不幸を作る医療

 此患者は最初八才の時、腰部関節炎と診断された。此病気などは、吾々からみると軽い病気であって、精々一週間か二週間で全快すべきものを、それを知らないから無理はないが、医療は固より、世の中にありと凡ゆる療法を受けたに拘はらず、漸次悪化し、どうにもならないやうになった時、本教を知り浄霊を受けたので、短時日で現在は殆んど全快といふ程になったのであるが、それ迄の経過を検討してみると、何としても薬毒が最も影響を与へてゐたのがよく分る。勿論その他の療法も治すのではなく、治さない方法である事もよく分る。


 此事実をみても、今日の凡ての療法が、如何に誤ってゐるかが分ると共に、散々金を使ひ、その苦痛たるや涙なくしては読めない程であるので、全く悲惨極まる社会である。之が文化が進歩した社会と思ってゐるのであるから、その迷蒙なる何ともいふ事は出来ないのである。それに引換え浄霊の素晴しさは読む通りであるから、此報告を読んだだけでも直に分る筈である。若し分らないとしたら、その人は根強い医学迷信に罹ってゐるからで、全く哀れなる仔羊である。


私の難病膝関節炎十年間の病床より救わる嬉しさ

(本文省略)

(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)