嗚呼偉大なるかな浄霊

 此実例は慢性胃腸病、眼球の大負傷、重症脱腸等、どれもこれも医学では手の付けやうがない程の重難症であるに拘はらず、次々と簡単に治る此事実は、世界に対し日本の誇りとしても、敢て過言ではあるまい。といふのは此一つだけでも、日本中の博士が全部集ったとて、治せない事は勿論である。而も此施術をする人達は、医学の医の字も知らない、言はば素人のみであり、数日の修業で学んだのであるから、之程の奇蹟は恐らく何人も信ずる事は出来まい。としたら之が神の力でなくて何であろう。


 之を考へたなら、之程の治病法が生れたといふ事は、大いなる理由がなくてはならない筈である。之こそ言う迄もなく神は、病無き世界を造る御目的を以て私に対し、必要な智慧と力を与え給ふたのであって、此事が信じ得られれば、至極当然である事が分るであろう。併し之程の偉大なる医術が、人類史上例がないので、容易に信じられないのは無理はないと思ふ。


 故に、此真相が分るとしたら、キリストの奇蹟などは、私からみれば日常茶飯事といっても間違ってゐないと思ってゐる。


胃腸病全治、入信後数々の御守護頂いて

(本文省略)

(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)