、電療は毒素を固めるからそれだけ縮小され、脳貧血は幾分緩和される、それだけの効果で、無論一時的で本当に治るのではない。


 此患者が、浄霊するや連続的下痢があったのは、後頭部の固結が下痢で排泄されたから治ったのである。従って吾々の方では精神病は治りいい病気とされてゐる。


奇縁! 御浄霊の先生は昔の恩師、かくて精神病一歩手前を救はる

(本文省略)

(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)