此患者の経過を読んでみると、恐ろしい気がする。何しろ最新の医療を医師の言うがままに熱心に受け、注射二千本、服み薬無限といふ程に、あらん限りの療法を守ったに拘はらず、悪化するばかりで、その日々の苦しみたるや、本人以外第三者では到底想像もつかないであろう。それが運よく最初から疑ひ乍らも浄霊を受けた処、ドシドシ快くなった処、それでも医学迷信から目覚めなかったが、真理には抗し難く、遂には兜を脱いだのである。
此様な例は今日世間いくらでもあるだろう、否益々増えつつある現状であるから大問題である。従って私としては医学者に是非之を読んで貰ひたいと思ふのである。そうすれば、医学の盲点と、浄霊の如何に素晴しいものであるかが分り、考えざるを得ないであろう。
通算七年、注射薬約二千本の重症第三期結核癒る
(本文省略)
(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)