私は医学が結核を作る訳を、結核信仰療法に詳しくかいてあるが、之は仲々信じ難いであろう。何しろ医学は大いに進歩したとしてをり、各国の政府はじめ学者、学校教育、言論機関等揃って宣伝してゐる位であるからである。処が事実は左の御蔭話を見ても分る如く、此患者は最初軽症な肺浸潤で、三ケ月も安静にすれば治ると曰はれたので、その通りにしても治らず悪化する一方であっても気が付かず、医学を絶対なものと信じて、遂には病院遍歴者となり、死の一歩手前にまで来た。その経路を読んでみると、医療が病気を増悪させる事実がよく分るのである。
死を覚悟した胃下垂、肺浸潤を御救い頂く
(本文省略)
(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)