此患者は肺浸潤で雲翳を認められ、医療三ケ月に及んでも些かもよくならず、悲観のドン底に陥ってゐたのが、偶々通りがかりの際、路傍の人から本教の話を聞き、疑い乍ら浄霊を十回受けた処、それで全快して了ったので本人は固より、医師も驚いたのである。それでも安心出来ず、他の病院で検診を受けた処、雲翳を認めず、完全に治ったと曰はれて、漸く安心したというのである。茲で考えてみて貰いたい事は、之程信頼してる医療で治らず、之程疑ってゐる浄霊で全治したのであるから、此事実を何と見るかである。
以上の如く、医療の無力と、浄霊の効果が顕著であるとしたら、今日結核という国民病が造作なく治る療法が、已に現はれてゐる事を知った以上、当局は直ちに採用すべきが本当ではなかろうか。若し之を知っても尚逡巡、現在の医学を捨て切れないとしたら、その人々の頭脳を疑はざるを得ないのである。
肺浸潤を癒され神の実在を知る
（本文省略）
（医学革命の書 附録（おかげ批判） 昭和二十八年）