此患者はカリエスと肋膜の併発で、二十九才の若い身空であり乍ら、ギブスベットに入り、生ける屍の如き生活をしてゐたのが救はれたのであるが、今日此様な気の毒な青少年は、何人あるか分らないであろう。之に対し医療は、只固めて痛みを除るといふ方法より外にないのであるから、情ない世の中である。之に就いて医学の誤謬は、膿が出るだけ治るべきものを反対に解釈し、固めるのを可いとしてゐるのであるから、不具者を作るやうなものである。
処が浄霊の方は、それと反対に膿を出るだけ出るやうにするのであるから、根本的に治るのであるから、病気以前と少しも変らない健康人となるのである。全く浄霊こそ偉大なる救いでなくて何であろう。
不治と思われし脊髄カリエス、肋膜炎も救はる
(本文省略)
(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)