嗚呼医学

 医学が無力である事は度々かいたが、驚いた事には、診断すら殆んど出来ない事である。此患者は三人の医師に診て貰っても区々で、気の毒な位である。此様な医学が貴重な人間生命を扱ふとしたら、之以上危険千万な事はあるまい。処が医学迷信に罹ってゐる一般大衆は、之を信頼してひどい結果になるのであるから、何と恐ろしい世の中であるか、膚に粟を生ずるのである。此悲惨なる状態を見そなはし給ふ神は、それを救ふべく大愛の手を差伸べられた御手が我救世教であるから、本教が生れないとしたら、人類は結局に於て滅亡するのは勿論である。


 故に本著こそ全世界に差伸べられた救ひの御手と信じて、一刻も早く掴らん事である。従って之に掴らぬ人悉く滅びの運命に赴くのであるから、覚悟されたいのである。重ねていふが、科学迷信の虜となった人達は、本著を読んでも斯んな非科学的な事があって堪るもんか、巧い事をいって嚇かし、恐怖心を起させて、信者獲得の手段とするのであるから、ウッカリ出来ないと、折角の救ひを放棄する人も沢山あるだろうが、之程愚かにして哀れむべき仔羊はないであろう。


医学上原因不明の病気が僅か四回の御浄霊にて救われる

(本文省略)

(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)