浄霊は輸血なり

 今日医学では輸血を以て治療上不可欠のものとなし、血液銀行などといって、人間から絞った血液をその銀行へ貯蔵するという、吾々から見ると嗤へないナンセンスである。此原因は全く唯物科学の無力からであって、血液は霊の物質化といふ真理を知らないからで致し方ないが、之に就いて私はいつもいってゐる通り、一回の輸血量と五分間の浄霊と同様の効果であるから、浄霊こそ最も進歩した輸血法ともいえやう。 処が今度その好適例が、左の通り報告された。それは此患者の病気は、名古屋医大に於て日本には二つとない奇病で、医学では手の付けやうがないといはれ、突っ放されたのである。というやうに此病気は最も悪質な貧血症である。それ程の難症が浄霊によって快復したのであるから、全く世紀の奇蹟である。私は現代医学は子供騙しにすぎないと常に曰ってゐるが、寧ろそれ以上かも知れないと思う。何故なれば無力処か、有害な存在といってもいいからである。之は余りに酷い言ひ方かも知れないが、之が実際であるから仕方がない。若し右の言が信じられないとしたら、一度本教へ来って検討してみられん事である。


名大にて見放された日本で最初と云はれた悪性貧血に御守護戴いて

(本文省略)

(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)