此標題を見たら現代人は唖然とするであろう。事程医学に信頼を払ってゐる今日であるからである。従って私は斯んなにまで言いたくはないが、厳然たる事実である以上、そう言はざるを得ないのである。という訳で一日も早く万人に目醒めさせ、此恐るべき医学の被害から救はれる事を、念願して止まないので、之が神から与へられた私の使命だからである。
左記患者の最初からの経過を読めば読む程、慄然とするであろう。而も本人の手記である以上、疑う余地はあるまい。之が普ねく社会に知れ渡るとしたら、当然医学は革命されなければならないのは勿論であろう。
カリエスの為、曲りつつありし脊柱を伸ばして頂いて
（本文省略）
（医学革命の書 附録（おかげ批判） 昭和二十八年）